LUSTYHOUSE

まだ、もう少し作ること、動くこと、想像すること、楽しむこと。気ままに、思うことを書いてます。

パチンコ

2008年04月17日 | ぼやき

若い頃は時々パチンコをしていた。勝てるときもあるが負ける。結婚してからはほとんどしなくなっていた。弟の友人が一時パチンカーだったことがあり、話す機会があった。理科系で当時黎明期だったパソコンを自在に操り、話しぶりも理路整然として誠実な青年、無職だったが信頼できる頼もしさがあった。めげることのない精神的なタフさは、理科系人間特有の共通項だと後年理解した。何日も考え抜く力が無くては理科系は務まらない。この人の影響でパソコンを始めるきっかけとなる。NECのMS-DOSマシン9800シリーズを購入。2HDの3.5インチフロッピーディスクを初めて搭載したマシンだった。当時1MBの3.5インチフロッピーディスクは1000円した。同じ値段のブルーレイディスクが25GBだから1MB何円だ。複雑なことは分からない。
時を同じくして夫婦でパチンコも始めた。月に23日通ったこともある。1万円負ければ退散し、深追いはしない。1年間続けた結果10万円くらいの黒字だったが、行けば必ず常連にコーヒーを振る舞い、月のコーヒー代は1万円くらいになった。何のことはない、1年間コーヒーを飲みに通ったことになる。時間の浪費と自覚し、以後一度も足を踏み入れない。単純なことは分かりやすい。
彼はデジタル機の数字の出目をすべて暗記していた。当時はまだリセットできたが、すぐにその機械は消えた。彼の考えた競馬必勝法というのがある。オッズで単勝2番人気に賭けるという。最初に勝つ金額を決める。入れば必ず1万円勝つだけ賭ける。2回目以降は、それに負けた金額を加算する、入れば1万円勝つ。2番人気は1年間で200回以上入るという。さっそく新聞で確かめたが、その日はなんと2回入っていた。もちろん試したことはない。複雑なことは理解できない。
題名は忘れたがポーカーで詐欺をするのだが、銀行もグルだったという映画を思い出した。観客もまんまと騙されたことを覚えている。映画の中ではしばしば銀行は悪役だが、きっと真実に違いない。博打(バブル)を打って、負けたら払わない(ゼロ金利)。どういう理屈でこうなるのか、奇っ怪なことは理解できない。