群馬県藤岡市山麓にある桜山公園では、フユザクラの花はまだ二分咲きです

　群馬県藤岡市の郊外にある三波川地区の山麓にある桜山公園に、フユザクラ（冬桜）の花を見に行きました。なんと今年はフユザクラの開花が遅れていて、まだ一分咲きか二分咲きです。

　埼玉県神川町からの群馬県藤岡市と埼玉県神川町の県境沿いに神流川を南下し、途中からその支流の三波川沿いに西に向かうと、桜山公園への案内板が出てきます。山間部の山道をひたすら上ると、山頂部にある桜山公園に到着します。

　今年のフユザクラの木の開花は遅れています。

　葉のない枝に小さな花がポツポツと咲いています。花は一重（ひとえ）です。





　フユザクラの並木の枝先越しに、向かい側にある山麓斜面にある集落が見えます。





　桜山公園がある尾根は、針葉樹の森の中に、広葉樹の群落が点在する森の山麓です。



　桜山公園は例年は11月ごろからフユザクラの並木が開花し始め、12月にはかなり開花し、紅葉とフユザクラの花を同時に見ることができる点が売り物になっています。今年は紅葉が先行している感じです。



　小さな花を約1カ月間ほどと長い間咲かせるフユザクラの花を観賞できる桜山公園は、すぐ近くにある埼玉県神川町の城峯公園のフユザクラの花とともに、フユザクラの花の名所です。それぞれ昔、当時は珍しかったフユザクラの木を植え、増やしたそうです。

　桜山公園は山頂部の周囲に、フユザクラとソメイヨシノなどのサクラの木が多数植えられています。合計約1万本植えられており、4月にはフユザクラとソメイヨシノの両方の木々の花が競演するそうです。