makorinの日々の雑感

#ぼくらはやすまない

オレたちの UCI ニセコクラシック 2019

2019年07月07日 | 自転車
きっかけはK隊長の背中ドンであった。ここに書き記す。

2019年01月15日 

K隊長「準備はいいかい?」

オレ「うーむ激しく悩み中。行けるか?」

K隊長「xいけるかいけないか oいくかいかないか」

オレ「エントリーだん。これであとは、いくかいかないか。だけ…だな。」

 
へてへて、いよいよ念願のニセコクラシックが始まる。

【2019年に第6回を迎える、「ニセコクラシックレース」が、UCI(国際自転車競技連合)の傘下にある公認市民レース、UCIグランフォンドワールドシリーズ(=UCI Gran Fondo World Series、以下UGFWS)140kmロードレース【UGFWS参加】(ワールドチャンピオンシップ参加資格対象)19~34 35~39 40~44 45~49才の男子 各年齢別上位3位まで表彰。各年齢別スタート時のライダー総数より25%の者はワールドチャンピオンシップ出場権を得る事ができます。】

事前にコースマップを読み込んだり、YouTubeで動画観たり、過去参加者のブログを閲覧したり話を聞いたり。とはいえ初見であるので、実際に走ってみないとどうなるか想像もつかない。ここに至るまで日々の朝練、グランフォンド模擬練、コケる練など、できる範囲でだが当社比で過去最高に乗り込んで、コケたりもした。生活全般や食事などは女房が完璧にコントロールしてくれたので体調を崩すこともなかった。

目標は、ご安全に完走、リザルトタイム4時間切る、 Age of 40to44でシングルリザルト。自分と相棒を信じて全力を尽くすのみだ。

 

0330起床。

昨日スーパーで仕入れた、お稲荷と赤飯、納豆100g、ゆで卵2個、シジミ味噌汁、豆乳で即朝食。できる限りいつもと同じような食事を心掛けた。食後に少し横になったが眠れないので朝風呂でウォームアップ。ホテルを出る0500までにモルテン320を摂取した。軽量化は3回、体重は66kg弱。

いざ出立の朝。

0635レーススタート。年代別で1分差でウェーブスタートし約6kmはパレード走行。その間にすべてのクラス(高校生、19-34、35-39、40-44、45-49、Over50)を合流させてリアルスタートさせるとのこと。つまり全クラス混走スタートなので、パレード区間でスススっと前方へ、先頭が見える位置まで潜り込みリアルスタート。すごい光景だ、先頭には日本のトップアマがズラリと。

序盤は先頭大集団に張り付いて進行。コースを知っていそうな上級者をチェックしてペースを維持し、最初の大きいダウンヒルは80km/h以上、最高89km/hほどに。コーナーで抜かれても焦らず慎重に行く。下り切った左折で落車を目撃するも冷静に通過、ハードブレーキでロックさせたのかパンクする音が鳴り響く。

その後のアップダウンをこなし、SPで飛び出した選手以外、集団は平穏に通過しパノラマラインの登板へ。向かい風が強い、若干ペースアップ(とはいえ5倍ちょい)したのか、先頭集団から中切れ的に遅れてしまう。千切れて30名強ほどの第2集団、KOM前までは前方集団が見えていたので少し積極的に追走ペースを作り、やや近付いた局面もあったが、いまいち協調できずに登り切り。ピークは風が吹き荒れ更にペースダウン、ダウンヒルで完全に先頭集団から離されてしまった。山頂からは気温13℃で雲が掛かりダウンヒルは寒かった。

KOM通過【photo by あるどら

第一給水所では水ボトルを取りたくて、落車を避けるため集団の前へ位置をアゲて無事キャッチ。しかも次々と3本キャッチしてしまったので必要な方へ差し上げた。

集団は追い風の平坦区間を進む(落車太郎発見)。日本海で折り返して今度は向かい風の平坦へ。RXの選手2名を中心に声出してローテション、自分も入って回すのだが上手く回らずペースがアガらない。集団としては先行する集団を追走するつもりはなさそうだ。

