今月はちょっと忙しかったので、まとめる時間がとれなかったが、月初めにYBR125無印の走行距離が15万キロを越えた。
正直、中華バイクがこんなに長く乗れるとは思っていなかったので、少しはびっくりしている。
2007年に乗り始めて今年で8年、
8年まとめを少し前に書いたように、1年ごとに細かく書いているので、重なることを書くことも無かろうかと思った。そこで某所で質問事項はあるかと問うたところ、気になることは無交換で走り抜いたパーツやゴム品質だそうな。
そんなわけで、未交換のパーツを見直してみた。交換したパーツは
無印のホームページに順次記録しているので、裏側から見た未交換パーツについてまとめたことはなかったな。
ホイールベアリング前後
交換部品は何年か前に用意はしてあるのだが、ホイールを外したとき毎に指でグリグリするものの、スムーズなんだよなあ。割と新車の頃から外して取り付けてを細かくやっており、その都度グリスを塗り込んで組み付けしていたので、うまく育った部分なのではないかと思っている。なんだかホイールベアリングは塗っても塗っても吸い込まれていくような気がして、どこに消えていくのか分からないが、過剰な程塗り込んだ方が良い感じがしている。シャフトは隙間があまりないのではみ出してくるけどね。
ブレーキディスク、キャリパー、マスターシリンダー
ディスクの厚みは最近測りもしなくなってしまったが、痩せているのは見た目にも分かる。パーツもある。だがやる気が出ないだけなのだ。キャリパーもあるのだが、初期部品で動きにも効きにも不満がない。マスターシリンダーも、一度キャップのネジだけ交換した後は不満もない。前回フルード交換した際のチェックでは中のダイヤフラムも劣化していないし、問題が出てからで良いかなあ、といったところ。
フロントフォーク、右フォークシール
左右スプリングは73,000km、左フォークシールは86,000km程で交換して、ずっと使ってきたが、15万キロを越えた記念に、今月交換したところ。古い純正フォークも曲がったわけではないので予備に保管するつもりだが、すぐに組み付けに追われないので、休ませている間に完全OHしてもいいな。
スロットルケーブル
こんなもん切れるのかなあ。クラッチに比べて動きは緩慢だし、切れる気がしない。一応予備は買ってある。
セルモーター、ブラシ
絶好調である。セルのブラシも距離的に考えて減ってるはずだが、回りが悪いことは一度もない。エンジンのかかりは結局バッテリーのコンディションが八割ってとこじゃないかな。中華2千円バッテリーを1~2年ごとに交換しているだけで、マイナス10℃レベルの真冬でも問題なくかかる。セルが駄目になる時は一体いつ来るのだろうか。ブラシも250円くらいで買った部品があるものの、出番無しのままである。
ピストン、ピストンリング
そう言えば節目節目に測っているシリンダコンプレッションを最近測ってないな。開けてみたいのはやまやまだが、開けずにどこまで行けるかというのも楽しみになってきたので、圧縮が落ちるまでは、当分このまま使い切っていこうと思う。予備パーツはあるので、いつでも来いという感じではあるのだが。
キャブ一式
キャブも開けないままここまで来てしまったな。てなわけで、これもこのままダメになるまで使い切りに向かわせよう。
CDI、レギュレター、コイル、スターターリレー、メインハーネス
レギュレターもパンクしないわ電圧も安定しているわで、すごいもんだ。古いバイクに多かった電装系がダメになる苦労を思い出すと、新しいバイクはホント楽で良い。四輪でもメインハーネスがダメになったのがホンダの10万キロとか三菱の40万キロを思うと、むきだしバイクの方がよっぽど貧弱な上に過酷な使用環境だと思うんだがなあ。
ウィンカー球(右後以外の3本)
ま、ウィンカー球なんて曲がるときしか使わないからだろうか。もう一本切れたら、前をLEDで揃えてウィンカーポジションにしようかな。
ステップゴム
こけたりなんだりで鉄棒が突き出て割れてきてはいるが、ステップ面はまだ減っていないので、初期部品を使えるうちは使うとしよう。
燃料ホース
ノーマルのままなので、通常ゴムホースなのであるが、割れ伸び亀裂緩み、いずれもない。エンジンまわりからの生ガス臭がしてこないので、キャブ回りのホース類も、問題ないようだ。二次エアのホースだけは少し亀裂が入ったことがあるが、補修して継続使用している。それで大丈夫というのもびっくりな耐久性と思うが、これもいつかまとめて交換してしまいたいようにも思う。
そんなパーツ事情で、消耗品は適宜交換をおこないながら、15万キロを越えて最初の給油ポイントまで、150,138kmを3,194Lのガソリンで走った総平均燃費は47.0km/Lの3.1円/kmだった。
14~15万キロの1万キロ区間燃費は、その前に比べると、ちょっと落ちてしまったな。まだ不満になるほどではないので、エンジン主機を疑う段階ではないのだろうと思う。
15万キロに達するまでの日数は2,991日と、3千日に少し欠ける程度の日数だった。まあ、毎日乗ったわけではないけれど。そして走った道は、東は北海道から西は大分、福岡県までの範囲だった。無印では東京にも行ったりしたな。
今回のトップ画像は、今月の北海道行きの初日、日本海沿いの道でのヒトコマである。