かんべ「え」→「え」れべーたー。
素敵な女子とふたりでエレベーターに乗っていたら、故障して・・・非モテ男ならば、いちどくらいは想像・妄想したことがあるんじゃないだろうか。
シンドラー社のエレベーター事故により死者まで出ているわけで、不謹慎っちゃあ不謹慎だが、男子ってそういうものだ。
まぁ実際に事故に遭遇したとき、冷静でいられるかどうかは疑問だけれど。
5階建てのエレベーターなら、そこそこ落ち着いていられるだろう。しかし「超」高層ビルであったらどうか。
小便ちびってしまうかもしれない。
映画とエレベーターは、映画と階段、映画とエスカレーターよりも相性がいい。
「密室の空間」というのが、ドラマになり易いのだと思われる。
誰もが最初に挙げるであろう作品は、もちろん『死刑台のエレベーター』(58)。
早熟の天才ルイ・マル、このとき25歳である。
完全犯罪が「エレベーターの停止」によって崩れていくさまをクールに描き、いま観ても充分にドキドキ出来る極上のサスペンス。
マイルス・デイヴィスによる即興演奏も格好よく、そのすべてが洒落ている。
2010年に日本がリメイクしたが、「なかったこと」にされるくらい、スッカスカの駄作だった。
その他の印象的な「映画とエレベーター」を、「思いつくまま10本」挙げてみよう。
『ソナチネ』(93)
エレベーターにおける銃撃戦。
狭いから絵つなぎは難しいのだが、だからこそ監督は「やりたがる」傾向にあるのかも。
『眠らない街 新宿鮫』(93)
エレベーターにおける銃撃。
『殺しのドレス』(80)
エレベーターにおける殺人。
ちと長いが、文末に動画をリンクしておいた。すげーのなんのって。
『ダイハード』(88)
いろんなアクションで使われる。
マクレーン曰く「俺は忍者か」。
『スピード』(94)
冒頭の事故、、、というか事件。
『インファナル・アフェア』(2002)
クライマックスの舞台となる。
主人公の「その後」が決まるシーンであり、じつに巧い設定。
『ディパーテッド』(2006)
そのリメイクだが、最高の素材なのでクライマックスは改変していない。
『悪夢のエレベーター』(2009)
コメディとしての密室。堀部圭亮の監督デビュー作。
『怖がる人々』(94)
オムニバス、第一話『箱の中』の舞台となる。
原田美枝子と閉じ込められるのだから、怖がることはない。
『エレベーターを降りて左』(88…トップ画像)
タイトルに冠されているというだけで、筋には「ほとんど」無関係だったりする。
ただ自分は、この映画を観てエマニュエル・ベアールにやられた、、、というわけ。
時間を設けなければ、100本は出てくると思う。
そのくらい、映画とエレベーターは相性がいい。
エレベーターで向かう場所―としての「屋上」も、映画の舞台としてよく使用される。
そのまま屋上についても語りたいところだが、それは、しりとりで偶然「屋上」が出たときとしようか。
※映画を学ぶもの、時間的余裕のあるひとは、ぜひぜひぜひ!!
『殺しのドレス』より、エレベーター惨殺シーン。
絵つなぎ、完璧。
これさえきっちり撮ることが出来れば、筋なんかどうだっていい! というデ・パルマの才気が爆発している。
次回のしりとりは・・・
えれべー「たー」→「たー」きー。
…………………………………………
本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
前ブログのコラムを完全保存『macky’s hole』
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『帰省のための「逃げ」コラム、つまり再録(1)』
素敵な女子とふたりでエレベーターに乗っていたら、故障して・・・非モテ男ならば、いちどくらいは想像・妄想したことがあるんじゃないだろうか。
シンドラー社のエレベーター事故により死者まで出ているわけで、不謹慎っちゃあ不謹慎だが、男子ってそういうものだ。
まぁ実際に事故に遭遇したとき、冷静でいられるかどうかは疑問だけれど。
5階建てのエレベーターなら、そこそこ落ち着いていられるだろう。しかし「超」高層ビルであったらどうか。
小便ちびってしまうかもしれない。
映画とエレベーターは、映画と階段、映画とエスカレーターよりも相性がいい。
「密室の空間」というのが、ドラマになり易いのだと思われる。
誰もが最初に挙げるであろう作品は、もちろん『死刑台のエレベーター』(58)。
早熟の天才ルイ・マル、このとき25歳である。
完全犯罪が「エレベーターの停止」によって崩れていくさまをクールに描き、いま観ても充分にドキドキ出来る極上のサスペンス。
マイルス・デイヴィスによる即興演奏も格好よく、そのすべてが洒落ている。
2010年に日本がリメイクしたが、「なかったこと」にされるくらい、スッカスカの駄作だった。
その他の印象的な「映画とエレベーター」を、「思いつくまま10本」挙げてみよう。
『ソナチネ』(93)
エレベーターにおける銃撃戦。
狭いから絵つなぎは難しいのだが、だからこそ監督は「やりたがる」傾向にあるのかも。
『眠らない街 新宿鮫』(93)
エレベーターにおける銃撃。
『殺しのドレス』(80)
エレベーターにおける殺人。
ちと長いが、文末に動画をリンクしておいた。すげーのなんのって。
『ダイハード』(88)
いろんなアクションで使われる。
マクレーン曰く「俺は忍者か」。
『スピード』(94)
冒頭の事故、、、というか事件。
『インファナル・アフェア』(2002)
クライマックスの舞台となる。
主人公の「その後」が決まるシーンであり、じつに巧い設定。
『ディパーテッド』(2006)
そのリメイクだが、最高の素材なのでクライマックスは改変していない。
『悪夢のエレベーター』(2009)
コメディとしての密室。堀部圭亮の監督デビュー作。
『怖がる人々』(94)
オムニバス、第一話『箱の中』の舞台となる。
原田美枝子と閉じ込められるのだから、怖がることはない。
『エレベーターを降りて左』(88…トップ画像)
タイトルに冠されているというだけで、筋には「ほとんど」無関係だったりする。
ただ自分は、この映画を観てエマニュエル・ベアールにやられた、、、というわけ。
時間を設けなければ、100本は出てくると思う。
そのくらい、映画とエレベーターは相性がいい。
エレベーターで向かう場所―としての「屋上」も、映画の舞台としてよく使用される。
そのまま屋上についても語りたいところだが、それは、しりとりで偶然「屋上」が出たときとしようか。
※映画を学ぶもの、時間的余裕のあるひとは、ぜひぜひぜひ!!
『殺しのドレス』より、エレベーター惨殺シーン。
絵つなぎ、完璧。
これさえきっちり撮ることが出来れば、筋なんかどうだっていい! というデ・パルマの才気が爆発している。
次回のしりとりは・・・
えれべー「たー」→「たー」きー。
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明日のコラムは・・・
『帰省のための「逃げ」コラム、つまり再録(1)』