UNA GIORNATA ORDINARIA

こんなわたしのありふれた一日

三次人形。

2015年03月03日 | お買い物

2月は一度もブログを更新しないまま終わってしまった。

何かを書こうと思いつつ、寒いのと面倒くさいので、ついつい、そして2月は短いのである。

2月の半ばに、夫と久しぶりに喧嘩をし、それをずっと引きずって会話が少なくなっていた。

向こうは私が一方的に悪いと思っているようで癪だが、でも謝った。

夫は何も言わなかったが、そのうちにだんだんと元に戻り、一昨日は朝から春の陽気で、

車で小一時間のところにある温泉へ行こうということになった。

仕度をしていたら、

「ちょっと寄り道して三次人形を見に行ってみようや」と夫が言う。

三次出身の友人の家にある天神さまのお人形が素敵で、いつかほしいと前から言っていたのをなぜ今日なの?と思ったが、

これはもしかして夫からの詫びなの?と思い、任せて車で三次にある窯元へ行った。

友人の家にあったのはもっと大きくて立派だが、私の家のサイズだとこのくらいと小さめを購入し、ようやく夢が叶った。

若いころ、亡くなった母は色や形が野暮ったいと言っていたお人形だが、私はこういう素朴なものが好きだ。

広島の県北では、子供の初節句にこのお人形を贈る習慣があったそうだ。

三次人形といえば、天神さまの「菅原道真」で、訪れた窯元には大小さまざまなお人形があり、「お雛様」らしきものもあったのだが、やっぱりこれだ。

眺めていると、愛くるしいお顔で、誰かに似ているような、なんだか懐かしい気がする。