Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

セール(繁忙期)で死にそうなので逃げのコラム(^^;)⑧ いつか観返したい「超」長編映画

2024-10-26 02:57:09 | コラム
第八夜…『EUREKA』(2000)

最終夜は、青山真治が217分をかけて「喪失と再生」を描く21世紀「最初の」傑作を。

ん?

前夜までの映画に比べ100分も短い!?

んだけど(^^;)(^^;)(^^;)

それでも長いですよ、もうひとがんばり?すれば4時間だもの。。。

でもね観終えたとき、もう少し長くてもいいよなぁ!と思えるのだから不思議なものです。


さて、この映画。
あくまでも自分が唱えているだけですが、

世紀末最後の傑作『マグノリア』(99)に対する、新世紀からの回答だと思っています。

もちろん物語はぜんぜんちがうものだし、なんの関連性もないですが、根っこではつながっているのではないか??と。



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明日のコラムは・・・

『映画系音楽系文学系あいうえお10選(26)』
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セール(繁忙期)で死にそうなので逃げのコラム(^^;)⑦ いつか観返したい「超」長編映画

2024-10-25 00:10:00 | コラム
第七夜…『1900年』(76)

『タクシードライバー』や『キャリー』、さらには『ロッキー』も『愛のコリーダ』も76年の映画―この年は映画史的にとってもとっても重要なのだが、
ベルトリッチの最高傑作であろうこの映画もまた、76年発表のものなのだった!!

日本公開は、なぜか82年になってから、、、なのだけれどもね。

デ・ニーロとジェラール・ドパルデューが共演、さらにヒロインは美しさが別格級のドミニク・サンダ。

階層のちがうふたりの男の生き様を描きつつ、近代イタリア史を俯瞰する…という物語が120分で収められるはずもなく、ノーカット版は316分。

きのうの『ハッピーアワー』と1分ちがい!!

ヴィットリオ・ストラーロによる映像やモリコーネの名曲などなど語りがいのある作品だが、
面白いなぁと思うのは、四ヵ国の合作(イタリア・フランス・西ドイツ・アメリカ)でありながら、出資はほぼアメリカ(ユナイテッド・アーティスツ、パラマウント映画、20世紀フォックス)であること。

いまでは無理でしょうね、当時のハリウッドの潤沢な資金といったら!!




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セール(繁忙期)で死にそうなので逃げのコラム(^^;)⑥ いつか観返したい「超」長編映画

2024-10-24 00:10:00 | コラム
あと3日間だけ、逃げのコラムをやらさせてくださいませ!!


というわけで今週は、傑作である・もういちど観ても感動出来るのは確定、、、であることが分かっていても、長過ぎてなかなか再見のチャンスが訪れない、時間を作り難い名作映画をピックアップ。


第六夜…『ハッピーアワー』(2015)

なんと317分、こう記すとなんとなく誤魔化せるが?? 5時間17分もある濱口竜介の快作。

『ドライブ・マイ・カー』(2021)で急速に認知度が広まったひとだが、正直この映画より「ぜんぜん」よい。

106分しかない本年の『悪は存在しない』も傑作だけれど、いやいや、やっぱり『ハッピーアワー』のほうに軍配が上がる。


この4人の日常を、ずっと眺めていたい…そう思わせてくれるのだが、だがだがだが、5時間…(^^;)




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事件は、夜に起こったわけじゃない。。。

2024-10-23 00:10:00 | コラム
怒り心頭、監視カメラを設置したり自動防犯ブザー?をつけたいところだが、そんな予算ないので、再びチャリを5階まで運ぶことにしたよ。

おととい―。
さあて出勤するぞとリュックを背負いチャリに跨ろうとしたら前輪・後輪ともにパンク。

えっ。
と思い、先代のチャリで行こうと思ったらばこっちも前後輪がパンク。

この日の朝…チャリを駐輪したときにね、どちらのチャリもチェックしていたんですよ。
これはルーティンのひとつ。
だって、いざというときに困るから。

このときは、四輪すべて正常。
で、夕刻にすべてがパンク。

日中だぜ、
こういうのは夜に起こるものだろうよ、
くそっ、誰かを疑うことはしたくないが、事故ではなく事件であることは明らか。

急いで直して遅刻ギリギリに到着はしたが、怒りが収まらん。


暗いんだよ、やることが!
クソヤロウが!!

