Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

映画スタッフ別10傑(53)特別篇2

2022-03-06 00:10:00 | コラム
特別篇第二夜、今宵は「俳優、芸人」などの異業種による映画監督挑戦の10選を展開。

以前に比べれば女性もチャレンジすることが多くなり、これはとってもよいこと。
撮ることの出来る環境にあるひとは、どんどん撮っていけばいいのです^^


※もはや映画監督として通用するイーストウッド・北野武は除外


(1)『プレッジ』(2001)…ショーン・ペン、俳優61歳

前日に指摘したとおり、大作経験のあるひとでも自身が監督を務めると、こんな小品が出来上がる。



(2)『山形スクリーム』(2009)…竹中直人、俳優65歳

本人も認めているみたいだが「映画監督に憧れていたひと」で、そういうひとがメガホンを持ち、ソツのない作品を撮ることは「じつは稀」かもしれない。



(3)『クイズ・ショウ』(94)…ロバート・レッドフォード、「元」俳優85歳

「元」と入れたとおり俳優としてはすでに引退、
しかし映画監督の引退は表明していない。

米国の知性だと思うので、もう一本くらいは撮ってほしい。


(4)『Ribbon』(2021)…のん、俳優28歳

今年の「大」収穫。
撮りつづけたら、どえらいものが出来上がる可能性が「かなり」高いマジで。



(5)『浅草キッド』(2021)…劇団ひとり、芸人45歳

バカリズムと並ぶ多才なひとで、観る前からそこそこの出来は予想出来た…が、きちんとソコを超えてきたからね~。



(6)『二十日鼠と人間』(92)…ゲイリー・シニーズ、俳優66歳

この一本で映画監督としての能力は確信出来る、だからもっともっと撮ってほしい。


(7)『夏、至るころ』(2020)…池田エライザ、俳優25歳

のんちゃんと比べると「観念」に走り過ぎのきらいがあるけれど、映像センスは高いと思う。



(8)『ニル・バイ・マウス』(97)…ゲイリー・オールドマン、俳優63歳

狂ったキャラクターを多く演じていたころ、「自分の子どもに観せられる映画に出ていない」と反省しキャリアの方向転換を図った。
なぜそんな風に思ったのか、彼自身のルーツを描いたこの監督作を観れば、なんとなく理解出来ます。


(9)『ドロップ』(2008)…品川祐、芸人49歳

一時期は量産していたけれど、一部の否定派にウンザリしてしまったのかな。


過去の名作をきちんと研究していることが分かるし、自分は肯定派だけどな。

支持はしないけど(^^;)


そして…
あ・え・て!!
(10)『大日本人』(2007)…松本人志、芸人58歳

「満を持して」だったはずなのに、多くのファンの期待値を超えることが出来なかった。

歴史を学んでいなかったひとが「コレやるのって、新しいでしょ」と、映画をなめてしまったことが敗因である、、、と自分は思う。

ただビジュアルバムのころの才気走った感じを知っているものからすれば、こんなものじゃないでしょ、松ちゃんもういっちょやってくださいよ! とは思っています。

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明日のコラムは・・・

『ハンバーグは松屋派です^^』
コメント (2)
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