ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

さいたま市緑区南部領辻にある見沼自然公園の修景池には、ヒドリガモが数羽、飛来しています

2019年10月16日 | 季節の移ろい
 さいたま市緑区南部領辻にある見沼自然公園の中央部にあ修景池は、台風19号が降らせた大雨の影響はほぼ消えています。

 この修景池は一時は周囲に水があふれた模様ですが、周囲の岸辺は、もう乾き始めています。



 修景池の水面に浮かんでいるスイレンは、10月の冷え込みによって、花期が終り始めています。





 スイレンの花のしんがりの花が咲いています。





 この秋冷えの寒さの中で、見沼自然公園の中央部にある修景池では、冬鳥のヒドリガモが数羽、もう飛来していて、元気に活動しています。





 このヒドリガモは羽根の色合いからメスのようですが、オスも夏羽のままになっている可能性もあります。

 元々、修景池に滞在しているカルガモやオオバンも元気です。



 カルガモは20羽から30羽ぐらいいて、修景池のあちこちに分散しています。

 ヨシ原などの岸辺には、ダイサギが数羽いて、小魚を狙っています。





 

 修景池の周囲にある木々の中では、最近の冷え込みによって葉の色が変わったものもあります。



 修景池には、これから冬鳥のカモたちが次々と飛来します。もう晩秋に向けて季節が動いています。

人気ミステリー作家の東野圭吾さんの新刊「希望の糸」を台風の天気の中で再読しました

2019年10月16日 | 
 人気ミステリー作家の東野圭吾さんの新刊単行本の「希望の糸」を再読した話の続編です。

 関東地方に台風19号が近づく2019年10月12日は強風・雨の天気だったために“晴耕雨読”となり、新刊の「希望の糸」を再読しました。とても面白いミステリーです。

 この「希望の糸」は、2019年7月5日に講談社から発行された単行本です。価格は1700円+消費税です。



 この「希望の糸」は、3家族のそれぞれの人生が交錯し、ある事件が起こります(正確には2家族の人生が交錯し、事件が起こります)。以下は、このミステリーのネタばらしです。この点を留意して以下をお読みください。

 その話の中核は、東京都目黒区自由が丘で喫茶店「弥生茶屋」を経営していた女性経営者の花塚弥生(はなづかやよい)が何者かに殺害された事件です。

 花塚弥生は気配りのあるカフェ経営をしていたために、中高年にとって居心地がいい人気の喫茶店を運営していました。

 この事件を担当する警視庁捜査一課は、「自由が丘喫茶店主殺害事件特別本部」を設置し、捜査一課の松宮修平(まつみやしゅうへい)らが担当します。

 捜査一課の担当者は、遺族の了解を得て、花塚弥生のスマートフォンのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)やメールアドレスの相手リストを検証します。

 すると、花塚弥生の別れた元夫の綿貫哲彦(わたぬきてつひこ)と約1カ月前に、電話で話している履歴が見つかります。

 そこで、元夫の綿貫哲彦の家を訪ねて、最近の花塚弥生との話した内容を聞きます。すると、元妻の花塚弥生から「会って話したいことがある」との連絡を受けたことが分かります。

 何を伝えたかったかは不明なままです。実は、元夫の綿貫哲彦は最近知り合った中年女性の中屋多由子(なかやたゆこ)と内縁関係になり、一緒に暮らし始めていました。

 そこで、松宮刑事は、花塚弥生が殺された日の、多由子の内縁の夫である綿貫哲彦のアリバイを、多由子に確認します。

 話が進むと、元夫の綿貫哲彦と花塚弥生が離婚した原因の一つは、二人になかなか子供ができないために、思い切って不妊治療を始め、人工受精や体外受精を受けたものの妊娠しなかったために、なんとなく気まずくなり、離婚したという過去が明らかになります。元夫の綿貫哲彦は「花塚弥生はかなり学歴が高く、自分で事業を始めて、子供がいないことを忘れようとした」と離婚した経緯を語ります。

 前回の弊ブログ(2019年10月13日編)では、この「希望の糸」の冒頭では、絵に描いたように幸せな親子4人の子どもが、両親が多忙なために、子ども二人で母親の祖父・祖母がいる新潟県長岡市に帰省しますと紹介しています。

 そして新潟県中越地震が起こって、古いビルに遊びに来ていた子ども2人が倒壊したビルの下敷きになり亡くなります。これが事件の遠い背景になっています。幸せな親子の両親は突然、途方に暮れます。

 この絵にかいたように幸せな親子4人の父親だったのは、汐見行伸(しおみゆきのぶ)です。二人の子供が亡くなり、途方に暮れます。

 その妻の玲子(れいこ)も生きる張りを失います。数年たって、やはり子供がいないことの寂しさに、不妊治療専門のクリニックを訪ね、人工授精・対外受精の話を聞き、悩んだ末に始めます。

 そして、その努力に甲斐があって萌奈(もな)という女の子が授かります。しかし、妻の玲子はその後に白血病を発病し亡くなります。

 偶然、汐見行伸は喫茶店「弥生茶屋」を知り、たまに行く客の一人になります。

 その喫茶店「弥生茶屋」のお客は大部分が中年女性だったために、中年・初老男性の汐見行伸が疑われます。

 そこで、松宮刑事は汐見行伸に会って、当日のアリバイなどを調べます。汐見にはアリバイがありました。

 また、汐見は花塚弥生には好意を持ったのですが、弥生の方から先手を打たれて「お互いに年齢が50歳になっているので、恋愛には興味がない」と、クギを刺さていたことを明かします。

 松宮刑事は汐見行伸の当日のアリバイを確認するために、13歳の中学2年生の萌奈にも会って話をします。

 その際に、テニス部員である萌奈からのリクエストによって殺された花塚弥生の顔写真の画像を見せます、すると「殺された花塚弥生が自分の中学校のテニスの練習を見に来ていた」と驚くような証言をします。

 ここで、元夫の汐見行伸と元妻の花塚弥生、そして別の夫婦の夫の汐見行伸の人生が交わる関係性が示唆されます。

 前回に、人気ミステリー作家の東野圭吾さんの新刊単行本の「希望の糸」を再読した話は、弊ブログの2019年10月13日編をご覧ください。