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《大谷に迫る危機、ルースとの違い》
ボストンとの3連戦を終え、良い予感と悪い予感がそのまんま的中した感じがする。ボストンは”王者の街”のボストンだったし、エンゼルスは所詮、西海岸の元マイナーリーグのエンゼルスだった。
同様に、大谷は大谷のままだったし、ルースになれる筈も無かった。悲しい事だが、これが現実だし、大谷の真の実力だろう。大谷の株価が急落するのが目に見えるようだ。
アスレチックスとの2試合の登板で魅せつけた”悪魔のスプリット”と明喩された大谷の素晴らしい投球だが。既に、明らかに、アキレス腱も見え隠れしていた。
マー君の”黄金のスプリット”に比べれば、変化も大きく、制球にバラツキがある。それに、浮きっぱなしのスライダーはハッキリ言って使い物にならない。結局、今の大谷の生命線はスプリットの制球という事になる。これも、判りきってた。
幾ら4シームが速いといっても、メジャーではそれだけでは通用しない。ダルビッシュや前田と比較しても、変化球に関しては、彼らには遠く及ばない。
かと言って、無理に変化球をマスターしようとすれば、確実に23歳の幼い日本人の細い肘は壊れるだろう。
オープン戦では、2シームに拘ったせいか、全てが狂った。かと言って、4シームのみではガス欠になるのは目に見えてる
それに気になるのが、スピードガンの表示。日本では165キロを計測してたのに、メジャーでは160キロ止り。普通、メジャーでは球速が多少アップするのだが。日本では球速表示を弄ってたのか?
勿論、大谷にはルースに近付いて欲しいし、これだけの絶好なスタートを切れば、日本の全米のメディアはバカ騒ぎする。
まだまだ、始まったばかりだが、脆さや弱点も見え隠れしたのも事実。それ以上に、一塁への全力疾走を見てると、何時バックスプリングスを痛めてもおかしくない程に、際どい走り方をする。
ルースはよく怪我をした。しかし、回復力も驚異的だった。彼が残した数字や伝説以上に。それ以上に驚かされるのが、忍耐力だ。
ルースは打っても打てなくても、酷く野次られた。酷すぎる野次には身体を張った。しかし、身の危険を察知すると、じっと我慢した。
果たして、大谷にそれだけの回復力と忍耐心があるのか。甲子園ではアイドル、日ハムで猫可愛がりされ、御曹司みたいな育てられ方をした大谷に、ルース程の野生味とハングリーさがある筈もない。
”負の要因〜大場政夫編”で述べた様に、ある種の”渇きと飢え”がなければ、過酷で際どい勝負の世界では生き残れない。
大谷にはその渇きと飢えが、明らかに不足してる様に思えてならない。
ルースにとって、グラウンドは天国だった。幼少時代に過ごした喧騒な酒場や寄宿学校は、地獄そのものだったろう。そんな超不遇な環境が、ルースの伝説を作り上げたのは言うまでもない。
”ぼくは七歳までの年月の大部分を、ボルチモア西カムデン通りにある父の酒場の上の部屋で暮らした。酒場で寝起きしない時は、近所の街路で寝起きした。ボクは出発点からそもそも腐っていた。そしてぼくが自分の境遇に気がつくまでには長い時間がかかった”(『ベーブ・ルース物語』ボブ・コンシダイン)
果たして、大谷に自らを鼓舞する肥やしになる筈の、ルースが味わった様な神を味方に付けるだけの、極端な”負の環境”があったのか。ひょっとしたら、最初の好発進のみで、彼のメジャー人生が終結する可能性も大いにある。
かつて、絶好のスタートを切り、期待されたルーキーがどれほどいただろう。近鉄(オリックス)のタフィーローズだって、あのドワイト•グッデン(NYM)から3打席連続本塁打を放ち、”カブスの奇跡”と大きく騒がれた(開幕戦3本塁打は現在もメジャー記録)。しかし、その後メジャーに定着する事はなかった。
ルースだって、メジャー最初の年は直ぐにマイナーに落とされ、シーズンの殆どをマイナーで過し、苦い汁を味わった。
