前回でプロデューサー篇は「いちおう」完結、きょう・あすは特別篇を展開。
第一夜目は、有名俳優のプロデューサー・キャリアから3傑、有名監督のプロデューサー・キャリアから同様に3傑をお届けしましょう。
ちなみに明日は、異業種の映画監督挑戦10選です^^
<俳優マイケル・ダグラス>
77歳、このひとは俳優として安定期に入る前から制作業にも熱心で。
(1)『カッコーの巣の上で』(75)
力強いヒューマニズムに満ちた傑作小説を、祖国を捨てたミロシュ・フォアマンが映画化。
大衆のこころを掴んだのは物語そのものだけれど、ここまで愛されているのは、娯楽性にも富んでいるからでしょう。
知名度のある俳優が制作に絡むことの利点は、たぶんここにある。
(2)『フェイス/オフ』(97)
ジョン・ウーのハリウッド人気につながった会心のアクション。
(3)『フラットライナーズ』(91)
生と死の向こう側を探る、若き野心家たちの危険な物語―ダグラスは、リメイク版(2017)も制作している。
<俳優ブラッド・ピット>
58歳、伊達男は意外な映画制作に絡んでいる。
(1)『ディパーテッド』(2006)
スコセッシ御大にオスカーをもたらした。
そういやブラピさん、スコセッシの映画に出演はしていないのよね。
(2)『キック・アス』(2010)
インディーズな創りなので、ここまでポピュラーになったのは、まちがいなくブラピのおかげ。
(3)『それでも夜は明ける』(2013)
俳優業より先に、いくつもオスカー像は手にしていたってこと。
<監督マーティン・スコセッシ>
79歳、もはや解説要らず。
上のふたりの俳優とはちがって、制作すら難航しそうな映画に手を差し伸べる傾向にある。
(1)『グリフターズ/詐欺師たち』(90)
それが、最も成功した例。
(2)『サーチ&デストロイ』(95)
よく分からないコメディだが、奇妙なおかしみに溢れクセになる。
スコセッシの名前のおかげで、有名俳優が沢山顔を―デニス・ホッパー、クリストファー・ウォーケン、イーサン・ホーク、ロザンナ・アークエット―出します。
(3)『恋に落ちたら…』(93)
俊英と目されていたジョン・マクノートンをサポート。
もう少し活躍する監督だと思ったのだけれど…。
<監督リュック・ベッソン>
62歳、じつは最も尊敬するひとはスコセッシだそうで、このひとも後進を育てることに熱心。
(1)『トランスポーター』(2002)
ただ量産し過ぎていて、どうかな…という珍作も多い。
このアクションは、ジェイソン・ステイサムの好演もあって最も成功した作品。
(2)『96時間』(2008)
リーアム・ニーソンを「動けるおじさん」に仕立てたアクション。
リーアムのアクション化に、そろそろ飽きている自分なんですけどね(^^;)
(3)『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』(2005)
トミー・リー・ジョーンズ監督作。
ハリウッド俳優に共通する点として、どれだけ派手な映画に出演していようと、本人が監督をするときは「おそろしく」地味なものが出来上がる、、、というのがある。
ゆえに知名度が高くても資金が集まり難く、そこでベッソンが協力した…という流れかな?
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明日のコラムは・・・
『映画スタッフ別10傑(53)特別篇2』
第一夜目は、有名俳優のプロデューサー・キャリアから3傑、有名監督のプロデューサー・キャリアから同様に3傑をお届けしましょう。
ちなみに明日は、異業種の映画監督挑戦10選です^^
<俳優マイケル・ダグラス>
77歳、このひとは俳優として安定期に入る前から制作業にも熱心で。
(1)『カッコーの巣の上で』(75)
力強いヒューマニズムに満ちた傑作小説を、祖国を捨てたミロシュ・フォアマンが映画化。
大衆のこころを掴んだのは物語そのものだけれど、ここまで愛されているのは、娯楽性にも富んでいるからでしょう。
知名度のある俳優が制作に絡むことの利点は、たぶんここにある。
(2)『フェイス/オフ』(97)
ジョン・ウーのハリウッド人気につながった会心のアクション。
(3)『フラットライナーズ』(91)
生と死の向こう側を探る、若き野心家たちの危険な物語―ダグラスは、リメイク版(2017)も制作している。
<俳優ブラッド・ピット>
58歳、伊達男は意外な映画制作に絡んでいる。
(1)『ディパーテッド』(2006)
スコセッシ御大にオスカーをもたらした。
そういやブラピさん、スコセッシの映画に出演はしていないのよね。
(2)『キック・アス』(2010)
インディーズな創りなので、ここまでポピュラーになったのは、まちがいなくブラピのおかげ。
(3)『それでも夜は明ける』(2013)
俳優業より先に、いくつもオスカー像は手にしていたってこと。
<監督マーティン・スコセッシ>
79歳、もはや解説要らず。
上のふたりの俳優とはちがって、制作すら難航しそうな映画に手を差し伸べる傾向にある。
(1)『グリフターズ/詐欺師たち』(90)
それが、最も成功した例。
(2)『サーチ&デストロイ』(95)
よく分からないコメディだが、奇妙なおかしみに溢れクセになる。
スコセッシの名前のおかげで、有名俳優が沢山顔を―デニス・ホッパー、クリストファー・ウォーケン、イーサン・ホーク、ロザンナ・アークエット―出します。
(3)『恋に落ちたら…』(93)
俊英と目されていたジョン・マクノートンをサポート。
もう少し活躍する監督だと思ったのだけれど…。
<監督リュック・ベッソン>
62歳、じつは最も尊敬するひとはスコセッシだそうで、このひとも後進を育てることに熱心。
(1)『トランスポーター』(2002)
ただ量産し過ぎていて、どうかな…という珍作も多い。
このアクションは、ジェイソン・ステイサムの好演もあって最も成功した作品。
(2)『96時間』(2008)
リーアム・ニーソンを「動けるおじさん」に仕立てたアクション。
リーアムのアクション化に、そろそろ飽きている自分なんですけどね(^^;)
(3)『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』(2005)
トミー・リー・ジョーンズ監督作。
ハリウッド俳優に共通する点として、どれだけ派手な映画に出演していようと、本人が監督をするときは「おそろしく」地味なものが出来上がる、、、というのがある。
ゆえに知名度が高くても資金が集まり難く、そこでベッソンが協力した…という流れかな?
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明日のコラムは・・・
『映画スタッフ別10傑(53)特別篇2』