Cape Fear、in JAPAN

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にっぽん女優列伝(167)高樹沙耶

2020-02-23 01:09:40 | コラム
63年8月21日生まれ・56歳。
静岡出身。

公式ブログ


不快に思われるかたも居るでしょうが敢えていうと、
芸能界を引退したと「される」高樹沙耶(たかぎ・さや)さんは、いま「大麻おばさん」と呼ばれています。

まぁ実際そうなので? 否定はしませんが、
そう評している大半は若いひとで、自分の世代―とくに男なんかは、逮捕もされたこのひとのことを突き放すことが出来ないのですね。

極端にいえば、「沢尻エリカなんか比べものにならないくらい擁護したい」気持ちがあるっていう。

なぜって感謝しているから。

マジ感謝っ♪ みたいな。

クスリ関係で、あんまりふざけないほうがいいのでしょうけれど、実際そうなのだもの。

はっきりいいます、
自分が映画館で精神的童貞を卒業した相手が、沙耶さんなのですよ。

映画だけじゃない、グラビアでもたいへんお世話になりました。


沢尻だって一緒でしょ?

いや、だからそれはもう、世代の問題。
沢尻が脱いだころの自分は、もう立派なオトナだったから。

<経歴>

一時期は作詞家としても活躍。
それが縁だったのでしょう、元旦那はシンガーソングライターの中西圭三。

また、フリーダイビング競技で当時の日本記録を打ち出したことでも知られる運動神経の持ち主。

10代後半からモデルとして活動、
映画俳優デビュー作は、83年の『沙耶のいる透視図』。
(公開そのものは86年)

この映画のキャラクター名をいたく気に入り、そのまま芸名としました。

ただ20歳のころに主演した本作を気に入ったというのは、沙耶さん若いころから「なかなか」だったのだと思いますよ。

脚本は鬼才・石井隆、観る年齢によってはトラウマ映画体験になるような作品なのです…つーか、土屋さんが演技してるし!!



自分が沙耶さんを知ったのは、柴田恭兵とジョニー大倉が共演した『チ・ン・ピ・ラ』(84)から。

内容なんて「ぜんぜん」覚えていません、石田えりと沙耶さんの二大ヌードを拝めるため、そのインパクトの前に無条件降伏したからです。


しかし、その後はテレビドラマを中心に活動、スクリーンでさらなる色気を振りまくことは「ほぼ」ありませんでした。

『世にも奇妙な物語 映画の特別編「結婚シミュレーター」』(2000)、『スマイル 聖夜の奇跡』(2008)。


芸名を返上したり芸能界引退を宣言したり、参議院選挙に芸名で出馬したり。
ナンヤカンヤがあったうえに2016年、大麻取締法違反(所持)の疑いで現行犯逮捕される。

以降、芸能人が大麻で不祥事を起こす度に「ご意見番」としてメディアに登場するようになる。

・・・・・う~む。

でもねーのあとにつづく文章は、冒頭のほうに戻ります。

批判的な目を向けられない「元」性少年の気持ち、分かってくれますかね?

って、分からないか。

失礼いたしました。


ほかの出演作に・・・
テレビ版でレギュラー出演していたため、当然映画版にも顔を出しています。

『相棒 ―劇場版― 絶体絶命! 42.195km 東京ビッグシティマラソン』(2008)、『相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿』(2009)、『相棒 ―劇場版II―警視庁占拠! 特命係の一番長い夜』(2010)。

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明日のコラムは・・・

『にっぽん女優列伝(168)高島礼子』
コメント
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