Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

なぜ、面白い! にならないのか。

2020-02-03 00:10:00 | コラム
「誰がいちばん強いのか」という、結局のところ答えが出ない問いを延々と議論しがち。

格闘技マニア「あるある」ね、これ。

自分もその例に漏れない。
『タクシードライバー』(76)については100000時間語れる自信あるが、それには負けるものの99999時間は語れるんじゃないかなぁ…と思っている。

だって面白いんだもん、次々に新人ファイターが出てきて、可能性は無限大に広がるから、答えが出ないんだもん。

うんこれ健全、
逆に不健全だと思う、「一部」格闘技マニアの傾向としては―。


とくに自分が専門とするMMA(総合格闘技、あるいは混合格闘技)ってね、柔道やボクシングに比べれば若い競技だからさ、技術体系とかがどんどん進化するわけですよ。
ほんの10年前までは、「打撃が得意なひと」は打撃さえ強ければなんとかなったし、「寝技が得意なひと」は相手をテイクダウン(=寝かすことね)出来ればなんとかなったの。
けれども、いまはそれだけではトップに行けない。
両方出来なきゃ連勝なんか出来ないようになった、求められるのはコンプリートファイターっていうね。

ロッキー・バルボアじゃないけど、「ひとは変われる」。
を、信じるならば、一部ファンは、
な~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~んも、
変わってないのですよ。

これが問題。
これが、大問題。

10~15年前の某掲示板では、

「○○はクソ弱い」
「●●は判定ばっかりで面白くない」
「△△は、いっつもヒイキ判定」

・・・などなどが展開されていて、

最近の某掲示板では、

「◇◇はクソ弱い」
「◆◆は判定ばっかりで面白くない」
「▽▽は、いっつもヒイキ判定」

・・・などなどが展開、、、って、おい!

同じ!
同じ!!

ファイター名が変わっているだけ!!

デジャブだ!!
デジャブだ逃げろ!!!
デジャブだ逃げろ、あー気持ち悪ぃ。


朝倉未来のように、おとなになりなさいって。




競技そのものが進化しているなかで、一歩も先に進んでいないのは受け手だっていうね、この救いようのなさ。

これじゃあ、命かけてるファイターは浮かばれん。

ん?

ネットなんて所詮、そんなもの?

そうかもしれない。

では放っておけばいいのかっていうと、そういうわけにはいかないでしょうMMAのためにファイターのために。


いまは休業中だが、かつてはモノ書いて飯を喰っていたものとしてね、自分は創り手・提供する側だけでなく、受け手を批判出来る立場でありたい―ずっとそんな風に思ってきた。

不甲斐ない試合をしたとしたら、それは批判を受けて当然でしょう。

だがね~、それ以外の点でファイターを侮辱することばを吐くのは、やっぱり許せない。


本人の前で発することが出来ることば以外は打ち込むべきじゃないし、我々の意見で競技がさらに進化するかもしれない・・・っていうところまで考えて発信してほしいのだが、それは無理な話なんだべか。

そんなことないっしょ、面白かったら面白い!! っていわなきゃ。

それさえ素直に吐けないって、どうかしているぜよ。




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明日のコラムは・・・

『46歳―スコセッシは『最後の誘惑』と戦っていた』
コメント
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