とうとう第二波がやってきた。28日、北九州市では21人の感染者が出た。ここ6日で43人の感染者が出たが、半数近くが経路不明だ。
”日本人は綺麗好きだ、それに政府は意外にもよくやってる”と慢心した結果がこのザマだ。
全国でも63人の感染が新たに確認され、第二波の入り口に来てるのは間違いない。
”本当にコロナは収束したか”(参照)でも書いたが、安倍政府の緊急事態解除の理由が全く曖昧だ。まるで、パチンコ屋の倒産が目立った途端に解除した様に思える。
韓国系パチンコ業界と安倍一族との癒着は有名な噂だが(”安倍とパチンコ屋”も参照)、タイミングが余りにもわざとらしすぎた。
まさに、慢心と傲慢は何時の世も人類を危機に晒す。
そこで今日は、世界一のコロナ感染大国アメリカの”慢心と傲慢”についてです。
アメリカでの新型コロナウイルスによる死者は10万を超えたが、黒人の死亡率が際立ってる。黒人の死者の割合が2000人に1人に対し、アジア系と中南米系は1/4300で、白人は1/4700。つまり黒人の死亡率は白人の約2.4倍も高い。
こうした差異が生じる明確な原因は不明だが、人口密集地や大家族で暮らす人が多いといった住環境、サービス業従事者が多い、有給の病気休暇が取りにくい職場環境、無保険者や慢性疾患患者が多いといった課題が考えられる(Newsweek)。
日本も感染者の半数近くが国籍不明の外国人という噂だから、対岸の火事どころではない。
”CROWD DANGERS”〜群衆という危険物
CNNでは、”CROWD DANGERS”(群衆の危険)というテーマで、アメリカ国内のソーシャルディスタンスを守らない、密集し尽くした集団の光景がまざまざと映し出されていた。
こういうのを見る度に、”バカは何時の世も群れたがる”と痛感する。
失業者3900万人、感染者数170万人、1日当たり死者2000人、、、と世界最悪のコロナウイルス危機に見舞われたアメリカ。
そこには、この国ならではの特殊な事情がある。それは”アメリカ例外主義”と言ってもよい。
”アメリカ例外主義”とは元々、「アメリカの民主主義」(1835)を執筆した政治思想家アレクシ•ド•トクヴィル(仏)が、アメリカ視察旅行をした際に最初に使ったとされる。
その後、他の国では見られないアメリカ人ならではの特異な考え方や行動様式を総称した社会学的定義として、今日にまで言い伝えられてきた。
そして今回、コロナ危機が世界的拡散の中で、アメリカが世界最悪の事態を迎えた要因として、トランプ政権の初期対応の遅れの他に、”アメリカ例外主義”との関係が指摘されている。
以下、「コロナ感染”世界最悪”に至った米国特殊事情」から一部抜粋です。
アメリカ的楽観主義〜俺たちは特別なのさ
その第一が、”アメリカ的楽観主義”であり、その代表格がトランプ大統領だ。
”大丈夫だ、問題ない”(1/22)
”わが国の感染者はたった5人。すぐにハッピーエンドを迎える”(1/30)
”暖かくなればウイルスは消滅する”(2/7)
”感染者は15人だけ、数日中にはゼロになる”(2/26)
”感染地域は限定され、大多数の国民へのリスクは非常に低い”(3/11)……etc。
ところが、実際の被害は上述した通り、断トツの世界1位の不名誉な記録を更新し続けている。
しかし大統領だけではない。各州の多くの市民たちもコロナ感染の深刻さをまともに受け止めず、フロリダやノースカロライナなどのビーチにはマスクもしないで、水着姿のレジャー客がいつも通り賑やかに繰り出す光景が見られた。
他州の都会でもマスクを着用せず、レストランやバーなど”3蜜”での人の出入りが続いた結果、事態を急速に悪化させる要因の一つとなった事が感染症学者の間でも指摘されてる。
ジャーナリストのデイモン•リンカーは、”わが国の無責任な楽観主義がコロナパンデミックを通じ、不味い結果をもたらしてる。落ち込んだ経済も6月までに立ち直るとか、4/15までに感染者数•死者数ともピークを迎えるといった見通しだったが、その後も死者は毎日平均2000人と増え続けてる。これも、この様なアメリカ社会に深くしみ込んだ楽観主義であろう”と断じている。
アメリカ的個人主義の悪しき伝統
次に、”アメリカ的個人主義”がある。
マスクを着けるか着けないかは、個人の判断に任せられるべきであり、国や地方政府が指図するものではない。レストランで家族で食事するかどうかも店内での感染リスクなどの判断も個人に任せるべきだ、といった考え方だ。
