老いては孫に従え

"老いては子に従え"の格言は昔のことである、何故なら昔とは老人年齢が違って来たからである。昔×80％=今年齢、とか言われている。

三寒四温の季節になれば、ここ数年岩手山麓の網張温泉スキー場に出掛ける。いつもの一人では寂しいので、隣に住む孫娘の葵を誘ってみた。

嬉しいことに快く応じてくれた。この孫は4月から小6になる、ヒップホップは本格的なスタジオで長く習っていて相当上手い、校内マラソンや運動会にも常に際立っている。一輪車もリップスティックも達人の域で、運動神経に長けている。

山は相当春めいていたが、犬倉と兎平間の岩手山麓ゲレンデを2時間ばかり一緒に滑った。初めての試みだったが、一度も転ぶこともなくジイに着いて滑っていた。
午後には雪質が悪くなり山を下りたが、帰宅後の自分はどっと疲れが出て爆睡してしまった。

後で耳にしたが、どうやら孫娘はジィが年甲斐もなくやるスキーが心配で、見張り役に付き合ってくれたようである。
孫娘の優しい心根に至福を感じる日となった🙏

=おわり=