第38作目です。
山梨県南巨摩郡身延町
「身延川」は、身延山中に源流を持ち、日蓮宗の総本山久遠寺の
周辺を流れ、 波木井(はきい)川に合流する川です。
沸き立つ奇峰の間から見え隠れする富士。
富士は、甲州側から見た「裏富士」です。
谷から湧き出る白雲。白雲は、奇岩、富士、松の木と相まって天空へ
舞い上がって いるようです。
下の川は、波が折り重なるように描かれ、水量と速さを表現しています。
そんな険しい景観を眺めながら、旅人たちは身延山久遠寺へ参詣に
向かっている ようです。
少しアップしました。
原画です。
解説は、「葛飾北斎 富嶽三十六景 解説付き」から引用しました。
この作品は自分で言うのも何ですが、きれいにできました。
ただ、馬が多少小さくなったような・・。
凄く伝わる、そして感じられる言葉です。
今回の作品は、お世辞抜きで『原作の絵の表現:ポイントの再現度が高い』と。
左の山の樹木や雲のピンク部分、奥の富士の色合いに構図(紙紐を解いたもの?素人目に汗)から始まって、真ん中の川の波の表現、そしていつもの人や馬の動き・ポージングの妙(紙紐は動作の表現に強い、と本当に想います。)
今回の作品、個人感ながら「凄い」以上に『(表現の数々に)…う~~む、興味深い!!』な匠の効いた妙策だと感じました。
改めて作品そのものとこの記事、そして作者たる閑斉様に心からの感謝を!!
まだまだ、未熟ですね。
ご訪問、ありがとうございました。
ただ、色合いがきれいに出来たので気に入っています。
北斎は天才、私は精進、精進です。
空と雲と木の緑。
静と動、そして色のコントラストがすばらしい!!
山と木以外は今回「動」をすごく感じる作品だと思いました。
旅人たちは本当に一歩今にも足を踏み出しそう、蜘蛛は静かだけどもくもくと発達し動いていそうです。
作った本人はそんなに思っていないのですが、ashさんに言われるとそんな気になってきました。
足を少し曲げると、動きが出てくるようです。
次作、頑張ります。