Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

日本女優別10傑(21)岸恵子

2022-09-16 00:10:00 | コラム
~岸恵子のキャリア10傑~

山田五十鈴と岸恵子―このふたりが、自分が考える「かっけー!」昭和の女優さんです。

90歳、メディア露出は「ほぼほぼゼロ」になってしまったけれど、どれだけ「かっけー!」ひとなのかは主演映画や著作に触れれば分かる。

オーバーアクティングとは真逆の演技スタイルも、とってもクールで素晴らしいですね。


(1)『おとうと』(60)

完璧なスタッフワークと最強のキャスティング。
傷ひとつない映画だと思う。

姉が気丈に振る舞い日常が再開するラスト、大好き!!


(2)『黒い十人の女』(61)

60年代の日本映画において、最もハイセンス。

毒とユーモアの配分も申し分なく、この映画が90年代に再評価されたのも頷ける。



(3)『雪国』(57)

川端康成の名作、最初の映画化で駒子を演じる。

相手役は池部良。


(4)『ザ・ヤクザ』(74)

脚本は日本大好きポール・シュレイダー、監督はシドニー・ポラック、共演ロバート・ミッチャム&高倉健による純然たる米映画。

どうなの?という展開もあるが、まぁハリウッドが見つめた日本だからね。。。



(5)『女の園』(54)

ウチのかーちゃん、大好きでした。
全寮制の女子大を舞台とした青春&政治の映画。

主演は高峰三枝子、共演に高峰秀子と久我美子、監督は木下恵介。


(6)『悪魔の手毬唄』(77)

金田一耕助シリーズの第2作目。
市川崑が、岸さんに全幅の信頼を寄せていたことが分かりますね^^


(7)『かあちゃん』(2001)



山本周五郎の小説を市川崑が映画化。
あまり評価されなかったと記憶するが、自分は好きです。


(8)『怪談』(65)

小林正樹の傑作。
岸さんは、雪女を熱演。


(9)『早春』(56)

小津、晩年の代表作。
常連ではなかった池部良と岸さんの演技により、とても新鮮な作品となった。



(10)『細雪』(83)

谷崎潤一郎の名作を映画化、とにかく映像美!に尽きる。


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明日のコラムは・・・

『あこがれのひと^^』
コメント (4)
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