暁庵の茶事クロスロード

茶事が好きです。茶事の持つ無限の可能性に魅了されて楽しんでいます。2015年2月に京都から終の棲家の横浜へ戻りました。

令和7年初釜は耕雲亭にて・・・(4)終章(おたより)

2025年02月01日 | 茶事・茶会(2015年~自会記録)

HYさまが耕雲亭茶室の魅力や特徴を現場で説明してくださいました。

全員が入れず・・・ごめんなさい (注:HYさまは一級建築士、数寄屋建築を手掛けています)

 

つづき)

初釜終了後にお客さまからメールやお手紙を頂戴しました。ありがとうございます!

正直、疲れないといえばウソになりますが、疲れをとってくれる特効薬のおたよりを嬉しく拝読しました。

お客さまからのおたよりで別の視点から初釜のことを知ったり、新たに感動することも多く、令和7年初釜の記念に3通を記載させていただきます。

 

 WMさまから

この度、新年初釜において心のこもったおもてなしを頂き、誠にありがとうございました。

”釣月耕雲古風を慕う”の雰囲気そのままの素晴らしいお茶室にて、おいしいお茶をいただくひと時は誠に得難い経験でした。しかも特等席で! 感激の至りでした。

格調高いお道具の数々を拝見し、鳳凰の如く高みを目指す暁庵様の気概を感じ、大いに刺激を受けたことでした。

会食では和気あいあい、心打つスピーチ、寿ぎの仕舞、最後の力強い三本締めに至るまで名役者揃いで、終始楽しませていただきました。

このように華やかに笑顔で1年をスタートでき、今年はとても良い年になりそうです。

心より御礼申し上げます。

どうぞお疲れの出ませぬように、極寒の折、くれぐれもご自愛くださいませ。

拙い文にて失礼ながら 取り急ぎ御礼申し上げます。  かしこ   WM

       (耕雲亭・小間の蹲)

Rさまから

暁庵先生〜  冷たい雨が降っています。お元気でしょうか?

1月18日の楽しい初釜のお祝いにお招き頂き、ありがとうございました。私も茶友Tさんも満足感を感じながら帰りました. 

暁庵先生が紹介した「五百生」の話、当日私は理解できませんでした。ですが、帰って調べたら、感動しました。今も完全に理解できてないでしょうけど、とても素晴らしい考え方。

やっぱり、毎日の細かい、悔しいことで心が疲れますが、「五百生」を思い出すと少しでも余裕ができそうです。この教訓を忘れずに、自分の生活に取り入れていきたいと思います。感謝しております。

私は誰かを褒める立場ではありませんが、私が入らせていただいた濃茶席でT氏さん、AYさん、KRさんはとてもスムーズに連携していたと思いました。彼らは本物の茶道家のようです。

「先生のご指導を上手に受けて身につけている」と思いました。逆に正客(注:ご本人のこと)の行動は残念でした。もっと頑張らないとついて行けませんね。いつも茶の湯の経験をさせていただき、心より感謝しています。

今年も、いろいろな良い出会いや、茶の湯の思い出がたくさんできますように。

どうぞ宜しくお願い致します。    Rより

       (耕雲亭・広間の蹲)

 EKさまから

暁庵先生  大寒だというの春のような日差しがまぶしいくらいです。

先日は初釜のご招待をありがとうございました。

ホテルは駅から直結で、着替え室なども完備されていて、便利きわまりなく、お茶室も素晴らしかったです。

N先生のお薄席も華やかで晴れ晴れしく、暁庵社中の濃茶は格調高く、新春の寿ぎに満ちておりました。

お道具も眼福の品の数々、そこからのお話も弾みました。暁庵社中の方は人数も足りなくて大変だったと思いますが、誠実なお話しぶりの後見さんや、まろやかで美味しい濃茶を練ってくださったご亭主にも感謝でございます。

今年は3回目の初釜だったのですが、いまだにどこも各服の濃茶だったので、3人で回したお濃茶には、「ああ、そうそう、こんなふうだったんだ、これぞ濃茶!」と感動しました。4年ぶりの飲みまわし、ご配慮をありがとうございます。

仕舞のほうはお目汚しでしたが、いろんな方に声をかけていただき、少しはお役にたてたかなあ~と安心いたしました。

お写真なども送っていただき、うれしかったのですが、もう少し事前にYさんと打ち合わせをして、背景が食器棚?(せっかく金屏風があったのに・・・)はどうかな・・とか、外の雑音もあったので、お話のときにマイクをお願いすればよかったかな・・と反省点もございました。

先生方や他の方の話も聞き取りにくかったところもありました。もし次回、このような機会があれば改善して、もっとより良いものをお見せしたいと思います。

ラッキーなことにくじに当たり、おいしいお菓子を頂戴しました。本当に楽しい趣向でした。お忙しいのにくじまで作ってくれたAYさんに感謝です。

先生はまともにお食事も召し上がれないし、道具の準備や運搬などいろいろと大変だったと思いますが、どうぞゆっくりお休みくださいませ。社中の皆様にも心から感謝をいたします。よろしくお伝えください。

またお会いできるのを楽しみにしております。    EK

           

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               令和7年の初釜に向けて・・・台目濃茶