ここ最近はAmazonビデオ三昧で、脳ミソが腐った状態にある。
元々(趣味と言えるものが殆どないが故に)洋画だけはよく観る方だったが、TVドラマは不思議と殆ど縁がなかった。
しかし、格安のタブレットを落としてからは、洋物ドラマ一択である。
「高い城の男」”The Man in the High Castle”は(2015年から19年にかけて放送された)フィリップ・K・ディック原作のAmazonのTVドラマだ。
数年前に、”123Movie”という違法サイトでシーズン1の数作だけを見たが、英語字幕を理解するのに苦労したせいか、殆ど印象に残るものはなかった。
しかし、第二次世界大戦で枢軸国が連合国に勝利するという(あり得ない)SF的展開とアメリカ白人が(戦勝国となった)ナチスや日本をどんな風に描くのか?少なからず私の心をワクワクさせた。
結果から言えば、ナチスも日本軍も典型の(欧米から見た)ありふれたステレオタイプで、極悪のナチスに狡猾なユダヤ人、大した文明を持たぬ(礼儀だけが取り柄の)アホな日本人。そして、アメリカ白人は正義を愛する(わざとらしい)自由な民である。
つまり、彼ら以外は殆ど全てがレジスタンスと言う(白人至上主義的な)設定には少し嫌気が刺したが、脚本的には(展開はともかく)そこそこに作り込まれてた様な気がした。
まだシーズン1だけを見終えたばかりだが、大まかな展開を紹介する。
第二次大戦で敗れたアメリカの大半はドイツに併合され、世界的な大ナチス帝国の一部となる。一方、西海岸は日本の傀儡国家として、両国の中間に中立地帯がおかれた。
結果、世界の大半は日本とナチスドイツに支配され、この両国は(表向きは)友好関係にあるが陰では冷戦状態にある。
アメリカでは両国に抗するレジスタンス運動が広がり、サンフランシスコとニューヨーク、そして中立地帯を舞台とするアメリカ人と日本人とドイツ人たちによる(三者三様の)群像劇でもある。
”高い城の男”と呼ばれる人物が収集する謎のフィルム”イナゴ身重く横たわる”が密かに出回り、このフィルムを巡る争いが人々を巻き込み、予期せぬ多くの犠牲を生む・・・(ウィキ)。
同名の原作を読んだ事はないが、後半になるにつれ、新たな展開が大幅に追加されてるようだ。
ジュリアナ・クレイン
SF系ドラマにしては、制作総指揮をリドリー・スコットが担当した事もあったせいか評価は高く、”第二次大戦後の暗黒世界が再現され、放送開始後すぐに夢中にさせる内容である・・・”と多くの支持を集めた。
ただ、謎のフィルムの真相を追及するジュリアナ(ルート・エバンス=写真)の存在が非常に中途に映る。ヒロインにしてはその風貌が雑すぎて、名前ほど美人でも洗練されてもいない。
ハニートラップを仕掛ける程の性的アピールも知性も貧相だし、このドラマの主役を務めるには少し役不足の様にも感じた。
個人的には、憲兵隊に追われるジュリアナと(その恋人である)フランクを助けようとするエド(D・J・クオールズ)の存在が圧巻で、(彼がいたからこそ)このドラマに夢中になった所もある。
一方で、印象に残ったキャストとしては、日本太平洋合衆国の貿易大臣役の田上(ケイリー=ヒロユキ・タガワ)で、実に落ち着きのある重厚な風格を醸し出している。
因みに、「リトルトウキョー殺人課」(1991)で半裸のブロンド美人を殺すシーンを見て以来の大ファンである。
最初に戻るが、ジュリアナという名前ではなく、普通の名前でも良かった。アメリカと日本のハーフで(例えばだが、ケイコ・クレインという)平凡な名前でもよかった。
普通、こうした印象に残らない女優が主役を務めるには”何か”がある筈だが、見るほどにその”何か”すらもない。
しかし、彼女が夢に出てきたとなれば、話は大きく違ってくる。
彼女は私の横にいて、一緒に眠っていた。
夢の舞台は大きな体育館の中で、多くの避難民たちと一緒に、緊急に用意された簡易ベットに二人で一緒に横たわっていた。
彼女はドラマで見るよりもずっと大きかった。白く真っ直ぐに伸びた健脚は恐竜みたいにゴツく、触るとザラザラした雑っぽい感触が私の目を覚ました。
”見事な健脚だけど、何かスポーツでもしてたの?”
”子供の頃、柔道やってたの。それで気がついたら、こんなに大きくなってしまって・・・大きい脚の女って嫌い?”
”いや、健康そうで羨ましいよ”
女は長く黒い髪を後ろでまとめると、私を興味深そうに眺めている。
”あなたは華奢に出来てそうだけど、スポーツとは無縁なのかしら?”
”いや細く見えるけど、日本人にしては力はある方なんだ”
”その細い腕で、私を何を守ってくれるの?”
