空耳 soramimi

あの日どんな日 日記風時間旅行で misako

実話の映画化

2005-10-27 | 映画

映画や本はもう生活の一部になっているのだが、本で言えば手記などノンフィクション、映画では実話の映画化されたものが苦手だった。
長い間空想の中で楽しむもの、言い換えれば現実逃避の乗り物として重宝してきた。
現実からなぜ逃げるのかといえば、面倒だからで、相手もあるのではそこの所の忖度もしなくてはうまくいかない、結果自分の事ぐらいは何でも自分でやらないとすまないことばかりで、怠け者にとっては嫌い、疲れる、そして苦手ということになってしまう。
今は止めておこうかということが出来ない、義務や責務などが絡まっている。
自由にすごしたいと思っても自由こそが面倒なもので、生きていることも疲れてしまう。
今言う引きこもりの自由人のような人だって、最低限しなくては生きていけないことがある。
映画や小説の世界は、入り込む手順さえ踏めば、何時間かはありそうもない、自分の日常にはなさそうな世界で遊ぶことが出来る。
責任のない他人の突拍子もない世界も目の前に開けてくる。
なんて面白いのだろう。と長い間思ってきた。振り返るとそれが今の私を作ったといえる。

ところが最近ちょっとした変化を感じてきた。日常生活に余り疲れなくなった。
それで好みもちょっと変わった。

長い振りだったけど 最近実話が元になった映画を4本見たが疲れなかった。それで驚いている。
まぁ内容にも依るけれど。 ただ実話だからといって我が事のように考え込むようなものでもなかったが。







コメント (7)
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ちょっといい映画

2005-09-17 | 映画
映画を見ることは、本を読むことと同じように昔からの長い習慣になっている新しい映画で、映画館に行かなかったものは,DVDでチェックする
仕事をしていた時は、映画を見る余裕のないこともあったが、今はゆっくり楽しむことが出来る。
本を選ぶように、楽しんで選んでくる。
今年になって、不思議なレンタルの店を見つけた。車ならけっこう近くて、買い物ついでに寄れる。 
有名なレンタルビデオ屋さんはきちんと整理されて、手書きで”店長のオススメ”なんて案内が貼ってあったりするが、この店は大まかなコーナー分けをしているだけで、雑然としている。といって汚いわけではなく、数もとても多い。こんなのは置いてあっても商売にならないだろうにと余計な心配をするようなのもある。
この前「キング オブ キングス」を借りてきたら白黒で無声映画だった。字幕だけしか出なくてよくこんな映画が残っていたものだと驚いた。
「パッション」が話題になったので出してきたのだろうか。まるっきり商売気がないともいえないが、店員の人たちも返却されたのを慌てて整理する様子もなく、のんびりしていて雰囲気もいい。

今の流行の新作が一つしかないことがあるのも面白い。見たいと思ったら誰かが返したときに偶然出会うしかない 
こう分類が曖昧だと、目的があって探すときには不便だが、目的もなく行って選んで来るには余り差し支えがない。
懐かしかったり、見たいシーンが有ったり、見終わった後のつながりが気になったりして行ってみるが特に拘っているわけでなく目に入ったものを借りてくる。
旬を過ぎたものは50円、なんだか申し訳ないが、こういう生活が小さな幸せに思える。

最近借りたものには、私が知らなかっただけで有名な名作ではないかというようなちょっといい作品ばかりにであった。
そんな時はキャストやメイキングまで見て「ありがとう」とお礼を言う

★ あの頃ペニー・レインと 2000年 DVD
15歳の少年が音楽雑誌の取材でロックバンドと一緒に旅をする話。メンバーとの交流とともに、ファンの少女たちの中でリーダー格のペニー・レインに恋したり、内幕を書くことへのこだわりも有ったり、青春映画のようでもあるが何か懐かしい暖かい気持ちにさせる作品

★ パーフェクト ワールド 1993年 DVD
クリント・イーストウッド監督、分かりやすいヒューマンドラマ。公開当時に話題になったものだけれど始めてみた。脱獄犯にケビン・コスナー。追いかける警官にイーストウッド。誘拐した少年にいつの間にか慕われるようになる、非情な犯人が実はいい人。 ツボを心得たストーリーでほろっとする。
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