持続的燃焼

くすぶっていれば、やがてメラメラ

第49回YBRオイル交換 その3インプレッション

2016年09月28日 | 2つの輪
さて、安価な全合成オイルの実力や如何に。

まずエンジンを掛けて、アイドリングが低下した。普段、劣化した末期オイルから新油にするだけでアイドリングが上がることが多いのだが、珍しい。
次に走り出して、エンジン回転にムラが生じた。なんだか息つきのようだ。これが4~5000rpmでのこと。おかげでスピードがイマイチ乗れなくて、私が試走によく使う標高差1000mヒルクライム林道に行ってみたが、タイムどころでなく登るのがせいぜいだった。この時点でなんてものを入れてしまったのかという自責の念がファーストインプレッションだ。
これはまるでリッター500円レベルの安い鉱物油ホムセンオイルにも似た感触だぞと思ったが、実際リッター500円だったわ。但し、ホムセンオイルで全開駆け上がりをすると、油温が100℃近くまで上がることもあるのに対して、画像のように80℃を上回る程度で、油温の上がりが抑えられていたような気がした。しかしよくよく考えてみると、回せない走らないだったから、上がってないのも当たり前かもしれない。
低回転の回転ムラはオイル銘柄を変えて1回目だし、言わばブレンド状態でもあるので、3回目くらいまでは次を期待しながら使ってみる必要はありそうだ。少し引っ張り加減で5000rpmキープで走ってみたところ、交換後50km走った辺りから、低回転に限っては回転ムラが収まってきたような気がしてきた。この時点でもオイル交換後に新たに聞こえるようになった擦るような金属ノイズは残ったままだ。
この後、超長い直線登坂車線での追い越しを試みてみたが、やっぱりスピードが乗らねーーー。大型トラックは抜けたが乗用車には道を譲らないといけない。それ以上に問題だったのは、7000rpmを越えると、最初に低回転で出たような回転ムラが発生する。すると不整震動のように感じるのだ。時々この震動が少ないYBRエンジンで、高回転に回すと震動が出るという話を読むことがあるが、これか!安いオイルを使うと出るんだな。いつも使うヤマルーブではレッドゾーン手前までスムーズに回り続けるので、こんな現象は出たことが無く初体験だ。なんか壊れそうに感じてしまうので、これでは高回転に回す気が起きない。こうなると高速巡航する国道が走れないじゃないか、もう残り3L捨てちゃおうかと思えてしまって意気消沈した。せっかくここまで寿命が長かったYBRなのに、変なオイルのせいでエンジンがダメになっちゃったら悲しいしさ。
そんなわけで、ハイアベレージ国道は回避して、細道県道で帰ってきた。
200kmほどの試走で、良かったのは燃費だけだった。高地走行や高回転走行もありながら50km/Lを微かに上回った。大人しい走りをすればもっと伸びるかもしれない。回らず走らず結果的に燃費が良いと言うと、日産純正セーブオイルを思い出すが、まさにそんな感じだ。
これは、無添加の地オイルを化学合成で作ってみました、みたいなベースオイルだわ。この値段をターゲットにしてると、化学合成で目指しても鉱物油で精製してきても、着地点は一緒なんだなあ。何か湿式クラッチでも大丈夫なものを添加して、オイルの性格を曲げて伸ばして必要な性能を上乗せしないと不安もあるし不満である。
このメーカーからは上のグレードとして3千円/4Lと4千円/4Lもあるので、次に試すならそっちだな。
てなのが、初回交換初日インプレッションであった。
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第49回YBRオイル交換 その2新オイルの用意

2016年09月28日 | 2つの輪
今回は、最近話題の安い全合成オイルを準備してみた。
いつもは部分合成のヤマルーブを使って、20L缶を1万6千円くらいで買っていたので、800円ちょい/Lで交換できている。ところが全合成が500円/L切ってるって安くない?と興味は引かれつつ、まだペール缶オイルの在庫も残ってるしなあと思いながら、ちとフライングしてみた。
4Lで1980円送料無料だったのだ。
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第49回YBRオイル交換 その1排出

2016年09月28日 | 2つの輪
前回交換したのは、もう3ヶ月も前だったのか。3千キロ定期交換サイクルを越えたので、オイル交換だ。
ただ、走りの感触は悪化していないし、燃費データ的にも落ちてきていないので、まだ交換しなくても良いんじゃないかという気がしないでもなかった。
そう思うと月に千キロ程度であまり乗らないのは、オイルには優しいのかもしれないな。月3千キロで毎月劣化を感じて交換しなくちゃと思える乗り方は、実際ハードコンディションだということなのだろうか。
今回の排出オイルは異臭なし、粘度シャビシャビでねっとり感なし、色は淡茶褐色でやけに黒っぽい事も白っぽいこともなしの、異常性は感じられないものだった。
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広域農道

2016年09月28日 | どこかの空の下
こんなのできたんだ。
春日街道との分岐で信号待ちしてたら、後ろから油の切れた自転車のようなキーキー音を響かせて停まる車あり。車内にロールケージを着けた千葉県ナンバーのインプレッサだった。それは農道をそのまま直進して行ったのだが、私は春日街道へ右折。
数十分後、辰野だったか小野だったかで信号待ちしていると、またもや後ろからキーキー音。
どうやら普通に走るスピードなら、アップダウンはあるものの、農道より春日街道の方が早いらしい。
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