ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

朝日新聞紙の見出し「認知症国際会期 700万人時代 試される社会」を拝読しました

2017年04月26日 | 日記
 2017年4月24日に発行された朝日新聞紙の朝刊3面に掲載された見出し「26日から認知症国際会期 700万人時代 試される社会」を拝読しました。

 日本では2025年に認知症の人が700万に増え、高齢者の5人に一人になる見込みだと伝えています。
 
 この記事の冒頭では、京都市を走る京都バスの運転手の体験エピソードを伝えています。高齢の女性乗客が「わたし、どこに行ったらいいんやろ・・」とつぶやくという話です。

 このバスの運転手は、本部に連絡し、担当者が駆けつけます。その担当者が話かけた結果、この高齢の女性は、所持金もなく、会話もかみ合わず、交番に送って保護してもらったと伝えます。こうした認知症が疑われる乗客の情報対応は、「3カ月に一度程度はある」という。

 しかし、この運転手の方は、日中の乗客の8割が高齢者なので、こうした認知症が疑われる乗客増える可能性が高いとの感想を漏らします。

 朝日新聞紙のWeb版である朝日新聞 DIGTALでは見出し「700万人時代へ、試される社会 26日から認知症国際会期」と伝えています。



 実際に、認知症の人も一人で買い物しに行き、外食もします。京都市左京区では、認知症の人も当たり前に外出する前提に立ってサポートする可能性を模索しています。

 まず、認知症の方は自分が住む地域で買い物する際に商品選びや支払いを手伝ってくれる“サポーター”を希望したり、銀行や駅などに人が対応してくれる窓口などの設置を希望しています。

 実際に、イオンや三井住友銀行などでは、何らかの認知症サポーター設置を検討していると、記事は伝えます。

 こうした認知症サポーター設置は人手が必要となり、コストアップにもつながります。しかし、これまでのように認知症の人を「何もわからない」という風に囲い込む対応で済ますのではなく、認知症の人が持っている残った能力を利用する方向に対応を変えようとしています。まさに、賢く「試される社会」の状況です。

 この記事に関連する記事が、2017年4月24日に発行された日本経済新聞紙の朝刊一面に掲載されたコラム「砂上の安心網 最後の医療財政の宿題」です。

 高齢化が進む日本で、医療財政を何とかどう対処していくのかという、本質的な大きな課題を探っています。こうした高齢化が進む日本での環境の中で、認知症の方々にどう対応していくのか、日本では賢い本質的な解決策が求められています。これは英知を集めて何とか解決すべき課題です。

長野県北佐久郡立科町の女神湖では、ザゼンソウが花を咲かせています

2017年04月26日 | 旅行
 長野県北佐久郡立科町の白樺高原にある女神湖は、春をやっと迎えています。

 かなり暖かくなった女神湖の湿原では、ザゼンソウ(座禅草)などの花が咲き始めています。

 蓼科山(標高2531メートル)山麓にある白樺高原に設けられた人工湖の女神湖は、ほぼ南北(少し西側に傾いています)に紡錘形の湖です。湖面の標高は1540メートルもあります。

 女神湖を囲む周囲の森の木々は、新芽がまだ出てなく落葉したままです。



 女神湖の西側にそびえている霧ヶ峰高原の車山(標高1925メートル)も、山頂部の冠雪がかなり融けています。



 蓼科山山麓側の女神湖の南側斜面からは、東南方向にそびえている蓼科山から流れ出た雪解け水が勢いよく流れ込んでいます。残雪はありません。



 この雪解け水がつくる湿原では、ザゼンソウやミズバショウ(水芭蕉)が花を咲かせ始めています。





 ここのザゼンソウは、やや小振りで、濃い赤紫色の包(ほう)がいくらか傷んでいるものがほとんどです。



 ここで花を咲かせているザゼンソウやミズバショウは、急激な温度上昇を受けて、包などを傷めたと想像しています。中央部の花部分は傷んでいないように見えます。

 特に、やや小振りのミズバショウの白い包は、傷みが目立ちます。



 湿原を囲んでいる雑木林には、シジュウカラやホオジロなどが来ています。





 シジュウカラなどのカラ類が何回か姿を見せたのですが、激しく移動するために撮影できませんた。
 
 実は、この雑木林の枝には、ヤドリギ(宿り木)が生えていて、実を付けています。幸運ならば、ヒレンジャクがやって来るのではないかと期待しましたが、やって来ませんでした。

 女神湖には、まだ人影が少なかったですが、5月連休には多くの観光客が訪れることと思います。