象が転んだ

たかがブロク、されどブロク

レジ―・ベネットの巨乳とバイタリティ〜真夜中の訪問者”その117”

2022年11月12日 04時51分18秒 | 真夜中の訪問者

 夢の舞台は、某国立大学のキャンパス内の売店であった。
 私は映画の前売り券を買う為に、5階建ての生協ビルの屋上にあるチケット売り場へと向かう。しかし、私が見たい映画のチケットは既に売り切れてて、仕方なくそのまま引き返す。
 階段を降りるのが面倒くさくなり、少し草臥れた怪しいエレベーターだったが、何の警戒もなく乗り込んだ。
 ”キュルキュル”と変な音を立てて、エレベーターは降り始めた。その瞬間、”ドン”と(ワイヤーが切れた様な)大きな音を立て、エレベーターが急降下する。
 ”このままエレベータと共に落下したら、確実に死ぬ”
 私は神に祈った。
 その祈りが通じたのか、大きな衝撃もなく、エレベータは静かに止まったではないか。
 自力でドアを開けると、そこはガラーンとした小さめの体育館の様な避難所だった。


レジ―・ベネット登場

 ”地震か何かあったんだろうか?”
 私は周りを見渡すと、ある一人の大柄な女性が壁や柱のあちこちを修復&補強してるではないか。
 彼女以外には誰も人はいない。
 不思議に思った私は、長いブロンドの髪を後ろで束ねた女に近づいた。
 ”何か大変な事でもあったんでしょうか?”
 女は忙しい手を休めて、不可解な表情を浮かべ、こっちを向いた。
 ”何かがあったって?何ボケたこと言ってんのよ!明日にでも津波が来るらしいの。だからこうやって避難所を作ってんじゃない”
 ”津波って、近くに地震でもあったんですか?”
 ”詳しい事はわかんないけど、大学の職員に急に呼び出されたから、こうして準備してるの。ボーっと突っ立ってないで少しは手伝ったら?”

 女は太ってはいたが、とてもグラマラスだった。男性でも抱え切れない様な太くて長い柱を肩の上にまで軽く持ち上げている。
 まるで、”ダダ・ダーン”で有名な女子レスラーのレジ―・ベネットそのものだった。
 私は彼女に負けまいと、必死で壁を補強した。彼女が柱を担ぎ、私が壁に貼り付ける。プロ用のインパクトドライバーは私には重すぎたが、こんな所で弱音を吐いてはいられない。
 重さと衝撃でしびれる腕に喝を入れ、彼女に必死でついていった。
 彼女は少し微笑んでくれた。 
 ”日本人の男にしちゃ、根性あるわね”
 私は引き攣った顔で言い返した。
 ”アンタこそ、女にしちゃ破壊的すぎる。まるでスーパーウーマンだ”

 女は丸太の様な腕を水牛みたいなデカい腰に当て、フッと一息つく。
 ”ここら辺で一息しない?冷たいビールでも一緒に飲みましょ”
 私は女の豪快かつ豊満な肉体に翻弄されていた。
 女は私を8畳程の狭い休憩室へと誘う。
 ”助かるよ。君と違って僕はもうヘトヘトだ。アメリカの女って皆そんなにパワフルなのかな”
 ”こう見えても、高校の頃はボディビルをやってたの。お陰で色んなタイトルを総舐めにしたわ。でも歳を重ねる度に体重が増え続けたの。アナタみたいにスリムなのが羨ましいわ”
 巨漢の割には、小さめで端正な顔立ちがとても魅力に感じた。
 ”それは凄いや。私も30代の頃、少しウエイトをやってたけど、体型が崩れてしまって辞めたんだ。逆三角形の体型にビルドアップするのって至難の業なんだよね”
 彼女の蒼い瞳は輝いていた。
 ”普通にウエイトしてるくらいでは無理よ。大会前は(食事はプロティンのみで)かなりキツい減量をするの。だから、多くのボディビルダーは現役を退くと、お相撲さんみたいに太っちゃう(笑)”


性の臨界領域

 汗だくの彼女はTシャツを脱ぎ去ると、薄手のタンクトップ一枚になる。突然、(まるで)熟しきったアンデスメロンの様な2つの巨乳が顕になり、私は目のやり場に困った。
 ”もう40近くのオバさんよ。気にしなくてもいいわ。アナタも暑いなら脱いだらどう?”
 ”いや、そこまでは・・・アナタほどのグラマラスな魅力ある肉体じゃないから・・・”

 女は少し酔ったのか、私との距離を詰めてきた。
 因みに、リーマン予想には”臨界領域”(critical strip)という有名な数学用語があるが、リーマンゼータ関数ζ(s)の非自明な零点(虚根)は全て臨界領域0<Re(s)<1にあるが、リーマンは”全てが臨界線Re(s)=1/2上にある”と大胆にも予想した。
 特に、臨界領域の右半分1/2<Re(s)<1にてζ(s)は普遍性を持ち、その値分布は複素平面内で稠密であるとされる。もしリーマン予想が成り立てば、ζ(s)は臨界領域の左半分(0<Re(s)<1/2)では稠密でない事が示されるという。そう言えば、台風も中心の右側が稠密で、被害が大きい。

