象が転んだ

たかがブロク、されどブロク

たかがブログ、その8〜自由に自分の考えを配信できる時代のブログ〜

2019年06月16日 06時01分23秒 | ブログ考

 一時期、流行った”炎上”という言葉が姿を消したように思う。自らのコメントが炎上し、それに切れたブロガーが殺人に至ったという悲惨な事件も起きた。

 そういう私もブログに関しては一応は最低限は、言葉を選んで慎重に書いてるつもり?だが、やはり人間である。書いてる途中で夢中になり、自己陶酔に浸り、振り返って読むと結構キツイ事を書いてるもんだなって反省する時もあるが。
 それでも不思議と、”我ながらいい事を書くもんだ”と逆に余韻に耽けたりする、いや悦に入るのも事実。

 

失礼なブログと辛辣なコメント

 意外なもので、コレは大変失礼な書き方だなって思うブログほどに味わいがあり、風情がある。ブログ内に季節感というか趣というか。そういう”熱い”何かをひしひしと感じる。そしてそれがブログを書き続ける原動力になり、自己陶酔に帰着する。
 これを”ブログ系モルヒネ”と言わず何と言おうか(笑)。

 私はナルシストでは勿論ないが、自分の書いたブログを読むのが大好きだ。ブログの出来がいいとか悪いとかいうのではなく、そこにもう一人の、いや色んな自分が垣間見えてくる。

 ”ブログは自分を映し出す鏡”と”その3”で書いたが、全くだと思う。自らいい事言うなと感心する。


 私のブログは、知人や友人には全て内緒にしてる。アマゾンレビューの時に非常に痛い思いをしたからだ。うっかり友人に漏らしてしまい、大きなしっぺ返しを食らった。

 ブログを平等に等身大に評価してもらうには、完全部外者のコメントが有効だと思う。勿論今ではその”部外者”が、私の大きなバックボーンとなってくれてるのだが。

 勿論、プロのコラムとは大きく異なり、好き勝手なコトを主観のみで書き綴るのだから、大きな誤解を生む事もある。”コレはないだろう”ってブログも書くし、”コレはあんまりだろ”ってコメントもある。

 しかし出来るだけ、コメントとしては”公表”しておきたい。どんな辛辣で嫌がらせなコメントも、少なくともある種の”思い”が込められてる。いやそう思いたい。


 ただ最近は、インスタントで平坦なネット社会を象徴するかの様に、コメントにエグいサイトや動画を載せてくる輩がいる。エロ動画なら全然許せるが(笑)、”炎上”を遥かに超える様なゲテモノがある。流石にこういう趣味の兇すぎる類は、即ゴミ箱行きだが。

 つまりそこには、”思い”が全く存在しないのだ。冷酷なシリアルキラーの持つある種の”冷たさ”を感じる。多分そういう類の人は、確実に殺人に走ると思う。

 どんな嫌がらせもイタズラもそこに”熱い”ものがあれば許せる。勿論許せないのもあるが、異常なまでに冷酷に感じるコメントに遭遇する時が極々たまにある。
 そういう時、こいつは”シリアルキラー予備軍”かなって思ったりもする。コレは高い確率であたってると思う。”サイコパス”ブログも宜しくですよ。

 

意外性が楽しめるSNSの世界

 しかし、SNS全盛の時代、皆思った事を平気で口にし、世界に発信する。勿論、何気なく行った事が炎上したり、トップレビューになったり、賛否両論のコメが寄せられたりと、意外性を楽しむのも、SNSの大きな楽しみではある。

 そういう私もやや人種差別主義系のおふくろの血を引いてる?から、少し頭に血が上ると、差別的発言をする時がある。
 中国を支那と平気で言うし、韓国は朝鮮人と呼ぶ時がある。黒人は黒人だし、戦争好きな白人はクソだ。日本を毛嫌いするオーストラリア白人は雑草でも食ってろって事になる。いつも言ってる訳ではないですよ、誤解なさらずに。

 沢木耕太郎さんが言ってたが、世界で評価の高い日本の警察は、東南アジアでは日本人を差別するネタになってるそうだ。”お利口な国に何故警察が必要なんだ?犯罪がないのに警察は何の仕事をしてるのか?”という。

 更に、日本人の英会話力のなさも差別の原因になってると言う。”日本人は小さい頃から英語を習ってるのに、英会話は全くじゃないか”って。
 
 そこで沢木さんが、雑誌に書いてある英語をスラスラ読むと、地元の運転手の顔が青ざめる。”アンタはこの英語が読めるのか?流石は勤勉な日本人様だ。オレなんて英語は話せても、読むなんて一生無理だ”って。

 こういう一寸した読書ネタもSNSで日本中に配信できる。つまり人種差別もそれに関する”オチ”も、SNSで世界に配信すれば、ワールドワイドなネタになる時代なのだ。

 

 私はブログでチャーチルやゴーンを無能と書き、トランプをハゲと見下した。事実、同じ様な単語で検索すると、結構本格的なサイトにヒットする。
 ”ああオレと同じ事考えてるのが、世界中に沢山いるんだな”ってほっとする。そして異様な高揚感に浸る自分がいる。

 冗談半分?で書いた事がワールドワイドなネタになるのも、満更悪くはないもんだ。これもブログを書く贅沢というのか。



2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
日本人の英会話力のなさも差別の原因 (びこ)
2019-06-16 06:41:01
「英語の会話力がない」ことは本当に自分も含めて嘆かわしい事実です。

私は、これは日本人がお勉強しすぎるのが遠因だと思っています。英文法で頭の中ががちがちになっているのが会話できなくなる原因だと思うのです。パソコンと同様にとにかく習うより慣れろだと思います。

blogは、聴覚障碍者の私には必要不可欠な交流の場です。もしblogがなければ、私は鬱から脱出する手立てがなくなり自殺してしまうかも。

返信する
ビコさんへ (lemonwater2017)
2019-06-16 08:34:48
ただ、私は従来の日本の英語教育は半分は間違ってないと思います。英語は読めるに越した事はないし、優秀なサイトは殆どが英語ですから。

それに今はスマホで英語を音声自動翻訳してくれるので、英会話が必要になくなる日も来るかもですが。リスニングの問題もあるから難しい所ですね。

「国家の品格」にある様に、今の日本人は正しい日本語を先ず勉強する必要があります。昨今の若者のSNSを見てると、雑な日本語が目立ちますもんね。世界から見れば”日本は終わったな”って事になるのでしょうか。

矛盾してる様ですが、世界から孤立しない為にも、正しい日本語を身につける事が先決かもです。
返信する

コメントを投稿