今日は朝からどんよりと曇っています。
天気予報によれば寒さがやってくるそうです。
昨日は映画を見てきました。
見たくて見逃していた「歩いても 歩いても」
私にしたら、驚異的なスピードで映画を見ていることになります。
事故死した長男の命日に集まったある家族のほんの2日ほどの出来事を、
実に丁寧に撮った映画です。
長男は知らない少年を助けようとして、命を落としてしまったのです。
母は毎年その少年ー今はもう青年ですがーを命日の家族の集まりに呼ぶのです。
忘れてもらっては困る、苦しんで欲しいと。
特別ひどい母親ではありません。
きっとどこにでもいる母親として登場しているのでしょう。
70代前後の老夫婦、妻は口を開けば夫へのいやみやら不平がたらたらと。
子どもたちに対しても、ちくちくというばかり、決して思いやり溢れた優しい母ではありません。
医者であった父親は あまり家族にとけ込めないで、けむたがられている存在です。
次男が主人公なのですが、母はいまだに長男との違いをちくちくというだけでなく、子どものいる女性と結婚したのが、気に入らずに、嫁についても無神経なことを言ってのけます・・・といった具合です。
ただ食べること、家の中のとりしきりについては、見事にやってのけます。
そんな家族の様子を、会話と表情で見事に表現していました。
どこにでもありそうな、片田舎の家族、ちょっと古いかも知れませんが。
そのありきたりの家族の2日間を見せながら、家族、人が生きることの日常を
余すことなく見せてくれているそんな気がしました。
日本の家族のドキュメントのようでもありました。
そこに、挿入される自然の美しさ、それは家に行く途中の長い石段だったり、
その周囲の竹やぶの緑だったりなのですが。
命日、お墓参りを通して脈々と繋がり流れていく家族のつながり。
その中で母親が果たしてきた役割。
日本に流れていた伝統。
高度成長期に故郷を失ってしまった我が家には希薄になってしまったものでした。
果たしてこれからの家族はどんな風になっていくのかしら、聞いてみたくなりました。
だれに監督にです。
そうそう監督は是枝裕和氏でした。
ps:
朝、ちょっと慌てて書いてしまったため
内容が不十分でしたので、すこし書き加えさせていただきました。
天気予報によれば寒さがやってくるそうです。
昨日は映画を見てきました。
見たくて見逃していた「歩いても 歩いても」
私にしたら、驚異的なスピードで映画を見ていることになります。
事故死した長男の命日に集まったある家族のほんの2日ほどの出来事を、
実に丁寧に撮った映画です。
長男は知らない少年を助けようとして、命を落としてしまったのです。
母は毎年その少年ー今はもう青年ですがーを命日の家族の集まりに呼ぶのです。
忘れてもらっては困る、苦しんで欲しいと。
特別ひどい母親ではありません。
きっとどこにでもいる母親として登場しているのでしょう。
70代前後の老夫婦、妻は口を開けば夫へのいやみやら不平がたらたらと。
子どもたちに対しても、ちくちくというばかり、決して思いやり溢れた優しい母ではありません。
医者であった父親は あまり家族にとけ込めないで、けむたがられている存在です。
次男が主人公なのですが、母はいまだに長男との違いをちくちくというだけでなく、子どものいる女性と結婚したのが、気に入らずに、嫁についても無神経なことを言ってのけます・・・といった具合です。
ただ食べること、家の中のとりしきりについては、見事にやってのけます。
そんな家族の様子を、会話と表情で見事に表現していました。
どこにでもありそうな、片田舎の家族、ちょっと古いかも知れませんが。
そのありきたりの家族の2日間を見せながら、家族、人が生きることの日常を
余すことなく見せてくれているそんな気がしました。
日本の家族のドキュメントのようでもありました。
そこに、挿入される自然の美しさ、それは家に行く途中の長い石段だったり、
その周囲の竹やぶの緑だったりなのですが。
命日、お墓参りを通して脈々と繋がり流れていく家族のつながり。
その中で母親が果たしてきた役割。
日本に流れていた伝統。
高度成長期に故郷を失ってしまった我が家には希薄になってしまったものでした。
果たしてこれからの家族はどんな風になっていくのかしら、聞いてみたくなりました。
だれに監督にです。
そうそう監督は是枝裕和氏でした。
ps:
朝、ちょっと慌てて書いてしまったため
内容が不十分でしたので、すこし書き加えさせていただきました。