ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

3年前にいただいたキツネノカミソリが咲きました

2010年10月02日 | 季節の移ろい
 自宅のベランダで、キツネノカミソリが3年経って咲きました。
 このキツネノカミソリはヒガンバナ(彼岸花)によく似ています。ヒガンバナ科の多年草であるため、ヒガンバナと同様に夏前までに細長い葉が出て、葉が一度枯れて、その後に茎が伸びてきて花が咲きました。今回咲いたのは、白色の花です。Webサイトで調べてみると、オレンジ色の花が普通のようです。山野に咲く野草として親しまれているようです。

 今回咲いたキツネノカミソリの球根はいただいたものです。福岡市東区箱崎にある神社の箱崎宮(筥崎宮)の入り口にある神苑花庭園に行った際に、帰りかげに「キツネノカミソリの球根を差し上げます」と、係の方に言われて、いただきました。高さが1~2センチメートルと小さな三角錐形状の“種イモ”のような球根でした。いただいたのは、たぶん3年前のことだと思います。季節は2月か3月ごろだったと思います。

 自宅に持ち帰って小さな球根を20個ほど、鉢に植えると、しばらくして細長い葉が多数伸びてきて、濃い緑色の葉が順調に育ちました。ところが夏に葉が枯れると、そのままでした。こうした葉だけが出ることが2年続き、葉しかでないなと思っていました。今年も葉は順調に出ましたが、夏の猛暑で枯れた感じになりました。今年もそのままかと思っていたら、9月下旬になって1本だけ茎が伸び始めました。そして、9月30日ぐらいから白色の細長い花が咲き始めました。見た目は白色のヒガンバナにとても似た感じです。

 
 今年は咲いたのは1輪ですが、来年はもう少したくさん咲くと信じています。植物は手間がかかるけど、その分は応えてくれるようです。

 箱崎宮の花庭園は、いつ行っても花が何か咲いているように、よく手入れされている庭園です。ユリやキキョウなどが印象に残っています。ウメ(梅)やロウバイ、ハギ(萩)なども綺麗です。一番最初は、箱崎宮に行った1月に、花庭園があることを知り、冬ボタン(牡丹)を見ました。稻わらで編んだ傘状の雪囲いの中に、冬ボタンが豪華咲いていました。この雪囲いがいくつも並んでいます。いくつかは咲き終わっていました(関東では、東京上野の上野東照宮ぼたん苑や神奈川県鎌倉市の鎌倉鶴岡八幡宮の冬ボタンが有名です)。その後も、少し時間があると、花庭園に立ち寄っていました。

(写真は2009年3月8日に撮影したものです) 

 花庭園によく行く理由は、実は花庭園の奥にあるレストラン迎賓館で、とても美味しい食事がいただけるからです。シェフにお伺いすると、「地産地消を心がけているそうで、野菜の料理に自信がある」とのことでした。本当に野菜がとても美味しかったです。しかも、レストラン迎賓館で食事すると、花庭園の入園料がタダになります。たしか入園料は1人当たり300円だったと思います。レストランで食事をして、ゆったりとした気分で園内を散歩します。人気があるのでランチタイムは待たされます。待っている間に、園内を先に見ることもありました。