たかがルース､されど大谷。その５〜叶えられる筈のない夢とメジャー崩壊の序曲と〜

　連日､ファウンダー番外編とコールガール番外編を読んで下さった方､ホント有難うです。自分でも､お気に入りのブログなので嬉しいです。特に､ファウンダー番外編については､大きく更新しようと思ってます。それと､サブタイトルの大谷のバカ顔は省きます。

　さて､本題に入ります。

　何だか､もう大谷には飽きちゃったかなです。でも､数字的には悪くないし､投打のパフォーマンスも申し分ない。でも､間が空き過ぎるんだね。たまに出て､ヒット打ってハイ終わり。貧打線相手にたまに投げてハイ終わりって感じ。

　大谷には､江川や松坂や野茂の様な､ある種の存在感というか､危機感がないのだ。目に見えない､得体の知れない何かと闘ってるというような凄みがない。

　それに､彼のプレーには､重さと深さと奥行きが感じられない。ブログの世界も同じだけど､人気ある奴もそういった浅薄系が多いか。今はそれらを若さと爽快感でカバーしてはいるが。何時まで持つ事やら。

　でも､大谷以上に､微妙なのが､昨今のメジャーリーグ。”大リーグ崩壊の序曲”ではないが。ルールが複雑で試合時間が長いベースボールが生き延びる余地は何処にもないかと。かつて同じような目にあった､クリケットと同じ運命を辿る気がしますな。

　確かに､今の時代､4時間以上掛かるプロスポーツを見るバカは､好き者は､何処にもいない。放映権が膨らみ過ぎたが故､収入が不安定になり､入場料収益もガタ落ちだ。大リーグ放送を見れば判るが､殆どがガラガラ。まるで､昔のパリーグを見てるみたいで､日本のプロ野球の方がずっと賑やかで盛り上がってる様な。

　この崩壊の序曲に関しては､後でブログを立てましょうかね。

　ま､その大谷だが。昨日は途中降板みたいだったな。ロイヤルズの超貧打に助けられた感はあるが。またまた､右指のマメが潰れちまった。YouTubeで確認する限り､爪に引っ掛けて投げる､高校生が投げる様な､幼稚なスプリットが原因みたいです。

　それに､何で大谷はマウンド上で､あの独特の”バカ顔”をするんですかな。あのバカ顔を見る度にシラケちゃうんですよ､ベースボールが。そして､ベースボールそのものがバカに見えてしまう。まるで､大リーグはバカの上に卵を産み落とすと。

　それに､昨今のメジャーを見てると。両チームともやる気があるのかないのか。選手もベンチもフロントも。大リーグもここまで落ちたもんだなって､再確認した。全く､私めの予想は当ってますな。ベーブ･ルースも天国で呆れ返ってるだろうね。これはベースボールじゃない､気の抜けたクリケットだって。

　もう一つ危惧してるのは､わざわざ日本から海を渡り､大谷を応援しに来るアホな日本人ツアーだ。日の丸を頭に括り付け､応援する。全くナショナリズムを娯楽に持ち込むなって。せめて､”バカ顔をするな大谷”Tシャツを着て応援しようじゃないか(笑)。

　やはり､大谷に日本人にとって､ベーブ•ルースとは､遠い遠い過去であり､叶えられる筈のない夢であったのか。何だか､村上春樹氏の『遠い太鼓』を思い出した。