あるフォロワーの記事に「コンビニがなかった時代」というのがあった。
私はコメントで以下の様な事を書いた(と思う)。
私の所は田舎でしたから、コンビニが出来るのが遅かった。
当時は、隣町から”コンビニすらない”ド田舎ってバカにされた。
でも、コンビニが出来たからって、便利にも贅沢になった訳でもない。近くにはすぐに(かつ競う様に)深夜ディスカウントや24時間スーパーが出来た。
でも、都会のコンビニは品揃えが凄く、圧倒された。それに比べると我が田舎のコンビニは・・・悲しくなりました。
故に、コンビニとても何ら重宝しないのだが、今では、ATMや電子決済や公共料金の決済に利用するだけで、殆ど買い物はしない。
コンビニは必要ない?
つまり、私にとってコンビニとは大方必要のないツールである。
勿論、私の田舎にセブンイレブンができた時の衝撃は忘れられない。しかし、ただそれだけだった様な気もする。
私は駄菓子屋が大好きだった。昔ながらのお菓子が揃ってて、特にイカの唐揚げが大好きだった。
イカの下足を固めの衣で揚げたものだが、子供の頃は1本5円だった。その他にイカフライやイカ串もあったかな。みんな安くて美味しかった。
しかし、アメリカからジャンクフードやスナック類が入るようになり、日本の駄菓子文化も大きく落ち込んだ。
今でも、大手スーパーなどで駄菓子コーナーを見かけるが、今風のお菓子ばかりで、昔を思い出させるものは何一つない。
コンビニも同じで、田舎にはスーパーが色々とあったから、コンビニがなくても不自由はしなかった。
セブンイレブンが登場しても、地元スーパーもそれに対抗し、夜まで営業するようになる。が、やがてコンビニは24時間営業を開始し、昔ながらのスーパーは淘汰されていく。
しかし、消えゆく運命にあったスーパーだが、ディスカウントと24時間営業で変異を繰り返し、見事に小売業の老舗として復活する。
私は夜中に買い物をしようとは思わない。勿論、仕事や残業で遅くなった時は深夜に買い物をするが、出来るだけ避けるようにしている。
というのも、夜中は盗難や犯罪が起きそうな気配がするからだ。もし夜中に買い物をして犯罪に巻き込まれたり(そうでなくとも)犯罪を見かけたりしたら、それこそ不運である。
田舎は人が少ないからそんな危険は皆無かもしれないが、常習犯からすれば、田舎ほど狙いやすいのかもしれない。
そういう意味でも、深夜の買い物は好きになれない。更に、物価が高く品揃えの貧相なコンビニは、私には大方必要ないとも言える。
続・コンビニは必要なのか?
そこで、本当にコンビニは必要なのか?を見ていく事にする。
意外に思えるかもだが、現状のコンビニのメイン客層は40~50代である。高齢化社会に寄り添った施策が人口動態と共に多くなった事が背景にあるとも言われる。
確かに昔のコンビニには、”何があるんだろう”っていうある種の新鮮なワクワク感があった。しかし、今のコンビニには若者らが満足する価格と品揃えには程遠い気がする。
「コンビニが日本から消えたなら」(渡辺広明 著)では、少子高齢化デフレやAIデフレという21世紀の新地獄の中、コンビニの未来図を模索する。
日本社会が抱える課題点とコンビニの変化には密接な繋がりがあり、その問題を解決する施策こそ、そこに従事する”人”が描く経済戦略であり、(5万8699店舗という小売業界世界No.1を誇る)コンビニが取り組む施策である。
そこから生み出される経済戦略や働き方の新方程式とは?
著者が自ら体験したリアルな(コンビニ店長時代の)エピソードは、昔良き青春時代のコンビニを彷彿させる原風景でもある。
いい仕事とは、どういう仕事なのか?
”そこまでしますか!店長”と叫びたくなる一冊でもある。
慢性的に蔓延するコロナ渦のなか、コンビニの重要性や利便性が注目され始めている。
確かに、どんな田舎にも存在するコンビニは、日常生活には欠かせないものだ(多分)。
狭い店舗に3000点もの商品が置かれ、毎週100点が入れ替わる。日本の”食品ロス”が推定643万トンで、コンビニでの廃棄は21~32万トン(1店舗10~15㎏/日)とされる。
その背景には、”機会ロスの防止”を優先した方針があり、廃棄がコンビニ本部からみて”不利にならない”との巧みな計算がある。
オーナーは売上を作り、常連客を大切にする事で成立する商売。つまり、食品ロスは想定内のリスクである。
しかし食品ロスが長引けば、コンビニの未来は明るくはない。個人的にはスーパーのタイムセールなど泥臭い手段も時には必要だ思うのだが。
コンビニの不透明な未来
この本の内容は浅く網羅的だが、深みはない。貶してる訳でもないが、少し楽観的すぎやしないか。
”小売業界世界No.1”という看板に頼ってるだけではって、心許ない気もする。
若者向けの付加価値が欲しいという声も多いが、店舗数が多い分、悪いイメージも強く、若者はコンビニで働くのを敬遠する。
それに、客のマナーも多岐多様なサービスに比例して悪くなり、次第に横柄になる。故に、心が折れそうになる店員も多いとか。
確かに、都心のSTARBUCKSみたいにイケメンや美女を揃え、客層の人柄を良くするという浅薄な戦略もあるが、(美人薄命と同じく)その時だけで長続きしない。
インスタ映えする店内や商品揃えにするというのもアリだが、(インスタ同様に)やはりすぐに飽きられる。
”コンビニがあって当たり前。何でもあるという安心感。ATMも電子決済も利用でき、消えたらとても困る存在。
でも、積極的に行きたいではなく、妥協点という場所。アルバイトする場所としてはちょっと・・・”
と、若者の声はここら辺に落ち着く。
確かに、コンビニのオーナーとても、(職に煽れた)フリーターというイメージが根強いから、イケイケの職種ではなくなるというのもあるかもしれない。
未来のコンビニは、オーナーも店員もほぼ外国人になり、セルフレジ・顔認証の無人コンビニ等も増えていくと予想する若者もいるが、外国人留学生の生の声は、”日本の経済はアテにならない”とある。
”行っても楽しい、働いても楽しい店にすれば”という声もあるが、所詮小売業である。仕事は単調?で浅く広いし、そこに夢とか深みはあるのだろうか?
