ウイルスは人間の本性をあぶりだした〜遅すぎた安倍政府の対策と緊急事態宣言〜

　連日満杯だった､我がド田舎のパチンコ屋がとうとう休業した。先日の緊急事態宣言を受けての事だ。
　欧米と中国を中心に世界中がパンデミックの状態にあるにも関わらず､パチンコ屋だけは大盛況だった。

　一方で若者はこんな状況にも関わらず､”出会い系”パーティーで自粛の鬱憤を晴らし､禁止されてる筈の集団会食を敢えて行い､パンデミック真っ只中のヨーロッパ旅行に敢えて出かける。
　エロ爺は､”客が来ないのよぉ〜安くしとくからぁ〜”と､ママさんの甘い囁きに引きつられる様にお忍びで夜の歓楽街に出かける。

　多分､緊急事態宣言下でもこういった”お忍び系”は後を絶たんだろうね。
　パチンコ屋や夜の娯楽や風俗を完全封鎖しない限り､”俺には関係ない”系の経路不明感染者は増え続け､やがて爆発感染を引き起こすだろう。
　人間の本性を知れば､”隔離と封鎖”が大原則なのは明らかな筈だが､安倍も小池もそこら辺が全く解ってない。

　夜の歓楽街もパチンコ屋も風俗も､そしてエロ爺もアホな若者群もこの際に一掃すべきだ。休業補償なんて全く虫が良すぎる。
　しかしこんな状況にても､そんな自業自得で感染した若者を庇う人がいる事は､大きな驚きだし､新型コロナ以上に大きな驚異でもある。
　非情な言い方で失礼だが､老若男女を含め､俺よりもバカの､腐ったわがままの為に死にたくはない。

　そこで今日は､連日多くのアクセスを頂いてる”ABC予想”を一旦お休みし､コロナウイルスの功罪について書きたいと思います。

遅すぎた緊急事態宣言

　超ユルユルの”緊急事態宣言”が発令された。しかし､ウイルス感染の大きな2つの柱である”検査と隔離”は安倍政権においては､殆どなされてはいない。
　故に､東京都で爆発感染が起きても不思議ではない。
　そんな状況に追い込まれても安倍は､”最悪になっても責任を取ればいいっていう問題ではない”と逃げ腰のままだ。

　東北大震災の時､民主党の小沢は不倫暴露を理由に逃げた。今の安倍も同じ様に逃げようとしている。いや､既に逃げてしまってる。

　中国の武漢を震源とする感染者は国内で1月中旬から確認されてたが､日本政府の専門家会議は2月16日まで開催されず､感染が爆発的に拡大してた中国と韓国からの入国制限強化は3月5日､特措法の施行は3月14日までなされなかった。
　主要国トップが相次いで”戦時”にある事を強調し､外出制限など強硬な対策を打ち出した3月中旬､大規模な経済対策や産業の保護などを矢継ぎ早に決めたのとは対照的に､安倍政府の対応はあまりに遅かった。

　つまり､緊急事態宣言も1ヶ月遅かった事になる。何度も言うが､ウイルス感染阻止の基本原則は”隔離と封鎖”である。
　この2つの原則を無視してしまった安倍は､”国民の0.11%の2万7000人が4日以上の発熱が続く”という爆発感染の現実をどう考えてるのか？そしてこの責任をどう取るのか？
　安倍一人を死刑にした位で済まされるレベルじゃない。

　しかしそれ以上に深刻なのが､経路不明の感染者が半数を優に超える事だろう。それも日を追う毎に､経路不明者は急増し続けてる。　
　何故､経路不明なのか？何故なら､如何わしい所に出入りしてるからだ。
　寄せられるコメントにも､今すぐに風俗店やナイトクラブを閉鎖しろとの声が多い。
　ウイルスは､追い詰められた人間のこういう単純な本性を炙り出してる様に思える。
　何故？東京都知事はこういった如何わしい店からシラミ潰しに封鎖しないのか？”ロックダウン”発言は単なるハッタリだったのか？それとも脅しか？
　娯楽施設も含め､せめて”夜の店”を閉鎖してれば､東京都の1708人の半分の集団感染は？いや日本全国の推定5万人の感染者の半分は防げたのでは？と思わなくもない。