いわゆる3段坂の1段目、序盤は淡々と登る。後半でRX選手(同Ageで結果6位)がアタック気味にアゲたので反応し、その後カウンターでアゲたら集団から抜け出て僕含め3人で20秒くらい抜け出たか。その後1人が先行して行き、2人でダウンヒルへ。2人で少し逃げてみたが結局ボトムで後方集団に追い付かれたので吸収される。ここのダウンヒル途中の深い右カーブで割と大きな落車があった模様で救急車が搬送作業をしていた。
2段目は特に動きもなく、集団後方で淡々と登る。某ヒルチャンプが路肩を歩いていたり、Tk岡選手をパスした(件の落車に巻き込まれたらしい)。
ラスト10kmの3段目、牽制なのか少し緩んだ感じでペースが遅く感じる。後方で脚を溜めて同Ageの選手を要チェックする。ラスト3kmらへんから若干動きが出てきたが、脚は動く感じがありラストに備える。 
ラストのグランヒラフへ向かう交差点、一気にペースを上げて突入した。
【photo by あるどら
 
ラスト800m。当社比では掛かりが良く最後まで脚が上がり、集団の3番手でフィニッシュ。【photo by The Niseko Classic
 
レース中は気付かなかったが、同じ集団で走ってたRaphaジャージは三船氏だったのかぁ。もっと走り方など見ておけばよかったなぁ。Bib No.見てAgeが違うのでチェックしてなかった、残念...。リザルトを見れば5001三船氏から6秒遅れでフィニッシュだった模様(上のゴール写真の左端)
 
Result:【140km Men Age of 40 to 44】5位 3:48'36"(top+13'02" AveSpeed:35.17km/h)
【TSS:282.1 IF:0.84 NP:246.9[W] 消費エネルギー:2864.8kJ】↑2396.9m 平均18.7°C
補給メモ:くるみ餅x2、モルテンジェル100、アミノバイタル赤、モルテンジェル100x2(摂取順)
ボトルメモ:モルテン320x2、ニセコ水x1、ニセコスポドリx0.3
機材メモ:TIME SKYLON 2016 FR ed./Fr52-36t(Baroque-Gear+-2 90°.Rr11-25/BORAONE 前後コンチフォース24mmTU(7.0bar)/OGK AERO R1/SUNVOLT PROパフォーマンス セパレートワンピース長袖
 
まずは、無事これ名馬。
家族や仕事、様々な仲間の皆様のお陰でスタートラインに立つことができ、無事レースを終えることが出来ました。
 
どうしてもこのアルカンシェルのボトルを持ち帰りたくて、最後の給水所でキャッチし中身はすぐ捨てた。あれ?2018って…。
なお、ニセコの思い出といえば雄大な大地(路面)とケツとスプロケットです。集中し過ぎて景色の印象なし。
 
 
完走証とメダルを受け取り会場を辞去。「JoJo's Cafe & Bar」にてランチ。
お言葉に甘えて僕だけビールを頂く。帰路の運転ありがとうございました。
帰りしな雪秩父で温泉浸かり温泉玉子を補給。
高速道PA併設の「八雲町情報交流物産館 丘の駅」でお土産の仕入れ。
新函館北斗駅にて列車時刻まで時間があるので晩飯としてラーメンを食べて、ご一緒した皆さんに別れを告げて乗車。
へてへて深夜1時頃に無事帰米。列車手配から仙台駅往復の運転などなど、樋口さんには今回も大変お世話になり、ありがとうございました。
 
 
今回、ご一緒してくださった皆様ありがとうございました。ゴール後の清々しい表情がとても印象的でした。
K隊長はTT50代で2位表彰台!おめでとうございました!!
そして、確かに新しいドアは開いたが、もう一つ先のドアの向こうも見てみたい。
また明日から、その時その場所にいるために。
 
 
往路の弁当に入っていたサプライズ手紙、感動したよ。
本当にいつもありがとう。みんな愛してるよ!