娯楽はホタルくらいしかない。
小降りになってきたが、まだ雨が止まないので、防水でないカメラの出番は無し。
尻が光ってるようにすると身体は黒くてなんだか分からんし、ストロボが強いと光って見えないし、簡単なはずのコンデジでの調整はマニュアルモードが無いので案外難しい。
そいえば6月の初め頃というと、以前は毎年全然気候の違う地方への出張から帰ってきたところで、駅からの道を歩いているとホタルを見たもんだと思い出して、川に行ってみた。
この数年すっかり減ってチラホラしか飛ばなくなったような気がしていたけれど、今年はすごい。
一コマシャッターを切ってみた。よくある作例のような明合成では無いのでリアルタイムの15秒1回だけ。メーゴーサー!
しかしこっちの水は甘いと言うより、空気中にただよう水滴で、そこらじゅう大気までもが水であふれてるわ、だから飛ぶのか。でもホタルが飛んだら雨とかいう話は聞いたことが無いな。
予報はあったものの、みるみる暗くなった雲の下に入ると、大粒の雨がドザバー。こんな激しい雨は久しぶりだ(降水量は少ない、台風は山でブロックされる、梅雨と言っても太平洋側のようにちゃんと降るわけでも無いところに住んでいるので)。まあでも車が泳ぐ80mm程でもないから、50mmも降ってなかったろうな。雷も鳴らなかったのでさほど怖くなかったし。
それでも道路脇の木が幹毎グリングリンと揺さぶられる風がすごかった。greenだよ。これが天狗の風か。これも走ってるバイクが飛ばされそうな台風に比べればまだマシ。
和んだのは、そんな雨の中を歩いて横断していく亀が一匹。横断者がいたら止まって待ってしまう癖がついていたが、あまりに遅いので単車を降りて掴んで渡りたい側に連れてっちゃったよ。
しばらく首をすくめていたが、やがて河原の方へテケテケ歩いて草むらに消えていった。
もう冷たい雨でもないし寒くもないけれど、疲れた。この雨を抜けて街に出たら、全然道路が濡れた様子も無くなんだこりゃって感じで切ないわ。
ひとつ峠を挟むだけで全然ちがうんだもんな。さあ明日までに体力回復させねば。しかし明日は一日中雨という予報なんだよなあ。
タンポポももう飛んでいく季節、春も終わり。
接写レンズいろいろ持ってるんだけど、2軍にしてたやつで寄ってみた。思ったよりけっこう綿毛の一本まで解像してるような気がする。パチパチはじける光のようだ。
これ以上やろうと思うと三脚立ててまじめにピント合わせしてと面倒になるが、こっちは本業じゃ無いので。
さて、移動するか。
さほど標高の高くない場所で、アサギマダラの産卵が盛ん。高い場所ではまだ食草がそんなに伸びていないので、もう少し先になるだろうな。
だがもう伸びているところは道脇の草刈りが始まっていて、卵付きの葉っぱが切り散らかされてもったいない。1時間で5つ回収した。
さて、今日は6月9日なので数年越しの課題。検索してみても、思ったより東條という地名は無いもんだなというのが感想。そんな中で東条という場所に希をかけて行ってみた。
古い橋にひとつだけ東「條」の表記を発見。新しく掛け替えられたのは、ことごとく条になっていたが、簡単な字への地名変更があったのか、昔間違いがあったのか、古い地形図でも見れば分かるかもしれない。
本宮あたりで見る168号でも五條××kmとか五条方面→とかバラバラなのをよく見るし、あまつさえ国道の公式な標識に上ペタ修正が貼ってあるところすら見るので、全国的によくある変更のような気もする。
ところで残念ながら根本的な問題は、ここは「ひがしじょう」なのだ。