Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

基本、老け顔です。

2013-11-24 00:30:00 | コラム
先日―取材先で同い年の男と出会う。

「牧野さんは、おいくつですか?」
「39です」
「マジすか!? 昭和何年生まれですか、同学年かも」
「49年ですけど、2月です」
「じゃあ一緒っすね、意外~」
「まぁ基本、老け顔ですから」
「いえいえ、髭生やしているからじゃないですか」

そう思うっしょ?

でもなぜか、髭を剃ったほうが老けて見られるのだよね。

髭ありで2~3、なしで4~5上に見られる。
でも若く見られたいという意識を持ったことがないので、老け顔かそうでないかで悩むことはない。

「どうして髭を?」
「好きなんでしょうね」
「髭が?」
「髭面の自分が、、、だと思います」
「なしの自分は、好きではない?」
「嫌いというわけではないですけれど、自分じゃないみたいです」
「へぇぇ!」

中高生のころは、少しは気にしていた。
当時から、やはり少し老け顔で、そんなことはないだろうに、それは体型の所為だと思っていた。

で、痩せた。
痩せても老け顔は変わらなかった。
きっと髪型が悪いんだ、そう思った。

バービーボーイズのKONTAみたいに、ジェルいっぱいにつけて立たせていた。
それと老け顔はイコールではないと気づいてはいたが、その所為だと思い込むことにした。

で、上京後に髪を染め、ついでにツーブロックにしてみた。

これでようやく顔と実年齢が比例するようになった。

やっぱり顔の所為ではなく、髪型だったんだ!

しかし髪型の違和感といったらなく、また評判も悪かったので短髪に変えてみた。

髪はバッチリ決まったが、再び「やや老けて見える」と評されるようになった。

この時点でやっと、あぁ自分は老け顔だったのだと自覚するようになった。

おせーよ! ってね。

それ以来、初対面で年齢を当てたがるひと(そういうひと、居るでしょ?)に会うと、「浮かんだ年齢に、2つか3つプラスしてみてください。そうすれば、当たるはずです」とヒントを出すようにしている。

実際、それで当てるひとが多いのだった。

ただ、まだ年齢不詳というか微妙なところがあるのだろう、団地の同じ棟の主婦さんからは「オニイサン」で通っている。
実年齢的にも「オジサン」は早い、ということなのかな、個人的にはどっちでもいいよ・・・と思っていたはずなのに、
少年少女からストレートに「オジサン」といわれたりすると、ちょっと動揺してしまう。

ごく自然なことなのにね、彼ら彼女らは周りから「オニイサン」「オネエサン」といわれることだってある、そういわれている子たちが「かなりの」年上に向かって「オニイサン」といったとしたら、それは仲間だということになるし、かなり不自然だものなぁ。

そんなこんなで、自分はあと3ヶ月もすれば40歳になる。

加齢臭が気になるようになった。
怪我の治りが異常に遅くなった。
自慰による快感が減ってきているような気がする。
視力も少し落ちたかな。

20代のころに比べると・・・だけれども。

暴飲暴食や喫煙、体内時計狂いまくりの睡眠時間などが影響しているのは間違いないだろう。
だからといってそれらを直す気がないのは、幸いにも大病を患ってないからか。

取材先までチャリで向かい、ふぅ疲れたとサドルに手を置いていると、タクシーで取材先までやってきたリッチな先輩ライターが「もう若くはないんだからさ、強情張るなよ」なんていってきた。

いやべつに、張るほどの強情は持ち合わせてはいないけれども。


オジサン顔だった自分が、身体もオジサンになってきたことだけは確かだろう。

気と性欲だけは、20代のつもりだがね!!


※やっぱり杏子さんは素敵だ




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明日のコラムは・・・

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コメント (2)
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