Cape Fear、in JAPAN

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日本女優別10傑(92)松岡茉優

2024-01-09 00:10:00 | コラム
~松岡茉優のキャリア10傑~

伊藤沙莉29歳、二階堂ふみ29歳、そして茉優さん28歳。


映画を主軸に置く同世代の3人、彼女らのキャリアを眺めると、あぁ日本映画は大丈夫だな!と安心出来ます。


というわけで、通常連載の一発目は茉優さんのキラキラ輝くキャリアを展開していきます^^


(1)『勝手にふるえてろ』(2017)

原作は綿矢りさ、監督は大九明子。
脳内恋愛を楽しむヒロインの日常をコミカルに綴った主演作。



(2)『桐島、部活やめるってよ』(2012)

多くの映画ファンは、ここで茉優さんの「ただものでなさ」に気づいた。

みんな好演はしていたけれど、彼女だけ、その巧さが頭ひとつ「以上」抜きんでていたんだもの。



(3)『ちはやふる―結び―』(2018)

かるたの才能はあるが、オタク気質が顔を出すと途端に社会不適合者っぽい感じになる。

演じかたによっては笑えなくなるキャラクターなのだが、さすがのさじ加減なので安心して笑うことが出来た。


(4)『蜜蜂と遠雷』(2019)

若きピアニストたちの苦悩や葛藤を描いた恩田陸の同名小説を俊英・石川慶が映画化、茉優さんはもちろん巧いが、松坂桃李もえがったなぁ!



(5)『万引き家族』(2018)

疑似家族の長女役。
風俗の常連客とのやりとり、そして、すべてが終わったあと、ひとり「あの家」を訪れる場面が切なかった…。


(6)『愛にイナズマ』(2023)

最新主演作。
共演に窪田正孝や池松壮亮、仲野太賀や趣里、MEGUMIに佐藤浩市など芸達者がずらり。



(7)『ちはやふる―下の句―』(2016)

「―結び―」とちがって、まだその素性がはっきり描かれておらず、ミステリアスな面が強かった。

そこもまた、よい。


(8)『悪の教典』(2012)

サイコキラーな教師を描いた人気小説を三池崇史が演出、茉優さんはあくまでも端役(=剣道部所属のさとみ)だが、やはり光るところがあります。


(9)『騙し絵の牙』(2021)

人気ミステリをハズレ知らずの吉田大八が演出。

吉田映画にしては「ちょっと…」というところがないでもないが、まぁソツなくまとめていて及第点。


(10)『劇場』(2020)

又吉直樹による青春小説を行定勲が演出、俳優を目指し上京してきたヒロインを好演した。


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明日のコラムは・・・

『日本女優別10傑(93)松坂慶子』
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