私は彼女をよーく見た。
確かに「高い城の男」に出てくるジュリアナ・クラインである。
”いや、ここは日本だから安全だし、何も守る必要はない。それに、ここなら一人でも生きていけるさ、私が保証する”
”私は必要ないってこと?”
”いや、私には君が必要だけど、君には私は必要ない”
彼女は少しムッとしたように見えた。
”私の事を最初から疑ってたんでしょ?”
私は三度彼女を見た。
”君はスパイには見えないし、レジスタンスにも思えない。ごく普通の健康な女の子だよ。何も誤解はないはずだが・・・”
”日本人にとって白人は敵なのよ。お互いに解り合えるまでは、もう少し時間が掛かりそうね”
私はこの女に、ある種の浅学な非才さを感じた。このバカ女は情で動く。
”いや、貴女はもっと勉学に励むべきだ。これからは白人というだけでは、日本ですら生きてはいけない”
女の瞳は更に大きく、そして刺々しくなった。いや、少なくともそう思えた。
二人の会話はあっけなく途切れ、気がついた時は私は一人になっていた。
”一言多すぎたかな?”
そうこう思ってるうちに、夢から覚めた。
色白は七難隠す?
栗原千明(37)をめぐる”撮影NG騒動”が物議を醸している。
問題となった石川県金沢市の第71回”金沢百万石”祭りでは自身の撮影NGを要請しただけでなく、傘に傘を重ねる”二重傘”でパレードに出演し、約37万人もの観衆には不穏なムードも流れ、SNSも炎上した。
撮影NGも勿論だが、”二重傘”に関しては、主催者側が栗山の徹底した日焼け対策に過剰反応したとの見方が浮上する。
”美白”で女性らの支持の多い彼女だが、彼女の徹底した紫外線対策は常識を超えてるとされる。
”関係者の配慮に甘えてしまった”と謝罪したが、前例のない撮影NGに主催者は困惑し、日焼け対策でも過剰に配慮したのでは・・・(東スポWEBより)。
まさに、”色白は七難隠す”の典型である彼女だが、NHKのミステリー番組で彼女を見かける度に”こんなブ◯でよくパーソナリティー(進行役)が務まるな?”と思ったもんだ。
勿論、当の本人は”色白=美人”という単純な定義で生きてるだろうから、”美人を軽々しく撮らないで”とか”美人に紫外線は天敵なの”って主張も理解できなくはない。
しかし、美人と肌の色に相関関係はなく、黒い肌はより精悍に、黄色い肌はより繊細に映るし、逆に白い肌は脆く雑に見える時もある。
勿論、美人やブスに定義とかある筈もないが、性格や個性や人格というパーソナリティーは”美人度数”に大きく貢献すると思う。
SNS上では”情緒崩壊やろ”とのツッコミもあるが、栗原さんの今回の騒動は”美人崩壊”という言葉がピッタリの様な気もする。
確かに美人とは、これほど魅惑的に映る言葉もない。女性は少なくとも一度は、この言葉に憧れるだろうし、命や財産の全てを賭ける女もいるだろう。
しかし、美人ほど脆く醜く汚い存在であるのも、これまた酷な現実でもある。
37歳という下り坂の年齢で色白を保つには、相当な努力が必要だろう。そういうのは男にはわからない。しかし、(肌の色に関係なく)美しい人格や尊い知性こそが自らを内面から美しく輝かせる(真の意味での)”美白”かもしれない。
白いだけの女
夢に登場したジュリアナ・クレインも、典型の”色白は七難隠す”の女に思えた。
確かに、彼女の肌は(日本人離れの)澄み切った美白を魅せつけてはいるが、とても脆く雑に感じた。しかし悲しいかな、「高い城の男」は彼女を中心に回る。
彼女は醜いだけの”白い女”で終わるのか?それとも、真の美しさを内面に秘めた”美白の女”で終わるのか?
答えは言わずもがなだが・・・
しかし(ドラマの中の)ジュリアナは自分の醜さを微妙に感じ取ってる様にも思えた。
一方で、(現実の中の)栗原さんは自分の醜さにさえ、ついていけない様な気がする。
うちに秘めた人格や知性が崩壊する時、美人という醜い人種も絶滅するのかもしれない。
そんな状況下でも彼女たちは、”白いだけの”お高く留まった女The Woman in the High Castleでい続けられるのだろうか?
