きのうの「映画と自転車」で、うっかり忘れた作品がふたつある。
これ忘れちゃダメじゃん! という、『自転車泥棒』(48)と『明日に向って撃て!』(69)。
ニューシネマ礼讃人間なので、後者のほうが好きかな。
歌でいうと、おニャン子の『真っ赤な自転車』。
これ創ったというだけで、秋元さんのことを尊敬する、、、くらいに好き。
さて。
チャリダー歴「そこそこ」のオメーは、事故ったことがないのか―だって?
あるあるある、そりゃあ、ある。
自転車が破壊されるほどの事故―自動車との衝突―はないが、チャリダー同士の衝突は、けっこう多い。
小さな事故まで数えると、20回くらいはあったのか。
いちばんよく覚えているのは、坂道で自分が上り/相手(同年代男性)が下り、というシチュエーション。
ブレーキが甘かったのかな、相手は軽い叫び声? を発しながら自分の自転車に突っ込んできて、スピードも出ているから避けられなかった。
で、ふたりとも転倒。
そのときに乗っていたのが15万くらいする自転車で、詳しくないひとだって一目で「そこそこ高いもの」であることが分かる、、、からだろう、相手は出血/こっちは無傷なのに、
「大丈夫ですか、大丈夫ですか、自転車」
「・・・まぁ、大丈夫かと。あなたは?」
「自分はいいんです、だって見るからに、いい自転車だから」
「(笑う)まぁ、安くはないですけど、見た感じ、どこにも傷は」
「ほんとうですか、壊れてないですか」
「大丈夫っぽいですね」
「よかったー」
弁償とか、そういうことが頭に浮かんだのだろう。
よほどひどいことがないかぎり「吹っかける」つもりはない、だから、お互い気をつけましょうといって別れた。
ネットニュースで、自転車に轢かれた老人が死んだという記事を読んだ。
そうなんだよなぁ、死ぬこともあるんだよなぁ・・・。
もちろん自動車ほどではないけれど、歩行者にとっては自転車だって凶器で。
気をつけたいよね。みんながみんな、成龍のようにはいかない(トップ画像)のだから。
自転車「初体験」の話。
最初に買ってもらったのは、保育園の年長さんのころだったと思う。
青い自転車、、、としか覚えていない。
庭で散々乗り回し、遊び疲れた自分は自転車をきちんとかたすことを忘れて夕飯を食べに家に戻った。
その直後のことである、会社から帰ってきた父親の自動車が、自分の自転車を粉砕したのは。
その衝撃音だけは、今でもはっきりと覚えている。
ぐわっしゃーーーん!
とかではなく、
もっと鈍い、そして、あまりにも短い絶命の音だった。
メリッ、、、みたいな。
あれだ、『ターミネーター』の一作目(84)、完全に潰されたT―800のような感じ。
たぶん死角で、とーちゃんはまったく見えてなかったのだろう、なにが起きたのか理解出来ていないようだったし。
ほとんど自分の所為なのに、泣きじゃくる自分。
よく分かっていなかったと思うが、ごめんごめんと謝るとーちゃん。
泣いた子どもは強い・・・かどうかは分からんが、翌週の日曜日、新しい自転車を買ってもらった。
『自転車泥棒』の主人公のようにならずに済んだわけだが、すぐ新品を買い与えられたということは、そういう意識はなかったけれど、それなりに裕福? な家庭だったのかな。
そんな恵まれた家庭に育ったにも関わらず、自転車窃盗を繰り返すガキになる―のが自分の少年期なのだが、それはまたべつの話だ。
おわり。
…………………………………………
本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
前ブログのコラムを完全保存『macky’s hole』
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『美女狂い』
これ忘れちゃダメじゃん! という、『自転車泥棒』(48)と『明日に向って撃て!』(69)。
ニューシネマ礼讃人間なので、後者のほうが好きかな。
歌でいうと、おニャン子の『真っ赤な自転車』。
これ創ったというだけで、秋元さんのことを尊敬する、、、くらいに好き。
さて。
チャリダー歴「そこそこ」のオメーは、事故ったことがないのか―だって?
あるあるある、そりゃあ、ある。
自転車が破壊されるほどの事故―自動車との衝突―はないが、チャリダー同士の衝突は、けっこう多い。
小さな事故まで数えると、20回くらいはあったのか。
いちばんよく覚えているのは、坂道で自分が上り/相手(同年代男性)が下り、というシチュエーション。
ブレーキが甘かったのかな、相手は軽い叫び声? を発しながら自分の自転車に突っ込んできて、スピードも出ているから避けられなかった。
で、ふたりとも転倒。
そのときに乗っていたのが15万くらいする自転車で、詳しくないひとだって一目で「そこそこ高いもの」であることが分かる、、、からだろう、相手は出血/こっちは無傷なのに、
「大丈夫ですか、大丈夫ですか、自転車」
「・・・まぁ、大丈夫かと。あなたは?」
「自分はいいんです、だって見るからに、いい自転車だから」
「(笑う)まぁ、安くはないですけど、見た感じ、どこにも傷は」
「ほんとうですか、壊れてないですか」
「大丈夫っぽいですね」
「よかったー」
弁償とか、そういうことが頭に浮かんだのだろう。
よほどひどいことがないかぎり「吹っかける」つもりはない、だから、お互い気をつけましょうといって別れた。
ネットニュースで、自転車に轢かれた老人が死んだという記事を読んだ。
そうなんだよなぁ、死ぬこともあるんだよなぁ・・・。
もちろん自動車ほどではないけれど、歩行者にとっては自転車だって凶器で。
気をつけたいよね。みんながみんな、成龍のようにはいかない(トップ画像)のだから。
自転車「初体験」の話。
最初に買ってもらったのは、保育園の年長さんのころだったと思う。
青い自転車、、、としか覚えていない。
庭で散々乗り回し、遊び疲れた自分は自転車をきちんとかたすことを忘れて夕飯を食べに家に戻った。
その直後のことである、会社から帰ってきた父親の自動車が、自分の自転車を粉砕したのは。
その衝撃音だけは、今でもはっきりと覚えている。
ぐわっしゃーーーん!
とかではなく、
もっと鈍い、そして、あまりにも短い絶命の音だった。
メリッ、、、みたいな。
あれだ、『ターミネーター』の一作目(84)、完全に潰されたT―800のような感じ。
たぶん死角で、とーちゃんはまったく見えてなかったのだろう、なにが起きたのか理解出来ていないようだったし。
ほとんど自分の所為なのに、泣きじゃくる自分。
よく分かっていなかったと思うが、ごめんごめんと謝るとーちゃん。
泣いた子どもは強い・・・かどうかは分からんが、翌週の日曜日、新しい自転車を買ってもらった。
『自転車泥棒』の主人公のようにならずに済んだわけだが、すぐ新品を買い与えられたということは、そういう意識はなかったけれど、それなりに裕福? な家庭だったのかな。
そんな恵まれた家庭に育ったにも関わらず、自転車窃盗を繰り返すガキになる―のが自分の少年期なのだが、それはまたべつの話だ。
おわり。
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明日のコラムは・・・
『美女狂い』