キャバクラで感染したら？

　新型コロナウイルス感染のリスクは重症化や死亡だけではない。
　自分の思わぬ行動がバレる事で”社会的に死ぬ”リスクも無視できない。特に､非高齢者で既往症のない”俺には関係ない”系の一般人にとって､こっちの方が深刻かもだ。
　ウイルス感染が明らかになった場合､感染者本人や濃厚接触者の行動履歴は保健所によって追跡される。
　特に､夜の歓楽街やライブハウスなど､不特定多数の人が立ち入り､集団感染の起爆剤となり得る場所にては､プライバシー保護の観点から公表はされないが､重点的に調査される。そうでなくとも､感染者の個人情報は爆発感染の如く一気に広まるのが現実だ。

　以下､”｢社会的に死ぬ｣新型コロナの恐怖”から抜粋&編集です。
　読んでて､少しフェイクっぽい三面的記事なので､多少修正入れます。

　3月上旬､某県ではキャバクラに勤務してた女性の感染が明らかになった。
　今や如何なる職業でも､ウイルスから完全に逃れる事は困難になってきた。そんな中でもキャバクラ嬢は客の男性と密着して会話する為､唾液などによる飛沫感染のリスクは当然高くなる。
　事実､濃厚接触者の追跡が行われ､キャバクラの客だったと思われる男性数人の罹患が判明。この1人である男性会社員については､妻と小学生の息子にもウイルスの陽性反応が出た。
　しかし､この男性会社員が健康を回復したとしても､以前と同じ日常生活を送れるのだろうか？　
　というのも､こんな時期に会社の経費でキャバ嬢と飲んでた事がバレたら､社会の会社の家族の信用も一発で吹っ飛ぶ。
　感染経路不明者が絶対に口を割らないのはその為でもあろうか。
　つまり､全てを自白した時点で彼の人生は事実上の”ロックアウト”なのだ。いやそうでなくとも感染経路不明という事がバレれば､既にアウトなのかもしれない。

　
性産業に潜む危険と驚異

　尤もキャバクラはまだマシかもしれない。大人の世界にはもっと過激な夜の施設が数多く存在する。かつて､宮内庁の東宮侍従長(男性65歳)が勤務時間中に新宿のソープランドに遊びに行き､心臓麻痺で死亡した事件の様に､”下半身の不祥事”は末代まで語り継がれてしまう。
　因みに､ヤッてる最中に心臓発作で死ぬ事を別名”腹上死”という。高齢の著名人やお相撲さんに多い。つまり､死に方一つでそれまでの人生が台無しになるケースはよくあるのだ。

　性産業の現場では､接触感染や飛沫感染どころか他者の唾液や糞尿の成分が直接粘膜に接触する可能性もある。集中感染いや”直接感染”のリスクはキャバクラの比ではない。
　つまり､この手の店は従業員も客も全てが感染者であると疑った方が身の為だろうか。
　それ以上に､これらの店舗への立ち入りが職場や家庭にバレた場合のリスクもパニックも､やはりキャバクラの比ではない。

　飲食店と言えど､立ち寄った店舗がノーマルな性癖の範囲内に留まらないサービスを提供していた場合もリスクは高い。
　因みに､風俗店は”飲食店”の免許で店を開いてはいるが､仮免みたいなもん。サービスが過激過ぎて､警察に踏み込まれたら終りなのだ。
　故に､感染経路不明者が”風俗に行きました”なんて､よほどの正直者でないと言う筈もないし､店側にとっても大きな迷惑なのだ。
　結局､風俗店も夜の飲み屋もコロナウイルスよって潰されるか？封鎖により壊滅するか？の違いだけだろうか。
　一部の反論はあろうが､休業補償なんて甘い蜜を絶対に与えるべきではない。
　

不倫で感染したら？

　前述のケースは主に男の場合だが､たとえ女性であっても､不倫旅行先の温泉宿で感染したり､出会い系アプリで探した”パパ”から感染する。或いは､ホストの”生誕祭”で集団感染が爆発したり､違法薬物の集団濫用パーティーでウイルスが蔓延するなど､あり得ない話ではない。
　これらも感染経路が発覚する事で､”社会的に死ぬ”ケースはあり得る。
　そこまで悪い事をしてなくても､濃厚接触者が追跡調査されてく過程で､外回りの営業をサボり､違法な接待やパチンコ屋に行った事を堂々と言える筈もない。
　緊急事態宣言の時期に､この様な事が職場にバレたら､社会的にマズい立場に置かれるのは明らかだろう。
　勿論､真面目に仕事をするあまり､警戒が薄れ､客との接触が密になり感染するという悲しいケースも存在するが。

