UNA GIORNATA ORDINARIA

こんなわたしのありふれた一日

勝沼のワイン。

2015年04月15日 | 日記・エッセイ・コラム

まだ30代で若かった頃、転勤で神奈川にいた友人宅へ遊びに行くことになり、真夜中の高速を寝ずして行ったことがあった。

その友人の奥さんは甲府に実家があり、そのときちょうど4月の夫の誕生日で、これまた「信玄公祭り」があるから行こうということになり中央道を飛ばして行くと、あたりは桃が満開で眠気が吹っ飛んだことを憶えている。

甲府に着いて、のこのことそのご実家に上がり、お祭りのご馳走を頂いたとき、お宅にたくさんワインの一升瓶があった。

さすが、日本のワイン処、日本酒並みなんだと感心したのだが、その味は爽やかで日本のワインも捨てたものじゃないと思ったものだ。

今月、今は関西に住むその友人の車の調子が悪く、広島に来た。

誕生日を憶えていてくれたのかどうか、「ほい」と手渡してくれたのが、その一升瓶ワイン。

 

夫は、甲府以降、彼に「甲府の人が飲んでいるようなワインがほしい」と言っていたようである。

栓を開けるのも日本酒同様、瓶ごとグラスに注ぐのはなんだかすごく呑兵衛のようで、デキャンタに移してみるのだが、飲み口が爽やかで料理と合わせると甘みが出て旨い。

だからあっという間にデキャンタはカラになる。

こんなにあってもあっという間になくなりそうだ。

昨夜はブリをニンニクとオリーブオイルで塩焼にし、バルサミコを少々。

豚バラと大豆のトマト煮も。

おいしいお酒があると献立も華やかになるものだ。