象が転んだ

たかがブロク、されどブロク

たかがブログ10、やっぱりプロのコラムには敵わない

2019年08月30日 03時28分39秒 | ブログ考

 最近、長いブログが当り前になった。しかし、テーマが陳腐化し、ブログ自体が軽くなったから、思った以上に負担は掛からない。

 それでも、長いブログは書いてても読んでても疲れる。出来るだけ無駄を省こうと投稿時に修正するが、色々と雑文が浮かび、結局同じ長さになる(悲)。
 
 ”より判り易く、より簡潔に”がモットーなんだが、現実に書いてる記事は全くの逆である。人間とはやり過ぎる、哀しい生き物なのだ。

 という事で、今日も短めです。

 

より判り易く、より簡潔に

 ”ウエブ•スクレイパー”という言葉がある。ウエブの記事を簡略し、判り易いように伝えるという意味だ。

 政治や芸能に詳しくない私は、しばしこの手法を使う。プロのコラムやジャーナルは、規制や法に縛られてるせいか、思い切って主観に頼る事が出来ない。推測や個人的感情を表に出す事は、プロにとってはタブーなのだ。

 しかし、そんな制約の中でも優秀なルポライターやコラムニストは、様々な書物を読み漁り、海外からナマの情報を寄せ集め、稀有な視点から見事な記事に仕立て上げる。
 我ら素人ブロガーからすれば、”神の筆”に見える。

 勿論、プロとは言っても玉石混交で、ピンキリではあるが。私がよく利用させて頂いてるコラムニストやジャーナリストは、記事の中にルビーやオパールを混ぜ込んでるかの様な輝きを放つものがある。

 主観と客観の中間のレンジで、あらゆる角度からメスを入れ、物事の本質をダイナミックな視点で暴こうとする。難解な問題に関しては細かく噛み砕き、ミクロの視点で本質の闇を探ろうとする。

 ”大胆にかつ繊細に”

 これはブログを書く上で、素人にとっても大切な要素でもある。

 

プロのコラムはつまらない?

 ただ最近の特に、記者が書く記事は、一方通行の視点から、平坦に本質を捉えようとする傾向にある。故に、慢性化した複雑なだけの、浅い議論に終止する様に思える。

 ”プロのコラムが詰まらない”という声をたまに聞く。
 ブログを書く前は、私もそうだった。何を専門バカが偉そうにと、眺める気すら起きなかった。勿論、嫉妬も僻みもある。”プロだったら、コラムじゃなくルポルタージュくらい書いてみろ”って、浅はかな強がりもある。

 でも、ブログを書く様になってからは、どんなレベルのプロのコラムもジャーナルも、出来るだけ読む様にしてる。いや、読める様になった。

 陳腐なルポも安直なエッセイ風も、それぞれに個性と彩りがある。ただ、メディアの露出の多い著名なコラマーほど、平坦に貧相に見えるのも皮肉なもんだ。

 でも、時代と人は正直なもので、質が落ちる程に食いつく。私のブログだって、テーマが陳腐になり、質が落ちてから急にアクセスが増え出した(悲)。


 あるフォロワーは、出来るだけ数学系は書かないで欲しいと言う。痛いほど気持は解るが、私がブログを始めたキッカケは、ブロ友の誘いもあるが、数学のテーマをドキュメント風に書き綴りたかったからだ。

 でも実際に書いてみると、色んな壁が立ちはだかる。当然、理想と現実は全くの別物なのだ。
 理想は描く為だけにあるし、現実は味わう為にある。勿論、前者は甘く、後者はほろ苦い。

 お陰で一時は、リーマン系や数学系がフラグシップになってたが。今では、政治•芸能やポルノ系の三面記事に取って代わられてる。少し哀しい気もするが、これも現実だろう。
 
 現実は常に、私の理想に背を向ける。今までもこれからも。

 

書きさえすれば読んでくれる?

 勿論、ブログは読んでもらって初めてブログになり得る。”書きさえすれば、何時かは読んでくれるだろう”という甘い世界でもない。
 でも書かなければ、読んではくれない。つまり、書くという事は読む事でもある。

 ただ、少し気になるのが、コメントを受け付けないブロガーだ。気持は痛いほど判るが。まるで売春宿に行って、見てるだけで帰る様なもんだ。少し悲しすぎるとも思わなくもない。

 ネット上であろうが、コミュニケは双方向でやり取りし、初めて意味をなすと思う。ポチだけ貰ってハイ満足じゃ、やっぱり哀しい。イヤそうでもないか。

 そういう私も、結構短気な方で、悪趣味でしつこいコメを重ねる奴は即寸断し、無断でフォロワーから外す。コメを書いて、数日返答がない場合でもすぐに外す。ザマミロッげだ。

 私にとってフォロワーとは、友人でも知人でもない。架空の世界に浮かぶ、自らが勝手にイメージする対象に過ぎない。

 また、自らをイメージする対象として捉える事で、長く重たいブログを架空の世界に、自在に浮かせる事も可能だろう。
 つまり、好き勝手に書いてる事に、イチャモンはつけるなって事(笑)。


 SNSの世界でも、フットワークと変り身の速さは大切だ。多彩なテーマがネット上を華麗に舞い、そして、鋭い視点から毒針を突き刺す。
 つまり、ブログという名の毒が読者の神経を麻痺させ、自らもその毒に酔い、ネットという大海に漂い続ける。

 今までもこれからも、そういったブログを書くのが理想なんだが。



2 コメント

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ウエブスクレイパー (HooRoo)
2019-08-30 11:12:29
よく覚えてくれたねえ、カンシンカンシン。
でも転んださんのブログって、どうみてもルポルタージュよwww。ブログの領域を超えちゃってる。

そこで提案。ショートストーリーを書いてほしんだけど(^^♪

例えばよ、ある男が美女に惚れたの。でもどんなに貢いでも指一本触れさせない。男はグレてエッチパブに行くの。そしたらその女がいたって話よ。面白いでしょ?

ジャンルは問わないわ、とにかく短いほどいいの。息抜きにちょうどいいでしょwww〜w

ではね👋
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ショートショート (象が転んだ)
2019-08-30 16:08:26
いきなりショートショートですか?

一般にショートストーリーは、300〜800字程ですかね。ただ私の場合、ショートのつもりで書いても、2000字近くになる。

確かに大半のブログは、1000字以内ですもんね。2000字超えるものってあまり見かけない。私は殆どが3000を優に超えるから、どうもルポルタージュっぽくなる。

面白い提案ですが。長編作家にいきなり短編を書いてって言われてる様で、少し戸惑いもありますが。やって見る価値はあるかな。
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