京から20宿目、御油(旅人留女)着です。
宿場には、留女と呼ばれる女性がいて、旅人を呼び止めて宿泊をさせる仕事を
しているようです。
ここでは、腕や荷物を引っ張って旅人を引きずり込もうとしています。
必死に逃げようとする旅人の傍らをいつものか光景と宿場の女性が通り過ぎて
行きます。
右の旅籠の中は、今、着いた旅人が足を洗おうとしています。水盥がちょっと
大きく作り過ぎたので、運ぶ女性も大変な様子です。
梁から吊り下げた札は、伊勢参りなどの講の名札だそうです。
奥の壁には、「竹之内板」とあり、広重の版元の名前が書いてあります。
登場人物の様子をそれらしくするのに苦労しましたが、まあまあですね。
違う角度からの写真です。
原画はこちらです。