最後の第4回目のいのちのふれ愛講座
「自信を持って性を語ろう、性を生きよう」を開催しました。
11月25日紅葉で色づいた寒い土曜日の朝、助産師会館にお母さん6名と
子供達にお越しいただきました。今日は大人だけのお話なので、
子供たちは座敷をプレイルームにしてオモチャで遊んでもらいました。
(赤ちゃん人形でごっこ遊びが盛り上がってましたね!)
はじめに、自分の持っている性のイメージについて話し合いました。
自信を持って話をするためには、良いイメージの性だけでなく、
危険な予防しないといけない性や、理解しにくい困難な性の知識も必要です。
性について何も教えてもらっていない私たち大人も、子供達と一緒に本を読んだり、講演に行ったりして意識して学んで行きたいですね。
(性のイメージを自由に書き出しました。上はよいイメージ、下は悪いイメージ、真中はどちらでもないです。)
自分らしい性のあり方、感じ方は幼児期や思春期の家庭や学校の生活を通してインプリンティングされていきます。
何も教えないで、人生の初めて触れる性の情報が、間違ったメディア情報でいいのですか?
「間違った情報を鵜呑みにしない、友達の言うことや流行している情報に流されない、
自分らしい人生を生きるための心の核(矜持)ってどうしたら持つことができるのでしょうか? 」
この問いに対し、また自由に書き出していただきました。
「自分が親からしてもらったこと」「今自分が子供たちにしていること」「自分自身にしてること」など。
「うーん難しい〜」と皆さん、第一声。
食を大切にする。
コミュニケーションをとる。
スキンシップをする。
自分自身を大切にする。
などなど、いろいろな意見が出ました。
後半はいいイメージの性についてのお話です。
命のバトンを持っていること、自分の生まれた日のことを話してあげることが子供の笑顔につながります。
「わたしにふれてください」フィリスKデイヴィスの詩を朗読しました。
ハグなどの優しいタッチは、触れることで人の心を穏やかにし、慰めや癒しをもたらします。
最後に私たちのライフデザインについても考えてみました。
性の健康を守ること、更年期を穏やかに迎えて自立した健康寿命を送ることができるようにすることなど、これから先の人生を考えることも大切なことです。
性を知ることは、より良い人生を生きる知恵なのですから。
いただいた感想
*参加してよかった。自然に良い情報を知ってもらって、自分で身を守れる子に
なってほしいと思った。
*小さい頃からの情報メディアの大切さを改めて感じた。性感染症の話は知らないことばかりでびっくりした。知らないって怖いなと思った。
*もっと参加した人同士で話がしたかった。いろいろなスライドの知識が、身近に感じにくかった。性の話、イメージが自分の中で限定されていると気づいた。
家庭の中から性の正しい知識を学ぶ場になれば良いなと思った。
*スライドの情報は、自分の情報と違って衝撃だった。子供と一緒に考えていくことが第一歩であると思った。
ご参加いただきました皆様ありがとうございました。
これからも性教育チームは皆さんと一緒に性について考えていきたいと思います。
今年度の会館講座は今回で終了ですが、随時、グループ、団体様の出張講座もお申込み受け付けています。
お気軽に当会までお問い合わせください。
担当:北支部 古川昭代