現に南部諸州では、コロナ感染者が全米各地に拡大し始めた後も、星条旗を掲げたマイカー族が州政府の”Lockout”や”Stay at Home”に反抗、バーやクラブなどに押しかけ”人民解放!”を叫びながら気勢を挙げる。
しかし、テキサス州では5月16日に1801人と、1日だけの感染者数としてはこれまでの最多を記録。ノースカロライナ州も同じ日に1日当たり853人とワーストとなった他、アリゾナ州も過去2番目に多い462人もの感染者を出した。
1週間平均の新たな感染者数もこれら3州では依然として増加してきてる。
この3州に共通するのは、連邦政府から出されてた”外出自粛要請”を無視し、レストランや理髪店などのビジネス再開に対し州政府が”ゴーサイン”を出していた点だ。
またCNNは同日、コロナ関連ニュースの中で、ホワイトハウスや州政府や公衆衛生当局などが感染拡大防止策や経済活動再開などについてバラバラの見解を国民に伝え、一本化した方針が欠如していた事が事態を深刻化させてきた原因だとし、次に様に報じた。
”当初から対応は一貫性を欠いていた。アメリカ的特異性と言ってもいい。国家的指針も組織化された経済再開プログラムもなく、専門家たちがこう言えば、州知事たちは違った見解を勝手に述べ、トランプ大統領は何の科学的根拠もない自説を並べ立てる始末。
結局、我々アメリカ人は自分で(感染拡大防止の)決定を任せられてる状態にあり、まさに個人の自由と権限を国家より優先させる伝統的な国民的価値、つまりアメリカ的個人主義の悪しき症状に他ならない”
全てを”オレ流”で済ませるアメリカ
第3点目に、全てを自己流ですませる”Do it Yourself”(オレ流)がある。
この考えは国民生活の中に深く根差し、マイホームも自分の手で作り上げるという伝統を支えてはいる。
更に、市民一人一人の健康管理•福祉も国の世話にならず、個人の医療保険や雇用主との年金制度が中心的役割を果たしてきた。
今日なお、世界先進国の中で唯一、国民皆保険制度が存在していないのも、この”DIY”思想による所が大きい。
つまり”自分の身は自分で守れ”って事だ。
ところが今回のコロナウイルス感染危機では、このアメリカの制度的欠陥が一挙に露呈する結果となった。
即ち、皆保険制度なきが故に、貧困階層の間で、ウイルス感染の予兆があっても高額の医療費を負担できず、医者の診断を受けずに放置していた事から重症患者となるケースが数多く報告され始めた。
アメリカの主要メディアも、感染者数と死者数の両面で世界最悪の事態に直面してる背景として、所得格差拡大そして、黒人やヒスパニックを中心としたマイノリティ社会での被害が目立ってる事実を繰り返し報道している。
コロナウイルス感染危機の対応を巡っても、当初から連邦政府が及び腰になる一方、ロックアウトを忠実に守る所もあれば、早々と経済活動再開に踏み切るなど、州によってバラバラの判断を下してきた事が、感染者•死者を激増させる結果となったともいえる。
換言すれば、”アメリカ例外主義”の負の側面が一挙に噴き出した事になる。
ただ、上記の様な”コロナ危機”の対応は別として、だからと言ってアメリカ例外主義の全てに非があるという訳では無論ない。
逆に、この”楽観主義”こそが多くの市民達に“アメリカンドリーム”を抱かせ、過去を振り返る事なく、未来に向け絶えず邁進させ、創造と不屈の精神で偉大な国づくりへと導く事ができたのだ。
故に今回の場合も、アメリカは第二次大戦以来の経済困難に直面したとはいえ、持ち前の楽観的姿勢を失う事なく、再興に向けて新たな一歩を踏み出す事は間違いないだろう。
以上、WEDGE Infinityからでした。
最後に〜計り知れない損失
NYタイムズは、”計り知れない損失”というタイトルで、コロナ感染で亡くなった1000人の氏名や情報を掲載した。
”この1000人はアメリカの死者数の1%に過ぎないが、一人一人の死は単なる数字ではない”
つまり、いかに多くの人がウイルスによって命を落としたか、アメリカが直面する事態の大きさを改めて伝えようとしている。
従来の楽観主義や例外主義それに自己流主義では、乗り越えられそうにもない事を伝えようとしてるのだ。
日本政府は26日、全ての都道府県に対し、先月7日に出した緊急事態宣言を、期限とされてた5月末を待たずに解除してしまった。
この楽観主義が、日本は特別だという例外主義が、アメリカと同じ様な最悪な事態を生まないとも限らない。
今こそ日本は、アメリカの大失態から学ぶべきだろう。
最悪事態宣言
