7月ブログ「文月雑感'23」の続きになるが、趣味のダイビングで最も多く通った珊瑚礁の島は、北緯10度に位置するフィリピンセブ島の南端のLILOAN(リロ-ン)という小さな田舎のリゾートである。
日本もフィリピンも同じ島国なのに、年々夏は堪えきれなくなった。文明の違いが、環境破壊に繋がる国土開発やコンクリートジャングル化、CO2の排出、豊かな暮らし向きの追求は、益々人間を含んだ動物には暮らし難くなっている。
'97年最初に訪れた頃は冷房も着いていなかったが、夜は海風が入り酒を喰らって寝てしまえば、快適でそれほど苦にならなかった。
雨季と乾季だけの熱帯性気候は降水量の違いが高い気温を妨げ、年中30℃以上にはなるが、カラッとした気候で猛暑日には滅多にならなく、日本のジワーっとした高湿度とは違った。
余談になるが、当時1万円をヤミ市場でフィリピンペソに換金すれば6500ペソ程度だったと記憶している。現在は3900ペソ程度になっていた。居酒屋で飽食しても数千円で済んだ。
今年の盛岡の夏は、今日31日現在41日連続で30℃以上は観測史上最長、この間の35℃以上の猛暑日は5日で、最高気温は36.4℃。9月になっても、まだ暑さは治らない様なので記録は更新されそうだ。
日本もフィリピンも同じ島国なのに、年々夏は堪えきれなくなった。文明の違いが、環境破壊に繋がる国土開発やコンクリートジャングル化、CO2の排出、豊かな暮らし向きの追求は、益々人間を含んだ動物には暮らし難くなっている。
=おわり=
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