Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

年始企画 編集を学べる映画④

2024-01-07 00:10:00 | コラム
『ボウリング・フォー・コロンバイン』(2002)

きのう取り上げた『JFK』(91)は「事実をもとにした実録風」フィクションだが、きょうの作品は純粋なるドキュメンタリー映画。

ただキャメラを拡声器と捉えているマイケル・ムーアが監督しているので、自己主張が過ぎるくらいうるさい。
そのうるささは演出だけでなく編集にも表れており、そんな個性が最も活かされた作品といっていいんじゃないか。

オリバー・ストーン同様、あらゆる映像素材をウルトラミックスさせた「目に疲れる」作品なのだが、注目したいのは「監視カメラの映像を用いて」事件当日の様子を捉えた場面。

『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』(2022)のハイライトは「ワインスタインとの実際のやりとり」を流すホテルのくだりでしょう、
あの手法に似ていて、
ここだけはウルトラミックス編集は控えめ、その前後がうるさい創りなだけに、この場面の重要度が強調されていると思うのです。



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明日のコラムは・・・

『日常、日常を。。。』
コメント
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