気持ちを晴らすことが出来ないので、ここでだけでも吐き出させてくれぃ!!!






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シネマしりとり「薀蓄篇」(518)

2024-10-22 00:10:00 | コラム
しどびしゃ「す」→「す」ーざんさらんどん

サランドン78歳、
ティム・ロビンスとのラブラブで知られる女優さんですが、彼とは2009年にパートナー関係を解消。
(若いころに結婚したクリス・サランドンとの離婚後も、姓はそのままにして活動をつづける)


そのころから―というか、元から筋金入りではあったものの、顕著になったというか「日本でも」報道されるようになったのは2000年代後半からでしょう、
リベラル派を名乗り、
とくにガザ問題に関しては急先鋒として国家を糾弾するスタンスを取っています。

ジェームズ・ウッズが過激な論調を繰り返し評判を下げ、
(ひとつ引っかかるのが、ウッズは『オッペンハイマー』の制作者のひとりであるということ!)

タランティーノがイスラエル支持を表明したに等しい軍事基地訪問で映画ファンを動揺させるいっぽうで、

デ・ニーロは口汚くトランプを攻(口)撃し、
ショーン・ペンはカメラを持ってウクライナに入り、

そしてサランドンは映画キャリアを終えてもいいという覚悟で政治的発言を繰り返す。

さて、わが国では―。
最初に断っておくけど、べつに彼の批判じゃないからね。

日米のちがい、、、みたいなものとして、これほど分かり易いものはないと思うから取り上げると・・・

俳優・笠松将が『ワイドナショー』で発言したことが話題となってます。

アナウンサー豊崎由里絵「おっしゃること分かりますけど。でもこのあとやっぱ選挙があるので、ボールが私たちに投げられちゃうわけですよね。それを考えると、このひとがどういうひとで、今後どういうことを計画してるのかっていうのは、やっぱり、いま見ておかないとなかなか選挙行動に結びつかない」
笠松「そこが結局は、でも何もじゃあよくなったか、わるくなったかっていったときに、よくなってないが何年も続いてるわけですよね。もちろん、よくなってるとこもある。悪いところもある。てなったときにじゃあ見てても見てなくてもそうなるんだったら、もっとなんか他のことやったほうがって、思っちゃうんですよね、僕は(中略)ぶっちゃけ、えっ、時間もったいなくない?」
泉谷しげる「バカヤロウですよ」

この感覚が、投票率の低さの正体かなって思ったり。
彼はまだ30代前半だから、これから変わるのかもしれないし、このままずっと同じ感じなのかもしれない。

ただ、これはあらゆることにいえると思うのだけれど、なにかを変えるにはまず当事者意識だろうと。

この話をつづけると止まらないのでブレーキかけますが、
サランドンすげー!と感嘆しつつ、俳優としても素晴らしいので、キャリアが停滞しているのはちょっともったいない気もして。


彼女の代表作は、以下の3つだと思います。


『ぼくの美しい人だから』(90)

年齢差のあるカップルが描かれる物語は、大抵は男のほうが年上。
この映画は、それが逆転しているところに新味がありました。



『テルマ&ルイーズ』(91)

少し前に4K版が公開。
遅れてやってきた、おんなのニューシネマ!



『デッドマン・ウォーキング』(95)

死刑制度に疑問を投げかけるティム・ロビンス監督作。
しかも共演はショーン・ペン、すごいトライアングル!



次回のしりとりは・・・
すーざんさらん「どん」→「どん」こるれおーね。

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明日のコラムは・・・

『事件は、夜に起こったわけじゃない。。。』
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