買い物から帰りほっとして椅子に腰を下ろしたら「突然」紅茶が飲みたくなった。
出かけて「お茶でも」と喫茶店はいると、ほとんどの人が「コーヒー」という。そして「ホットで」とか「ブラックで」私は「砂糖もミルクもいります」
今は「紅茶で」と思っても、体制に逆らわない生き方で「同じでいいです」といってしまう。みんなといるときはコーヒーで、まぁ一人でいるときの紅茶はいいものだ。
何年か前、それも秋。サークルの流れで喫茶店に入り、お店の顔なじみが多い中でうっかり「アールグレイで」といってしまった。
「それ今切れてまして…」
あわてて「ミルクコーヒー 冷たいので」と訂正した 大汗。
そんなこんなで(どんな?)秋になると午後にはなぜか紅茶が飲みたくなる。
食器棚でカップを探していると、昨日使ったばかりの泡硝子のコップにひびが入っていた。
夏中お世話になって、なんか上向きの昼顔のような形が手に馴染んできたのに、なぜひびが?
お勤めが終わりそうなのを察してか。気が弱いヤツ、短いお付き合いだった。
毎朝使い続けている、コーヒー豆と産地のイラストが付いた粗品のコーヒーカップは10年来丈夫で、母用だと家族にも認識されているくらい丈夫。
さて紅茶のティーバックは、何気なく手元にある使い残りから淹れてきたが、今年のカップは昨年買って来た砥部焼のそれらしくない薄青いのを出してみよう。
紅茶は陶器より磁器かなと思いつつ、イヤイヤ渋い陶器もいいものだが、と考えふとネット君に訊いてみた。
おぉ紅茶の淹れ方飲み方、道具などやはり作法はあるもので。ハーブティーの淹れ方以来紅茶の勉強した。
いつからか我が家にあってついぞ見なくなった紅茶プレス、今更探すのも面倒だし、無事でいるのかもわからないし。いつもの煎茶用のガラスポットも使えるし。
そのうち静かな窓辺でティータイムもいいだろう。
まだ開けてない缶入り紅茶もあることだし。
冬になると暖かい日差しを求めて、猫を抱いて縁側で日向ぼっこもいいなと、紅茶より渋茶の似合う年になったみたいでとつい笑いつつ。
そうだうちに猫もいないしもう少し先にしよう。
そうそう、昨日拾い読みしていたら、昔、庶民はご飯の後、お茶を入れて残りの米粒をすすいで飲むので茶碗という名前になったそうで。
ほおぉ。
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HNことなみ
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