ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

埼玉県所沢市郊外にある観光葡萄園で、旬のブドウの「高妻」などを購入しました

2016年08月26日 | グルメ
 埼玉県所沢市郊外の田園地域の上富などにある観光葡萄園で、旬のブドウ4種類を購入し、味わっています。

 上富などの三富新田(さんとめしんでん)は、つくられた雑木林の間に、観光葡萄園や観光栗園、観光梨園などが点在しています。最近は、キウイィなどの果物などもつくられているようです。

 そこで購入した旬のブドウ4種類は、どれも旬で甘くてみずみずしい味です。

 巨峰系の改良種「高尾」です。



 ブドウらしいさわやかな甘さで、すっきりしていて、いくらでも食べられそうです。種なしです。

 ピオーネ系の新品種「高妻」です。



 直径3センチメートル以上の大粒で、とても甘いです。ジューシィーです。これもいくらでも食べられそうです。

 観光葡萄園で購入したので、市価より20パーセントほど安く、なにより新鮮です。

 この観光葡萄園や観光栗園などが点在する三富新田は、江戸時代の元禄期(1668~1704年)に、武蔵川越藩が武蔵野台地に開いた三新田(上富新田、中富新田、下富新田)の総称です。 この三富は、地域によって「さんとめ」あるいは「さんとみ」と呼ばれています。

 その三富新田は、現在の埼玉県入間郡三芳町上富と、所沢市中富と下富の地域の総称です。

 当時、川越藩主となった柳沢吉保が、農作物増産を図って藩政を充実させる目的で、川越藩士の曽根権太夫に命じて開拓させた地域です。

 特徴は、例えば幅6間(約10.9メートル)の道の両側に農家を並べ、その1軒の農家ごとに畑、雑木林が面積が均等になるように短冊型に並んでいるという地割にしたことです。

 当時の武蔵野台地は肥沃ではないために、雑木林が秋になると落とす落ち葉から堆肥をつくり、これを畑にすき込み、畑はムギやサトイモなどを栽培する部分と、落ち葉をすき込んで、その年は休ませる畑の部分で構成し、肥沃でない大地を豊かな農地に変えたことです。

 その後に、サツマイモが伝わり、その一大産地となりました。

 その堆肥をつくる基になった雑木林の中などに、現在は観光葡萄園や観光栗園などが点在しています。

 最近はミニ開発がかなり、進みましたが、江戸時代から明治時代までに繁栄した広大な農村地域を感じさせる部分が残っています。ケヤキなどの街道沿いの巨木並木も部分的に保存されています。