シワも目立つし肌も汚い。
これじゃハニートラップはもちろん、スパイもレジスタンスにもなれませんな。
アメリカのTVドラマでは、こんな中途なレヴェルでも主役を張れるんですかね。
栗原千明も40近い普通のオバサンですもん。未だに美白に拘ってる執念は怖すぎる。
お高くとまった白いだけの女は、高い城の男よりもミステリアスだ。
このドラマは日本人が神経質になりそうな内容だから、人気がないのかと思いきや、ブログでもそこそこ話題にしてます。
今日からシーズン2に突入ですが、相変わらずジュリアナがバカなんですよ。
単に情だけで動くから、周りに迷惑ばかりかける。それに、ジョーはナチのスパイで奥さんも子供もいるのに、それにすら気付かない。
お陰で、親友で恩人のエドが逮捕される最悪の展開。
それに、このオバサンは見るからに頭が悪そうなので、余計に腹立つんですよね。
名前はジュリアナじゃなくピン子でもいい(笑)。
多分、シーズン2からは展開が変わる事を期待して・・・
制作自体にお金が掛かりすぎて、キャストに割く余裕がないのだろうか。
原作はスグレものだから、ドラマ化するに至って話題にはなったと思うけど、アメリカ白人の日本人に対する理解が不足してるのかな。
でも脇を固めるキャストがそこそこは充実してそうだから、ここ数年のアメリカドラマにしては気合が入ってんじゃないのかな。
金髪のヒトラーも笑えるし、よく出来た作品だと思うけど、切腹する日本人やレジスタンスの遺体を放置する描写は見てて辛いものがある。
夢の中でも凡庸な”白いだけ”の女で、なぜ彼女を主役にしたのか?未だに理解に苦しみます。
結局、日本人やナチスに虐められる役だから、誰でもよかったって事なんでしょうが、原作がいいだけに、唯一残念です。
中途な女優として見れば、栗原千明さんも同様ですが、主役を演じさせると途端に粗が目立つんですよね。
「白いだけの女」というタイトルで、何か面白いドラマを作って欲しいです。
言われる通り、レジスタンス惨殺シーンはムゴすぎますよね。リドリースコットらしいと言えばそれまでですが、ヒトラー大邸宅がCGで見事なまでに作り込まれてるのは、少し感動しました。
日独が勝利するという仮想の世界とアメリカが勝利した現実の世界。
今のアメリカの病んだ世界を、1962年時点で見抜いていたFKディックの先見の明には驚かされます。
ドラマと原作の大きな違いは、「イナゴ身重く横たわる」という仮想小説が機密フィルムになる事で、よりSFぽくなってるような気もします。
個人的には枢軸国が勝利するというタラレバは飛躍し過ぎで、せめて痛み分け(引き分け)になってたら?でも良かったかなと思います。
核戦争を最終テーマにするのなら、引き分けの方がシナリオ的には有利かと。
とありますが、このドラマでは真実を知る事こそがカギとなるんですよね。
でも、”高い城の男”がただのデブなオッサンなのには少し興ざめですが、もう少し配役がどうにかならんかったのかと、残念に思います。
”日本人がステレオタイプで描かれ過ぎ”との批判もありますが、ドイツ人もアメリカ人も同じような個性のないステレオタイプですよね。
勿論、個性のないという点ではジュリアナも同じですが、その上、無能過ぎる。
でも、プロットが破綻しない様に慎重に作られてあるから、茶番になりがちなドラマにしては無意識のうちに見入ってしまいます。
アゴというかエラが異常に張ってるよね
こういう女って
欲張りで浮気性だけど成功する人に多いって
ドラマでもそんな感じなのかな
でもこの女
肌はザラついてシワが目立つの
それに目が大きすぎて
まるで死体が睨んでるって感じ(*_*;)
原作と脚本はいいんだけど
ジュリアナの存在と同じで
キャストと展開が間延びしてるのかな
ジュリアナをメインにしたのがどうも致命的ですよね。
少なくともシーズン1で外すべきだった。
言われる通り、キャストが多過ぎて展開も間延びし余計が多すぎる。
パラレルワールドをテーマにして、10話完結で良かったかもしれない。
ジュリアナもブスじゃないんですが、エラ張り過ぎで・・・それに死んだ魚の様な大き過ぎる目もなんだか怖い。
予算の都合からかオバサンばっか
ジュリアナも年齢的には中堅どころだが、それでも紅一点という存在には変わりはない。
本人はジャンヌダルクのつもりだろうが、その存在も設定にも無理がある。
寧ろいない方が展開は引き締まるし、スッキリする。
Ep1は目新しさもあってそこそこの評判だったけど、途中から緩んでしまい、Ep4は平行世界がテーマの幼稚なSFに下り、無駄に散らばったフラグを拾うこともできずに終結。
ジュリアナもただのオバサンで終わった。これがこのドラマの本当の悲劇だ。
でも、このドラマみんな見てるんですよね。感心関心です。
登場人物が多すぎて、tokoさんの様に”一気見”は出来ませんから、ウィキで展開を読みながら見てます。
ジュリアナがウザ過ぎてEp1でやめようと、でも脚本自体はそんなに悪くない。レジスタンスも思った以上にしぶといし、日本の憲兵隊もスミス一家もよく描かれている。
それに、自由の女神像が破壊されるのを見つめるヒムラー将軍なんか、実に雰囲気がでてますよね。
すべてはこの女がぶち壊したんですかね。
ううーん、残念!無念!