群馬県と長野県の境にある荒船高原は秋の装いを深めています。
長野県佐久市の東部に位置する佐久荒船高原は標高1100メートルのため、秋の風物詩が急速に目立ち始めました。林間や草原でひときわ目立つのは、深紅の実をつけたマムシグサです。真っ赤なつぶつぶの実を数10個つけた茎の先は、まだ緑色が主体の草むらの中で鮮やかなコントラストを描きます。
マムシグサとはどきっとする名前ですが、茎の斑(まだら)模様がマムシに似ていることから、こんな名前がついたと聞きました。マムシグサの花は漏斗状の形をしているため、夏にも目立つ野草です。でも秋になると、こんなに目立つ実をつけるとは想像できません。
佐久荒船高原を彩る秋の花の一つはリンドウです。ここ数年、リンドウは減っています。草原から頭を出して花を咲かせる背の高いリンドウと、地面から10センチメートル程度の背丈の低いリンドウの2種類を見ます。育っている環境で背丈の高さが違ってしまうのか、種類が違うリンドウ同士なのか調べても分かりませんでした。
草むらの中にひっそりと咲く背丈の高いリンドウが開花期を迎えています。澄んだ青紫の花がきれいです。
このリンドウを見るには、草むらに少し分け入る必要があります。この結果、衣服には草の小さなタネがたくさん付きました。毛が刺さっているので、小さなタネを取り除くのに苦労しました。しっかり取り除かないと、このタネが別のものに付着し、予想外の所にタネが分散していきます。このタネにとっては、生き残りをかけた種族を残すための戦術なのですが、結構迷惑です。
背丈の高いリンドウは山道の脇などで、花を咲かせると、開花期は目立ちます。この背丈の高いリンドウが毎年咲く場所がいくつかあったのですが、次第に姿を消しています。誰かに採取されているようです。この季節は森の中に分け入ってキノコを採る方が増えます。いろいろな所に、キノコ採りの方が出没します。
キノコも木の幹や倒木の幹、地面などのいろいろな所にさまざまなキノコが生えています。
もちろん、知らないキノコは食べません。食べられても、美味しいとは限りません。
興味深いのは、地面から生える丸い風船のような小さなキノコです。風船の中には中空で、踏むと胞子のようなものを吐いてしぼみます。たぶん、食べることができても、ほとんど実はありません(毒キノコか食べられるキノコか調べていません)。
高原を彩るノギク(野菊)系の花々は最盛期を過ぎたものが多くなっています。8月31日のブログでお伝えしましたように約2カ月間、ノギグ系は咲き続けてきました。陽当たり条件の違いなのか、今が最盛期を迎えたようなノギク系のヨメナが少数派ですが咲いていました。ほとんどが枯れ始めている中で、見事な花の咲き具合という自然の振る舞いは予想を超えていました。
もうすぐ大きく冷え込む日を迎えると、木々は葉をいっせいに落とし、晩秋になります。もの悲しい秋です。鹿(ニホンジカ)の鳴く声がたまに近くでします。小倉百人一首の世界です。
長野県佐久市の東部に位置する佐久荒船高原は標高1100メートルのため、秋の風物詩が急速に目立ち始めました。林間や草原でひときわ目立つのは、深紅の実をつけたマムシグサです。真っ赤なつぶつぶの実を数10個つけた茎の先は、まだ緑色が主体の草むらの中で鮮やかなコントラストを描きます。
マムシグサとはどきっとする名前ですが、茎の斑(まだら)模様がマムシに似ていることから、こんな名前がついたと聞きました。マムシグサの花は漏斗状の形をしているため、夏にも目立つ野草です。でも秋になると、こんなに目立つ実をつけるとは想像できません。
佐久荒船高原を彩る秋の花の一つはリンドウです。ここ数年、リンドウは減っています。草原から頭を出して花を咲かせる背の高いリンドウと、地面から10センチメートル程度の背丈の低いリンドウの2種類を見ます。育っている環境で背丈の高さが違ってしまうのか、種類が違うリンドウ同士なのか調べても分かりませんでした。
草むらの中にひっそりと咲く背丈の高いリンドウが開花期を迎えています。澄んだ青紫の花がきれいです。
このリンドウを見るには、草むらに少し分け入る必要があります。この結果、衣服には草の小さなタネがたくさん付きました。毛が刺さっているので、小さなタネを取り除くのに苦労しました。しっかり取り除かないと、このタネが別のものに付着し、予想外の所にタネが分散していきます。このタネにとっては、生き残りをかけた種族を残すための戦術なのですが、結構迷惑です。
背丈の高いリンドウは山道の脇などで、花を咲かせると、開花期は目立ちます。この背丈の高いリンドウが毎年咲く場所がいくつかあったのですが、次第に姿を消しています。誰かに採取されているようです。この季節は森の中に分け入ってキノコを採る方が増えます。いろいろな所に、キノコ採りの方が出没します。
キノコも木の幹や倒木の幹、地面などのいろいろな所にさまざまなキノコが生えています。
もちろん、知らないキノコは食べません。食べられても、美味しいとは限りません。
興味深いのは、地面から生える丸い風船のような小さなキノコです。風船の中には中空で、踏むと胞子のようなものを吐いてしぼみます。たぶん、食べることができても、ほとんど実はありません(毒キノコか食べられるキノコか調べていません)。
高原を彩るノギク(野菊)系の花々は最盛期を過ぎたものが多くなっています。8月31日のブログでお伝えしましたように約2カ月間、ノギグ系は咲き続けてきました。陽当たり条件の違いなのか、今が最盛期を迎えたようなノギク系のヨメナが少数派ですが咲いていました。ほとんどが枯れ始めている中で、見事な花の咲き具合という自然の振る舞いは予想を超えていました。
もうすぐ大きく冷え込む日を迎えると、木々は葉をいっせいに落とし、晩秋になります。もの悲しい秋です。鹿(ニホンジカ)の鳴く声がたまに近くでします。小倉百人一首の世界です。