 少し理屈っぽくなったが、彼女が私の性的な”臨界領域”に踏み込んできたのは明らかだった。特に、臨界領域の右半分は性的衝動も稠密であり、女はそれを知ってか知らぬか、敢えて右側から強引に迫ってくる。
 女のグラマラスな巨体は肥満というより豊満そのもので、40近いとは言え、私の性的領域を全て支配していた。
 逃げ場を殆ど失い、性的に動揺した私は、2つの大きな肉の塊を支えてるタンクトップを一気に引き剥がしに掛かった。思った通り、女は何の抵抗もなく、自慢の巨乳を顕にする。
 が、目の前に現れたのは、形が崩れかけ微妙に垂れ下がった脂肪の塊だった。乳首は下を向きかけ、アンデスメロンとは程遠い代物だ。
 思った程には魅力ある巨乳でもなかったが、それでも私には異次元の肉の塊に映った。
 ”これがレジ―・ベネットの巨乳の真実なのか・・・”
 確かに、(世界中のネット上に散らばる)落ちぶれたPornStarのそれと殆ど変わりはなかったが、それでも惹きつける何かを女は持っていた。

 性の臨界領域へと踏み込んでしまった私は、そのまま深い欲情へと埋没していく。私はまるでパンの生地をコネ回すか如く、女の2つの脂肪の塊を強引にかつ乱暴に弄った。
 それは、まるでプロレスとセックスの異種格闘技戦みたいで、お互いのストロングスタイルが真正面からガチっと噛み合った瞬間でもあった。
 ただ、女の胸は意外にも柔らかい。いや、柔らかすぎて、弄る程にこね回す程に2つの大きな肉の塊は形を失い(まるで戦うのを諦めたかの様に)、真下にだらしなく垂れ下がっていく。

 やがて男と女の行為が終わると、私達は作業を再開した。程なくして、近くの住人たちがゾロゾロと避難してくる。
 私は、彼女の様子が少しおかしいのには気付いていた。
 1時間ほど過ぎただろうか、女は”ここは暑すぎるわ”と不貞腐れ、Tシャツとタンクトップをまとめて脱ぎ始める。だらしなく垂れ下がった巨乳には、緊張感や恥じらいの欠片すらない。
 私は敢えて彼女を無視し、作業を続けた。
 そこに、ある一人の女子大生が近づいてくる。”何よ、そのザマ!いい年したオバさんのストリップなんて誰も見たかないわ”

 巨漢の女は一回りも小柄な若い女を睨みつけると、一気に突進する。私は作業を中断し、二人の女の間に入った。
 私が何か言葉をかけると、大きな衝撃が私の頭部を襲った。気を失った私だが、目が覚めると女子大生が床の上に仰向けに倒れている。
 近寄って、叩き起こそうとするもピクリともしない。
 ”なんてこった!”
 その時、夢から覚めた。


最後に

 レジ―・ベネットは、歳が私と1つしか違わないせいか、不思議と他人に思えない所がある。
 日本での彼女のプロレスのスタイルはあまり好きにはなれなかったが、若い頃のアメリカでのファイトを見る限り、ストロングスタイルの実力派レスラーだった様な気もする。

 女子プロレスとはいっても、アメリカでは一種の”ポルノ”に過ぎない。事実、彼女もアメリカのマットでは、超ハイレグのレオタードをデカいお尻に食い込ませ、リングに上がっていた。 
 25歳でボディビルからプロレスに転向し、その5年後、「ダダン」(ピップフジモト)のCFがきっかけで来日する。
 40歳を機にプロレスを引退し、その後はポルノ女優になったとの噂も流れたが、現在はホームセンターに勤務し、巨漢と腕力を生かし精力的に仕事をこなしてるという。

 私が夢で見たのはプロレスを引退した頃の彼女で、まだまだエネルギーの塊だったように思える。
 そういう私は今、(「台風11号」でも書いたが)古くなった部屋の解体と修理に自由時間の殆どを潰している。
 痛めた腰と膝を庇いながら孤軍奮闘する私を、同年代のレジ―・ベネットが心配してくれた訳でもないが、夢の中での彼女は実にパワフルであった。
 夢の中での私も彼女と同じ40歳程の中年男だったろうが、バイタリティが全く違う。
 確かに、いくら女子プロレスがポルノ紛いとはいっても、体を張る仕事には変わりはない。

 しかし、最後になぜ女子大生が登場したのだろうか?確か、(ウィキによれば)レジ―・ベネットの引退試合の相手は豊田真奈美だったとか。
 因みに、豊田はレジ―・ベネットよりも10歳ほど若いし、色白で美形な顔立ちだから女子大生と間違えたのだろうか。

 確かに、レジ―が本気(セメント)でやれば、豊田でさえも完全KOは免れなかっただろう。
 しかし夢とはいえ、レジ―・ベネットの(賞味期限の切れた)巨乳を拝めた事だけは最高の収穫だった。
 いや、そう思う事にしよう。



2 コメント

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Unknown (1948219suisen)
2022-11-12 07:52:50
>女は丸太の様な腕を水牛みたいなデカい腰に当て、フッと一息つく。

の表現は秀逸ですね。

白人の女性ってわれわれ黄色人種とは体力の差が半端ないですよね。

こんな白人の女性と結婚しようとする黄色人種の男性は、よほどタフでないと務まりませんね。

川崎麻世なども大変だったでしょうね。
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ビコさん (象が転んだ)
2022-11-12 11:41:13
川崎麻世って、とても懐かしい響きですね。
奥さんは元モデルでしたが、歳を重ねる毎にグロテスクになった様な気もします。
欧米の女性は若い特は良いんですが、歳を重ねるとグロテスクに変貌する傾向にあります。

夢に出たレジーベネットも若い頃はとてもセクシーで美人でした。でも来日した30歳の頃(写真)は水牛みたいに膨れ上がり、今は枯れ木みたいに朽ち果ててます。

そう言えば、大学時代の仏語の先生は異常なまでに骨太で、スネなんかチラノザウルスみたいでした。旦那は豆みたいな日本人でどんな夫婦生活だったんでしょうか。
スネ毛なんか半端なく、男以上の男でした。

日本の女性は世界で一番可愛く美しいと思いますが、若いのは派手なメイクに走り、悲しいかなみな欧米の方を向いてんですよね。
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