と書いて締め括ろうとした途端、新型コロナ感染の第二波がやってきそうな気配になった。
冒頭にも書いたが、日本だけでなく隣の韓国でも昨日79人の感染者が出た。一昨日の40人と、ソウルのクラブでの集団感染は261人と第二波の入り口どころか、第二波そのものである。
アジア諸国は欧米に比べ、感染者や死者が圧倒的に少ない。だからといって、コロナ抑制に成功したとか、オラが民族が優秀だという事にはならない。
毒性の強い、致死率の高い”新型”コロナがやってきた時こそが本当の戦いだ。
嫌な予感というのは、大体において当たるもんだ。しかし、慢心や傲慢が最悪の事態を呼び醒ますとしたら、これこそ洒落にならない。
死に急ぐバカ者たち
俺らは特別だと喚いてればいい
東部大都市はロックダウンのお陰で
感染が減りつつあるが
中南西部はこれから第二波第三波と
爆発感染が襲うだろうな
群れたがるアメリカ的バカは
自らを含めた群衆こそが危険物だと
いう事に気付いてはいない
群衆が群衆を殺戮する
ウイルスではなく群衆が殺すのだ
アメリカ全州の感染をコントロールする事は無理だとしても、やり方はいくらでもあった筈。
いくら個人主義、排他主義、オレオレ主義とは言え、こういう時に団結して力を発揮してきたのがUSAでした。
今のアメリカはトランプ同様、我儘で無能なだけの大国なんですかね。
アメリカの自由主義は、”身勝手主義”に変貌しています。銃を持つ権利があり、自分自身を守る権利だと言っていますが、銃の犠牲になるのは、まともな人々です。まとまな人々に腰に銃をぶら下げ、何時でも、撃ち合えと言うのでしょうか?日本で言えば、この時期、マスクを外し、人にウィルスを移す自由が認められている様なものです。
何時も、アメリカは、賢くないと考える時、日本も同じ様な事をしているので、他国の事は、言えないと言う結論に達します。トランプの発言は、いつも、アルコールの飲んでいるからと思えば、酔っ払いの戯言と納得できます。するとあの人は、何を愛用しているのでしょうか?
コロナ後は、長く続いたアメリカの地位も日本が、GDP3位になった様に変わるのでは、ないでしょうか?
私は子供の頃、アメリカが他国よりも優れてるから世界一強い国になったと単純に思ってました。そして、強い国であり続けるべきだとも思ってました。
しかし今、アメリカが強大になったそのカラクリと歴史が明らかになるにつれ、それこそがアメリカの悪夢だと気づきました。
つまり、アメリカンドリームはアメリカの悪夢だったんです。
NYタイムズの”計り知れない危機”に耳を貸すアメリカ人が、果たして何人いるでしょうか?多分、ごく僅かでしょうね。
殆どのアメリカ人が”俺らは特別だ”と吠え捲ってるでしょうか。全く哀しい生き物です。
緊急事態解除するや否や北九州で感染者続出?この最中スーパーシティ計画可決!タイミング良すぎませんか!
自粛生活してると政治に関心もって反発される、解除したてきをそらせるわ元の木阿弥。結果また経済や政治家に追い詰められる。
そうらしいですね。都市をAI化するよりかは政治家をAIロボット化した方がずっといいような気もしますが(笑)。
つまり、すぐに生産はストップします。だったらすぐに下請け工場の休業補償を優先し、製造業の基盤を保つべきでした。しかし、安倍政府が休業補償を優先したのはパチンコ店でしたかね^^;
結局、日本の経済には2ヶ月を持ち堪える体力がなかったんでしょう。大手外食も2ヶ月がやっとらしいですから。
でもアメリカの場合、単純に国民のわがままみたいな気がします。
北九州市の集団感染の経路不明も夜の街が関わってるらしい。夜の街に集う人種は多岐に及ぶから、国籍不明の外国人を差別するべきでもないが。疑ってかかるのも身の為だと思う。
これは、どこの国も同じ様です。
しかし、ここへ来て思う事は、今回の問題は、やはり、論理的に対処すべきで、とどのつまりは、数人分の検体を集めておこなうPCR検査を徹底的にやるしかありませんが、厚生労働大臣は、「検査の拡充は、するが、検査は、しない。」と言っているそうです。早く、メンバー・チェンジをしないと、取り返しのつかない事になります。北九州市の感染者は、無症状の方を入院の為に検査した結果ですので事は、深刻です。
タイヤは自社でパーツ類を揃え易いからそうでもないんですが。自動車となると本社だけではまず無理ですよね。
特に日本の製造業は外国に下請けが多く散らばってますから余計にです。
外食やアパレルもそうですが、製造業も大きな打撃です。生き残るのは在宅勤務系ですかね。