Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

日本女優別10傑(96)南果歩

2024-01-30 00:10:00 | コラム
~南果歩のキャリア10傑~

乳がんや前夫とのアレヤコレヤ、本業以外のことで騒がれることの多い果歩さんも還暦。


可憐なヒロインを演じることが多かったのに、いまでは生きることに執着する強い女性を演じるように―自分が映画好きになったころにデビューを飾ったひとなので、個人的に思い入れが強いです。


(1)『葛城事件』(2016)

子どもが事件を起こしただけで辛いのに、夫にも苦しめられ…。
みなさん大熱演、もっと多くのひとに観てほしい傑作。



(2)『TOMORROW 明日』(88)

黒木和雄による、戦争レクイエム三部作の第1作目。

「あの日」の前日を丹念に描き、胸に迫るものがあります。
果歩さんは、花嫁を演じる。


(3)『さよなら歌舞伎町』(2015)

ラブホテルの日常を切り取る群像劇。
清掃員を演じる果歩さんは、自分が働いていたラブホに研修を受けに来ましたよ^^



(4)『せんせい』(89)

山城新伍の初監督作。
さすがに巧い創りだが、観たいと思ったきっかけは果歩さんでしたね。


(5)『伽耶子のために』(84)

小栗康平の監督デビュー作であり、果歩さんの俳優デビュー作でもあって。

とにかく、とにかく可憐だった。



(6)『エンジェル・ダスト』(94)

石井聰亙、10年ぶりの長編。
ちょっと空回りしている感もあるが、果歩さん新境地を目指すべく頑張ってます。


(7)『海炭市叙景』(2010)

じつは映画との相性がよい作家・佐藤泰志を原作とする群像劇。
竹原ピストルを起用するあたり、キャスティングの妙が光った。



(8)『いちばんきれいな水』(2006)

古屋兎丸の漫画を加藤ローサの主演で映画化。
ローサちゃんってスクリーン映えする子だと思うんだけどね、なんかいろいろもったいない。


(9)『夢見通りの人々』(89)

松竹伝統の喜劇だが、どうよ、このキャスティングの渋さは!笑



(10)『漂流教室』(87)

楳図かずおによる傑作漫画の映画化だが、大林宣彦らしさはあまり感じられず、監督本人も「請負だったから職人に徹した」と発言。

正直、おもしろくない。
でも同時上映の成龍映画を繰り返し観たいがために、日に3度も鑑賞。
おもしろくないのに、よく覚えているのであった(^^;)(^^;)(^^;)

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明日のコラムは・・・

『壮大な喧嘩こそ見たかったのだが。。。』
コメント
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