つまり、無人化していくのは世の常であろうか。
しかし、著者の渡辺氏は反論する。
”単調じゃない。色んな人が集まり、様々なニーズがある。マーケットの縮図を見れるのがコンビニ。マーケティングを目指している若者はコンビニのレジに立った方がいい”
結局、渡辺氏の結論は”コンビニの未来は、セルフレジの省人化から始まる”と。
一方で、若者の意見である”コストとインスタ映え”というプライベートブランドが生み出す(高度なレベルでバランスが保たれた)付加価値も必要だとの声も。
渡辺氏は、”コンビニは小売業としては世界最強だ”と語るが、24時間いつでもどこでも、みたらし団子が食べられる(のは世界で日本だけ)とか、弁当の味レベルがすごく高いとか、そんなレベルでの話である。
楽観的すぎるとは、つまりこういう事である。
最後に〜コンビニという名の消耗品
今のコンビニは(シニア層が多く)シニア向けの商品が多い。若者っていう存在を忘れている。元々、若者向けが強かったのに、若者だけ狙うと、彼らはコスパ意識も強いし(人口も少ない)、そこを狙っても勝てないと思い込む。しかし、若者向けを狙っても上の世代は嫌がらない。
やはり、小売業の横綱であるコンビニは不滅なのだろうか?
24時間営業のディスカウントや会員制のコストコや業務用スーパーなどが乱立する時代。コンビニは今やコンビニではなくなりつつある。
無駄に店舗数を増やした結果、食品ロスと同様に、資金の掛かりすぎる廃棄物と化してる印象も拭えない。
別にコンビニに恨みはないが、繁殖し過ぎたせいで絶滅した生き物は、過去にも多く存在した。
コンビニが進化し、生き延びる為には、変異と淘汰が不可欠である(多分)。
つまり、コンビニを集約し、絶対数を減らす事で淘汰を促す。1つ1つのコンビニの規模を大きくし、ハイレベルに充実させる。
そういう事しか、コンビニの未来予想図は描けないと思うのだが。
いや、そんな事をしても所詮は消耗品の如く、大衆から見捨てられるのだろうか。
それ以外としては、スマホ自体の故障も考えられます。
一度、修理に出してみては如何でしょうか。
それと
記事やコメントを書く場合、一度メモアプリなんかに下書きして、送信する時に確認する様にすれば、トラブルも少なくなるかもです。
感情的になると文章も知らず内に殺伐となりますからね。
”誹謗中傷の犯人”とされてもね
ネットの時代は表現の自由も無差別に多様化しますから・・・そういう私の記事なんか誹謗中傷の山ですよ(笑) 。
それより、関係ないことですが、いつのまにやら私が誹謗中傷の犯人にされかけています。ネットは怖いですね。
コメントが届いたらメールで知らせる様に設定してあるので、間違いないです。
多分、アクセス不能の時に送られたのか、何らかのトラブルが働いたのかもです。
Goo事務所に問い合わせた方がいいですね。
私も従来使ってたサムソンブラウザの調子が悪くなったのでブラウザを変えたら何も問題は起こらなくなりました。
ご参考までにです。
日本のサラリーマンは
灯りに群がるハエと同じで
何から何でもネオンが必要なんですよ(笑)。
特にコンビニは明るいから、不安性の日本人はホッとするんでしょうねぇ。
別にコンビニに何があるって訳でも用があるって訳でもないのに、群がってしまう島国特有の群集心理。
田舎のコンビニも昔は今の様に明るくなかったから、これも客集めのセコい戦略でしょうか。
コンビニが50m毎にあるような…、24時間開いてるんだそう!
私の実家の田舎に出来た「セブンイレブン」のイメージでストップしている私は、そのことに驚きました。しかも、どのコンビニも東南アジア系のガイジンが店番をしていましたね。今の日本では当たり前のようになっているようですが。
きらきら必要以上に輝くネオン、仕事帰りの大人達が酔っ払って目を虚にしうろうろ溢れている街。<みんな早く家に帰って寝ろ‼︎>と思いましたね。夜遅くまで街を彷徨いて、疲れも取れないまま翌日、良い仕事ができるわけがない!
コンビニの話から外れてしまいましたが。