ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

さいたま市桜区南端の荒川河川敷にある桜草公園は、泥流に飲み込まれて泥だらけだそうです

2019年10月18日 | 季節の移ろい
 さいたま市桜区南端の荒川河川敷にある桜草公園は、10月12日の夜に荒川河川敷が濁流につかり、今でも泥だらけだそうです。

 10月12日の夜に台風19号が埼玉県などの関東地方を通過し、想像を超える大雨を降らしました。

 埼玉県をおおまかには北西から南東方向に流れている荒川は、広大な河川敷き一杯まで濁流が流れたそうです。

 荒川の上流で合流する支流の入間川・越辺川(おっぺがわ)流域では、川越市の一部で濁流が川岸を越えて住宅地に浸水しました。

 さいたま市桜区南端の荒川河川敷にある桜草公園の東南側には、かなり広大な「彩湖」(さいこ)と呼ばれる大遊水地があります。この彩湖は南東側は戸田市まで達する大きな遊水地です。

 しかし、この彩湖をもってしても、桜草公園とその上流側にある県営秋ケ瀬公園が濁流に包まれました。

 桜草公園の南西側には「さくら草水門」があります。このさくら草水門は、荒川に対して北東側から合流する鴨川の最終出口の水門です。

 桜草公園辺りの荒川河川敷などの地図です。



この地図をもう少し拡大したものです。





 鴨川には少し上流側で鵜沼排水路が合流します。この地図の右下に彩湖の北側の一部が見えています。

 以前に聞いた話では、「もし鴨川の水位が上がった時には、さくら草水門を閉め、鴨川最下流側から彩湖に直接流れ込む仕組みだ」そうです(正確には、未確認情報です)。

 Webサイト上の浸水情報では、このさくら草水門が閉じられたために、鴨川流域で浸水があったようです。

 ふだん、さくら草水門や鴨川を、野鳥観察時に眺めている限りでは、鴨川の水面ははるか下にあり、とても川があふれるとは思えない水量です。

 このさくら草水門を閉めないと、鴨川側に濁流が逆流したのかもしれません・・。現在でも、Webサイト上の浸水情報は何が正しいのかよく分かりません。

 2019年6月下旬時点での桜草公園の南側に見えるさくら草水門です。



 現在のさくら草水門の状況は不明です。桜草公園辺りはまだ入ることができません。

 2019年3月下旬に、鴨川の最も下流の流れにいたミコアイサの番(つがい)です。



 日ごろは、鴨川はゆったりと流れています。

 この桜草公園のニホンサクラソウの自生地でニホンサクラソウが花をたくさん咲かせていたことは、弊ブログの2019年4月19日編をご覧ください。

(追記)「彩湖」とは、正式には荒川第一調節池(あらかわだいいちちょうせつち)と呼ばれているものです。さいたま市桜区から戸田市にかけて細長く広がっています。万が一、荒川が洪水しそうになった時に、被害を最小にするために備えた調節池として、3900万立方メートルの貯水容量を持っています。その調節池内には、貯水池である「彩湖」があります。

さいたま市緑区にある農業者トレーニングセンターの園芸植物園では、バラの花が咲いています

2019年10月18日 | 季節の移ろい
 さいたま市緑区大字大崎にあるさいたま市農業者トレーニングセンターの園芸植物園では、秋咲きのバラの花などが咲いています。

 園芸植物園は、個人住宅向けの庭をいくつも提案し、そこに植える園芸種などを展示しています。さいたま市の造園業の支援用の植物園になっています。

 10月半ばになり、秋咲きのバラの花が咲いています。

 黄色いバラの花は品種「インカ」です。ドイツが品種改良したバラです。



 白いバラの花は品種「アイスバーグ」です。これもドイツが品種改良したバラです。







 紅と白のまだら模様のバラの花もよく咲いています。





 この紅と白のまだら模様のバラの花は、品種名を示す名札が消えています。

 立派なホトトギスの花がよく咲いています。



 シュウメイギクの花もまだ咲いています。



 シュウメイギクの茎は、台風19号が吹かせた強風によって、やや斜めになっています。

 「ヤナギバヒマワリ」という花がいくらか小さい“ヒマワリ”も咲いています。



 この花は「北米原産」の園芸種だそうです。

 赤いハギの花もたくさん咲いています。やや花期が終わる時期に入っています。





 赤い花のハギは花期がやや過ぎています。下の地面に、赤い花が落ちています。

 木々もたくさん植えられ、枝などがよく剪定されています。その中の1本のハナミズキの木は赤い実をたくさん付けています。





 同時に来年の春に咲くハナミズキの花の蕾もついています。

 園芸植物園では、キンモクセイの木がオレンジ色の小さな花をたくさん咲かせています。

 農業者トレーニングセンターの園芸植物園の隣にある大崎公園では、背の高い立派な木が横倒しになっています。

 この大木は、台風19号が吹かせた強風によって倒れたようで、多くの作業員が除去作業を始めていました。