　一方で､別のリスクもある。3月6日に感染が確認されたある男性は､如何わしい”副業”がバレる事を恐れ､当初は保健所に対して発症後の一部の行動を隠していた。誰もがこの男性と同様の状況だった場合､保健所に正直に申告できるかは悩ましい所だ。
　新型コロナウイルスは､医療体制を混乱に陥れ､世界経済に巨大なダメージを与え､我ら大衆をパニックに陥れた。
　しかしその他に､私たち庶民に聖人並みの品行方正な行動を強いるという点においても､新型ウイルスは恐るべき流行病なのである。

カルト村での感染

　これは言い換えれば､社会の規範から外れた？行為を行ってる人や集団が感染した場合に､その実態が隠蔽されやすい事も意味してはいる。
　例えば韓国での感染拡大は､閉鎖的な新宗教｢新天地イエス教会｣内部で流行の爆発が起きたからだとされる(3月8日時点での韓国内の感染者7134人の約6割が｢新天地｣の関係者だった)。｢新天地｣はカルト的な性質ゆえに､信者が外部に向けて信仰を隠してるケースが多く､教団と信者が共に感染経路の調査に非協力的だった事で混乱を招いたとされる。

　しかし日本においても､似た様な秘密の場は夜の店に限らず多々ある筈だ。
　怪しいカルト村やマルチ商法のセミナー､一部のブラック企業や反政府的な政治セクトなどの内部で感染者が出た場合､おそらく初動段階で隠蔽がなされるだろう。
　先日もTV朝日系で紹介された､若者で賑わう地下クラブでの”出会い系サークル”の異常な盛り上がりもそのいい例だろうか。
　つまり自粛が続くほど､秘密の出会いの場は地下に潜り､情報は隠蔽され､感染は一気に繁殖する。

　以上､文春オンラインからでした。テーマのコンセプトは良かっただけに､もう少し深く掘り下げて欲しかったかなです。

ウイルスは人間の本性をあぶり出す？

　”今回のウイルスの流行は人間の本性をあぶりだす。良い人間はいっそう良い振る舞いをするし､悪い人間はいっそう悪い振る舞いをする。卑怯な人間はいっそう卑怯な振る舞いをする”
　中国のネット上でこうした書き込みを見た。パニック時こそ､人間の本性や普段は隠された秘密が明らかになる事を､私たち日本人は9年前の東日本大震災で体験済みだ。
　震災発生時に､不倫相手と一緒にいた事で配偶者と修羅場になった野党の政治家のケースは誰もが知り得る所だ。

　新型コロナウイルスもまた､社会や人間のダメな部分に巣食うという特徴を持っている。勿論､ウイルスがそれらを食い潰し､腐った政界と共に浄化してくれれば有難いのだが。

　ウイルスが自然界が生み出した驚異とすれば､人間の強欲は人間界が生み出した驚異である。
　故に､ウイルスは人間の強欲をうまく読み取り､自由を謳歌する様に､苦悩する人類をせせら笑う様に､世界中に一気に蔓延する。
　世界一自由を謳歌するアメリカが世界一の感染大国になった事実は､ウイルスも世界一の自由を謳歌した事実でもある。

　そのアメリカは､トランプというわがまま親父が牽引している。そのアメリカを一気に喰い潰すかの様に､ウイルスは情け容赦なく､わがままなアメリカ中を蔓延した。
　新型ウイルス発症の地である中国も､習近平という独裁者が操る傲慢な大国です。その中国の一路一体に真っ先に追従したイタリアは､一番最初に武漢ウイルスにやられた。
　韓国も中国の顔色を窺ったせいで､対応が遅れ､一時は爆発感染の危機に苛まれた。

　冒頭で述べた様に､日本は世界の先進国の中では”隔離と封鎖”が一番遅れてる国だ。その上､緊急事態宣言の発動が遅れた為に､今まさに爆発感染の危機の真っ只中にある。
　そして､無能な安倍の本性が顕になった悲惨な結果とないつつある。

　ウイルスは人間の本性をあぶり出すと同時に､国家の本性をもあぶり出す。

　そう考えると､新型コロナウイルスは地球を人類を､そして腐りきった政界を浄化すべくして登場した最終兵器なのかもしれない