さいたま市桜区南端の荒川河川敷にある桜草公園は、10月12日の夜に荒川河川敷が濁流につかり、今でも泥だらけだそうです。
10月12日の夜に台風19号が埼玉県などの関東地方を通過し、想像を超える大雨を降らしました。
埼玉県をおおまかには北西から南東方向に流れている荒川は、広大な河川敷き一杯まで濁流が流れたそうです。
荒川の上流で合流する支流の入間川・越辺川(おっぺがわ)流域では、川越市の一部で濁流が川岸を越えて住宅地に浸水しました。
さいたま市桜区南端の荒川河川敷にある桜草公園の東南側には、かなり広大な「彩湖」(さいこ)と呼ばれる大遊水地があります。この彩湖は南東側は戸田市まで達する大きな遊水地です。
しかし、この彩湖をもってしても、桜草公園とその上流側にある県営秋ケ瀬公園が濁流に包まれました。
桜草公園の南西側には「さくら草水門」があります。このさくら草水門は、荒川に対して北東側から合流する鴨川の最終出口の水門です。
桜草公園辺りの荒川河川敷などの地図です。

この地図をもう少し拡大したものです。


鴨川には少し上流側で鵜沼排水路が合流します。この地図の右下に彩湖の北側の一部が見えています。
以前に聞いた話では、「もし鴨川の水位が上がった時には、さくら草水門を閉め、鴨川最下流側から彩湖に直接流れ込む仕組みだ」そうです(正確には、未確認情報です)。
Webサイト上の浸水情報では、このさくら草水門が閉じられたために、鴨川流域で浸水があったようです。
ふだん、さくら草水門や鴨川を、野鳥観察時に眺めている限りでは、鴨川の水面ははるか下にあり、とても川があふれるとは思えない水量です。
このさくら草水門を閉めないと、鴨川側に濁流が逆流したのかもしれません・・。現在でも、Webサイト上の浸水情報は何が正しいのかよく分かりません。
2019年6月下旬時点での桜草公園の南側に見えるさくら草水門です。

現在のさくら草水門の状況は不明です。桜草公園辺りはまだ入ることができません。
2019年3月下旬に、鴨川の最も下流の流れにいたミコアイサの番(つがい)です。

日ごろは、鴨川はゆったりと流れています。
この桜草公園のニホンサクラソウの自生地でニホンサクラソウが花をたくさん咲かせていたことは、弊ブログの2019年4月19日編をご覧ください。
(追記)「彩湖」とは、正式には荒川第一調節池(あらかわだいいちちょうせつち)と呼ばれているものです。さいたま市桜区から戸田市にかけて細長く広がっています。万が一、荒川が洪水しそうになった時に、被害を最小にするために備えた調節池として、3900万立方メートルの貯水容量を持っています。その調節池内には、貯水池である「彩湖」があります。
10月12日の夜に台風19号が埼玉県などの関東地方を通過し、想像を超える大雨を降らしました。
埼玉県をおおまかには北西から南東方向に流れている荒川は、広大な河川敷き一杯まで濁流が流れたそうです。
荒川の上流で合流する支流の入間川・越辺川(おっぺがわ)流域では、川越市の一部で濁流が川岸を越えて住宅地に浸水しました。
さいたま市桜区南端の荒川河川敷にある桜草公園の東南側には、かなり広大な「彩湖」(さいこ)と呼ばれる大遊水地があります。この彩湖は南東側は戸田市まで達する大きな遊水地です。
しかし、この彩湖をもってしても、桜草公園とその上流側にある県営秋ケ瀬公園が濁流に包まれました。
桜草公園の南西側には「さくら草水門」があります。このさくら草水門は、荒川に対して北東側から合流する鴨川の最終出口の水門です。
桜草公園辺りの荒川河川敷などの地図です。

この地図をもう少し拡大したものです。


鴨川には少し上流側で鵜沼排水路が合流します。この地図の右下に彩湖の北側の一部が見えています。
以前に聞いた話では、「もし鴨川の水位が上がった時には、さくら草水門を閉め、鴨川最下流側から彩湖に直接流れ込む仕組みだ」そうです(正確には、未確認情報です)。
Webサイト上の浸水情報では、このさくら草水門が閉じられたために、鴨川流域で浸水があったようです。
ふだん、さくら草水門や鴨川を、野鳥観察時に眺めている限りでは、鴨川の水面ははるか下にあり、とても川があふれるとは思えない水量です。
このさくら草水門を閉めないと、鴨川側に濁流が逆流したのかもしれません・・。現在でも、Webサイト上の浸水情報は何が正しいのかよく分かりません。
2019年6月下旬時点での桜草公園の南側に見えるさくら草水門です。

現在のさくら草水門の状況は不明です。桜草公園辺りはまだ入ることができません。
2019年3月下旬に、鴨川の最も下流の流れにいたミコアイサの番(つがい)です。

日ごろは、鴨川はゆったりと流れています。
この桜草公園のニホンサクラソウの自生地でニホンサクラソウが花をたくさん咲かせていたことは、弊ブログの2019年4月19日編をご覧ください。
(追記)「彩湖」とは、正式には荒川第一調節池(あらかわだいいちちょうせつち)と呼ばれているものです。さいたま市桜区から戸田市にかけて細長く広がっています。万が一、荒川が洪水しそうになった時に、被害を最小にするために備えた調節池として、3900万立方メートルの貯水容量を持っています。その調節池内には、貯水池である「彩湖」があります。