大谷は、ひょっとしたら運が良いだけなのか。厳しいホントの勝負と試練は、これからなのだ。今味わってるこの幸運と、メディアがプレゼントした至福が、悪運に変わる事も大きくあり得る。人生とはそういうもんだ。
あるコメントにあった様に、沢木耕太郎さんの”一瞬の夏”とダブる気がしなくもない。このブログのタイトルが”さらば大谷”とならない事を祈るばかりだ。
以下、補足です(4/22)。
”何も考えずに来た球を打つのが一番いいが、そのレヴェルの投手はこの舞台にはいない”と大谷は試合後語ってる。勿論、通訳が”創った”コメントだろうが。この洒落たコメントが大谷の等身大の本音だったら、まだまだ望みはある。
野球は考えるスポーツだ。考え抜いた奴が勝つゲームだ。メジャーは、ひたむきに練習すれば、死ぬ気で頑張れば結果が残せる様な、甘い世界でもお伽噺の物語でも、お涙頂戴の浪花節でもない。
ルースには野球の才というより、野球を考える頭脳が優れていた。ホームランを打ち続ける脳領野が異常に発達していた。練習しなくても打てたのはそのせいでもあろうか。それを人は神に愛から授かったというのだろうか。
昔のカープファンでして前田智徳、金本知憲、黒田博樹が好きでした、
前田健太の名前が出たので嬉しく思いました(*´∇`*)、
大谷君はパリーグの選手なのでよく知らないのですが、カープとの日本シリーズではよく投げてよく打ってくれて泣かされました(笑)、
日本人選手は皆頑張り過ぎだと思いますね、特に大谷君は投手に野手の兼用ですから練習量も多いでしょう、
肘や肩や腰など壊さないか心配です(松坂も肘を壊して駄目になりましたもんね)、
まだまだ始まったばかりですので問題解決に頭を使って解決して欲しいと期待しています、
メジャーに渡った黒田は派手さはなかったですが平均的な成績を残しチームからは「いつも勝つチャンスを与えてくれるピッチャーだった」とそれなりの評価を受けました、
黒田はメジャーに渡った当初『急速を追い求めても通用しない、ボールを少し動かしバットの芯を外す事で凡打を打たせればいい』と考えたそうです、
大谷君はまだまだ若いので急速を求めるでしょうが時には凡打を打たせる考えも必要かもしれませんね。
黒田投手で思い出すのが、師匠の北別府さん、まさに精密機械でした。その北別府さんの師匠が東尾(西鉄〜西武)さんで、福岡の私は大のファンでした。その東尾の師匠があの”神様仏様”の鉄腕稲尾さんです。年齢がバレてしまいますが(笑)。
そして、前田投手の師匠が黒田さんである事を考えると、北斗神拳の一子相伝というか、そういう不思議な縁を感じます。
前田投手がメジャーで安定してるのも、そういった凄い伝統を引き継いでるからでしょうね。
ま、大谷に関しては、まだ若いから壁にぶつかるのも悪くはないと。ただ、いきなりの二刀流は酷すぎたかな。
のらにゃーサンも、結石で孤軍奮闘でしょうが。先が尖ったかなり質の悪い奴みたいですね。私のは丸い奴で、転がる様に流れ出たんでしょうか。その分痛さは半端なかったですけど。
これだけ科学技術が進んでるのに、未だに腎臓結石で苦しまねばなんて、辛いですよね。特に医療は大金が絡むから、スムーズに進化しないんですかな。そういう私は殆ど医者に掛かった事がないので分かりませんが。早く痛みが収まるといいですね。
日本中が大谷に大騒ぎしてますが。何だか暗雲が立ち込めてる様です。
でも、これ程までに象が転んださんの予想が当たると、少し怖いです。
それに、100マイル近い自慢の速球を狙い打ちされてます。6本の被安打の内、5本が4シームという現実。日本では考えられない事。
ユーチューブで見たんですが。センターアングルから見ると、大谷は典型のサイドハンダーで、ボールの出所が非常に見やすい。身体の回転で球速を増してるから、球質が軽く伸びもなく、打者の脅威になってません。
自慢の4シームがまんまとメジャーの餌食になるのも当然か。9番にあれだけのHRを打たれたら、流石にへこみますね。
変化球の制球もそうですが、ストレートの球質にも問題ありですね。でも、まだ若いので十分修正はきくと思いたいです。
