原作が東野圭吾だとかいう事は、最初からどうでもよかった。とにかく、ソン・イェジンが美しすぎた。
DVDのカバージャケットを見て、彼女の美しさに見惚れてしまい、思わず借りてしまった。
この女優の名前は知らなかった。ずっと前に見た映画で(タイトルは忘れたが)、魚みたいなスッキリとした顔の作りが印象的で、軽く浅い演技だが、非常に印象に残る女優さんだと思ってはいた。因みに、私は魚みたいな顔立ちの女性が好みである。
勿論、韓国には彼女にも勝るとも劣らない美人女優は沢山いる。それに比べれば、日本の女優さんは1ランクは確実に落ちるだろうか?
K-POPを見てもわかる様に、美人じゃない女を探すのに苦労する。彼女らと比べるとAKBはどう見ても・・・に映ってしまう。
勿論、キムチを沢山食い、腸内環境が整ってるせいか、透く様な真っ白い肌の女優さんやモデルやタレントが多いのだろうか。
ソン・イェジンという女優
東野圭吾が原作の「白夜行」という作品は、2009年の韓国映画だけでなく、日本でも2006年に綾瀬はるかを主役にTVドラマ化され、2011年にも堀北真希をヒロインに公開された。しかし、日本の2人の女優さんには悪いが、ソン・イェジンには遠く及ばないと思った。
800ページ以上ある原作小説を僅か2時間で表現するのは困難で、展開が複雑すぎる欠点もあった。しかし、ソン・イェジンの妖艶さと美貌と、悪魔の微笑みの中に垣間見る凍りつく様な演技が全てを支配した。
お陰で、最初から最後まで彼女に心底、惚れ込んでしまった。
一方で、ソン・イェジンの大胆なヌードのシーンは、実に考えられてて、清潔で爽やかなイメージを損なわない様に、無謀で荒々しい露出は限りなく抑えられていた。
ただ、彼女は肉体で勝負するタイプじゃないので、ヌード自体は余計だったかも知れない。イキそうな表情だけにズームアップして、フォーカスを絞り込んでも良かった。
しかし、もう一人の主役であるハン・ソッキュの存在が掠れる程のソン・イェジンの存在感には、改めて世界に通用する大女優の風格すら感じられた。
今は38になる彼女だが、老化や劣化どころか、異次元の美貌と妖艶さを失ってはいない。下手なアンチエイジングを目指し、ボロボロに老け込む女性にはお手本にして欲しいもんだ。
東野圭吾の作品は映画にするには複雑に絡みすぎて、個人的にはあまり好きにはなれない。しかし、監督のパク・シヌは自身初の撮影にも関わらず、多少の物足りなさや欠点はあったが、最後は上手く纏めたなって感心する。
一方で、ソン・イェジンだけが終始目立った様な作品だったが、逆を言えば、刑事役のハン・ソッキュにはもう2捻りくらいは欲しかった。それに、殺人犯役のコ・スはもう少し派手に振る舞っても良かった。特に、オバサンと絡む投げやり的な濡れ場のシーンがあるが、あれをやるくらいなら、ソン・イェジンとのラブシーンを多く挿入しても良かった。
白夜光
シリアルなサスペンスというより、不可解なミステリーというより、プラトニックなラブストーリーを煮え滾らせ、再度凍らせた様なエンディングには、流石に頭が下がる。
男も女もともに、”親殺し”という暗い過去を背負い、 一生太陽の下を歩く事が出来ない生き方をする。
”白夜行”とは、夜なのに薄暗い昼の様な明かりの状態を歩き続けるという意味だ。その僅かな明かりの元でしか生きられない2人の哀しい運命に、私は思わず身体が震えた。
男は女の為に人生を犠牲にして殺害を繰り返す。女は男を利用し、邪魔者を削除し、人生の頂点に上り詰めようとする。
その男と女が、最後の最後で交差する。
この幕引きのシーンで、”彼はアンタを見つめながら、ここまで生き延びてきたんだ。今更知らないとは言わせないぞ”と刑事(ハン・ソッキュ)が言い放つと、女(ソン・イェジン)は死に行く男(コ・ス)を見下した様な冷たい瞳で、”そんな男知らないわ”と背中を向ける。
希望の黒い影はやがて、絶望の眩い程の白い光となり、2人を引き裂いてしまう。
ソン・イェジンの妖艶で無邪気な笑顔と、純朴で哀しい表情と冷酷で残忍な瞳が1点に交差する様は、世界中で彼女しか演出できない”白夜行”なのかも知れない。
大げさな言い方だが、世界一美しい”白夜光”でもあった。薄暗い光の中でも彼女の輝きは、眩いほどの暁光を放ち続けていたのだから。
お陰で幕が下りても、彼女の純白なドレスが目について離れなかった。
まさに、そんな映画だったし、こんな映画が見たかった。
でも個人的には、こういったラブドラマ系は・・・ですが、日本人は大好きなんでしょうね。
私は「白夜行」みたいな、サスペンス系に見え隠れするシリアスなプラトニックが何とも言えないんですが。
カミさんもすっかりハマっちゃって
もう抜け出せないですよ
イケメンとイケ女、北朝鮮の将校と韓国の令嬢
もう最強の組み合わせ、ウケないはずがない
やめられないとまらない的な韓国ドラマには、悔しいけど頭下がります。
でも2人は結婚するんでしょうか。
でもハン・ソッキュが元気なかったですね。「シュリ」で大ファンになったんですが、ソン・イェジンの圧巻の演技と美しさに全て持っていかれた感があります。
アカデミー賞も韓国に先を越され、国家がバックアップしてるとは言え、アジアNo.1の座は揺るぎそうもないです。
それに韓国の俳優って、選ばれしエリートなんですよ。日本みたいに誰でもなれる職業ではない。そういう意味では真の意味でのプロフェッショナルですね。
お褒め頂いて有り難うです。
ですよね。
これこそが白夜行のすべてを物語ってます。
最後の幕切れは絶妙でした。
死に行く男はじっと女をみつめますが、女は涙を浮かべそうになるも、最後は冷めた目で背中を向けます。
これに勝るプラトニックはどこにあるでしょうか。
いつも思うんですが、転んだサンのレビューはプロの領域ですよ。何だかもう一度見たくなりました。
Amazonレヴューでも彼女の演技と美しさは高く評価されてます。それに最近の彼女のTVドラマ「愛の不時着」(2019)は世界190か国に配信され、海外でもブームとなってます。
その上、彼女に匹敵するような美人女優が韓国には結構います。
私も昔の韓国映画のイメージでこの作品を見たので、改めて驚かされました。ただ個人的にはハンソッキュのファンですが、少し存在感なかったですね。
確かに韓国の女優さんの演技は迫力があるとは思いますが、私は韓国の女性よりも日本の女性のほうに美人が多いと思います。何かの雑誌に特集されていましたが、やはりそうだったという結果が…。しかし、これは好みの問題ですから、なんとも言えないですね。
これについての他の方々のコメントを読ませていただきたいものです。