Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

令和版・海外俳優列伝(26)ヴァンサン・カッセル

2022-09-08 00:10:00 | コラム
66年11月23日生まれ・55歳。
フランス出身。

昔に比べると、フランスやイタリア発「大」スターって少なくなったと思うのです。

アラン・ドロンやマストロヤンニ、ジャン=ポール・ベルモンドにジャンヌ・モロー。
みなさん殿堂入りというか。

スターが存在する意味って、映画ファン以外を取り込む力、、、そこにあると思うのです。
ふだん映画館に行かないけれど、このひとのだったら行くか。みたいな。

米国以外の話ね。
スターが居ないと、各国の映画はそれぞれ「熱心な」ファンしか観なくなってしまう。

現在のフランス映画・イタリア映画って、(少なくとも日本では)そうなってませんか?

自分の世代におけるフランス映画のスターといえば・・・
ジャン・レノ、エマニュエル・ベアール、ロマーヌ・ボーランジェやシャルロット・ゲンズブール、そして本日の主役ヴァンサン・カッセル。
元嫁のモニカ・ベルッチもそうですね。

お似合いでしたが!!



※共演作…この映画については、後述。予告編では期待値100000000だったんだけど(^^;)



<経歴>

父親は俳優ジャン=ピエール・カッセル、兄はラッパー、
女優セシル・カッセルは母違いの妹だそうです。

このひとの強みは、英語とポルトガル語も出来るというところ。
これが、ハリウッドデビューに活きてくるのですね。

実質的な映画俳優デビュー作は、93年の『カフェ・オ・レ』。

95年、若者の生態を荒々しい映像で描いた『憎しみ』で注目を受ける。
この映画はミニシアターのブームに乗り、日本でもスマッシュヒットを記録しました。

『アパートメント』(96)、
ベルッチと共演した『ドーベルマン』(97)。

設定もよいしアクションにもキレがある。
けれどもこの映画、アナーキーかつ反骨。みたいなイメージで語られることが多いのですが、権威雑誌を尻を拭く紙として扱うといったレベルの低い描写で、自分は最後まで乗れなかったんですよね。
それがどうした? その程度のものなのか?? と。

このころ―『鬼畜大宴会』(98)という日本映画のインディーズが話題になっていて、これまた自分は乗れなくて、独立系映画・小規模な映画の「ありかた」について真剣に悩んだり考えたりしたものです。熱いですね(^^;)

話を戻し。
少しずつ有名になっていくカッセルは、このころより自国の映画だけでなくハリウッド映画にも顔を出していくようになります。

アンジュー公を演じた『エリザベス』(98)、『ジャンヌ・ダルク』(99)、『クリムゾン・リバー』(2000)、

話はすごく面白いので、もっと評価されてもよかったと思う『ジェヴォーダンの獣』(2001)、


『バースデイ・ガール』(2001)、『リード・マイ・リップス』(2001)、
(強姦場面があるので)観るのはつらい、しかし映像の力を信じるギャスパー・ノエ監督の姿勢に感動する『アレックス』(2002)、
『オーシャンズ12』(2004)と『オーシャンズ13』(2007)、『イースタン・プロミス』(2007)、

やや自分に陶酔している演出家を好演した『ブラック・スワン』(2010)、


『美女と野獣』(2014)、『チャイルド44 森に消えた子供たち』(2015)、『ジェイソン・ボーン』(2016)、そして最新作は『アンダーウォーター』(2020)。


上に挙げた自分の世代のスターは、みなさん50代以上。
きっと、若いひとが出てきていないのが問題なのでしょう。

・・・ん~、ティモシー・シャラメくん(26歳)くらいかな?

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『令和版・海外俳優列伝(27)ヴィゴ・モーテンセン』
コメント (2)
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