不安的中ですね。
まず最初に、大谷のマウンド上での人を舐めた様な微妙な仕草は、彼の全てを物語ってるというか。悲しい事だが、大谷の限界を物語ってると。
paulサンのコメントにある様に、打たれてるのは殆ど大谷自慢の4シーム。その4シームを全て狙い撃ちされてる。変化球の制球の不味さは致命傷だが、それ以上に、ストレートの球質がね。
江川投手みたいにオーバーハンドじゃないので、肩の力というより身体の回転力で球速を稼いでる。体重を乗せられないので、どうしても球質が軽く、伸びもない。
それでも、今日の大谷は特別に悪いというイメージはなかったですが。スプリットもまあまあだったし、スライダーも好かった。でも、序盤でKOされてもおかしくはない内容でもあリましたが。
100マイル近い大谷の生命線である4シームをいとも簡単に打たれては、大谷の生き残る道はない。悲しいかな、大谷劇場の終焉を垣間見た?瞬間でもあった様な。
折角のホームランが台無しですね。
全盛期の松井やイチローでもあのコースの球は打てたでしょうか。本当に勿体ない。
転んださんの予想がこれ程までに的中すると、大谷はやはりルースにはなれないと思うべきでしょうか。
ホームランを放った時は私も興奮しましたし、大谷伝説復活かと思ったんですが。神様はルースの方が可愛かったんでしょうかね。
それに、大谷の足の怪我ですが、あれ程までに全力で走る必要もないのに。何を考えてんでしょうかね、ベンチは何も注意しないのですかね。球団は彼を単なる客寄せとしか考えてないんでしょうか。
少し悲しくなってきますが。でも早く治って日本中の期待にこたえて欲しいですが。
全く、大谷は惜しい事しましたね。でも、軽い捻挫だから良かったものの、これが後々響かない事を祈るばかりです。
ただ、一塁への全力疾走が危険だという事を彼は理解してなかったんですかね。野球は頭でやるスポーツで、ルースも自伝でその事を口酸っぱく言ってます。ルースは練習はしなかったが、よく考えたと。
大谷とルースの違いは、ここら辺にあるのかもしれません。これといって強靭な肉体を持つ訳でないルースが、怪我に強かったのも身のこなしが非常に柔かく、それでスカウトが動いたと。
ま、メジャー1年目で学ぶ事も多いでしょうが。怪我だけは注意です。
何だか、大谷コケて田中復活といった感じですね。でも、GWに大谷対田中を見たかった人は多かったでしょうに。
残酷ですが、代打でも出て欲しかったかな。バットを振らなくてもいいから、打席に立つだけくらいは顔見せとして。
でも田中にしてみれば、スーパースター扱いの大谷に出鼻を挫かれた形となってたので、逆に大谷の欠場は有難かったと。
事実、田中は水を得た魚みたいに好投しました。勿論、今年の田中はもう終わったかなという感じですが。
逆に大谷はここで田中に引導を渡し、大きく飛躍したかったんですが。登板回避は仕方ないとしても、バットくらいは振れるだろうと。多少無理をしても田中と対峙してた方が、運を味方に出来ると思うのですが。転んださんはどう思いますかね。
早速、解答ですが。
大谷は多生無理をしてでも打席に立つべきだったと、私も思います。
ルースは怪我をしても直ぐに治ったから、どんなに私生活がチャランポランでも、試合には出続けた。このタフさこそが、ルースを支えたと思います。また、監督も球団もルースには非情な無理を強いたから、ルースの伝説の原動力になり得たと。
でも、大谷はまだ1年目のルーキー扱いだし、球団も無理させてキズモノにしたくないとの配慮でしょうが。これが凶と出るか吉と出るか。
確かに、ルースのメジャー1年目に比べれば、大谷の方が環境的にはずっと恵まれてます。ただ、資質となるとルースの方が圧倒しますね。超の付く長打に強肩、それに制球の安定度は、既に群を抜いてました。
ま、大谷がルースに近付こうと思えば、多少の覚悟は必要でしょうね。今のままだと、二刀流は絵に描いた餅になりそうで。それに、大谷への特別扱いがチーム内に不協和音を齎さないか、それも心配かな。