ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

埼玉県所沢市の所沢航空記念公園ではロウバイの花が満開です

2014年02月17日 | 季節の移ろい
 埼玉県所沢市の県営公園所沢航空記念公園にロウバイの花を見に行きました。

 日本庭園・茶室のすぐ隣りにあるロウバイ園では、ロウバイの花がちょうど満開です。見ごろです。ただし、地面はまだ雪で覆われています。





 ロウバイの花は満開なので、周囲に独特の薫りを漂わせています。






 2月15日から16日までに大雪を降らせ強風をもたらした南岸低気圧が関東圏を通過したため、ある種の“台風一過”となって青空が広がり、その陽光を受けてロウバイの花がきれいです。

 所沢航空記念公園のロウバイ園はシシンロウバイとマンゲツロウバイが30本ほど植えられています。

 シシンロウバイとマンゲツロウバイの見分け方が表示されているのですが、その違いは実はあまりよく分かりませんでした。たまたま特徴が分からなくなっているためか、交配が進んだためなのかかよく分かりません。

 2月15日金曜日に降り積もった雪は、まだ積雪20センチメートル弱で、公園内はほとんどが銀世界です。歩道にもかなりの積雪量があり、たぶん園内の見回り・確認などで走った軽トラックの轍(わだち)の後を歩いて移動します。

 所々に、水深10数センチメートルのシャーベット状になっている水たまりができています。歩道も緩やかな斜面の中のいくらか“低地”に水たまりができていて、進路を塞ぎます。

 この航空公園は、1911年に開設された、日本で最初の飛行場である所沢飛行場の跡地に整備された県営公園です。埼玉県で一番広い県営公園で、広さ約50へクタールです。

 雑木林と芝生風の草原が混在し、休日になると、散歩やランニング、草サッカーなどを楽しむ人々で賑わいます。公園内には、野外ステージやテニスコート、野球場やドッグランなどの施設が整っています。このため、ふだんの日曜日・休日には少し並ばないと数個設けられた駐車場には入いることができません。

 2月16日日曜日の昼間は園内も駐車場もほとんど除雪されていないために、散策する方が少しいるだけです。多くの方が長靴などの“雪靴”を履いて歩いています。

 公園の方によると、普通のタイヤをつけた自動車は動けなくなり、前日からそのままの車も数台いるとのことです。

 所沢飛行場の跡地として航空記念公園と名付けられているため、飛行機が数台展示されています。公園の中央部には航空自衛隊の「C-46A輸送機」が展示されています。ここは滑走路をイメージした部分のようです。



 所沢航空公園には、梅林もありウメの花が咲いているのですが、今回は積雪に阻まれて近づくことができませんでした。

2014年2月15日早朝は関東圏は大雪になり、一面の銀世界になっています

2014年02月15日 | 日記
 2014年2月15日は起きてみると、窓の外は一面の雪景色でした。1週間前の2月8日の土曜日よりも積雪量は見た目は多い感じです。

 雪は昨日14日午前から降り始めましたが、夕方までは道路にはあまり積雪せずに、溜まった熱量で溶けていました。しかし、日が沈むころから、急に積雪し始め、みるみる内に、雪が溜まり始めました。

 昨日2月14日夜のテレビニュースでの天気予報では、「関東・甲信越地方は今日15日は雨になる可能性もあり、積雪量はどうなるかは分からないが、大雪の可能性がある」と伝えていました。ただし、風は強く、荒れた天気になるとのことでした。

 昨日14日午後9時時点の天気図をみると、また本州の南岸沿いを低気圧が東に進む気圧配置です。



 14日夜のテレビニュースは、「この低気圧によって雲が本州全体にかかり、大雪を降らせている、あるいはこれから降らせる」と伝えています。

 1週間前の気圧配置が繰り返されるということは、日本の春の三寒四温になり始めているということなのでしょうか。春の移動性高気圧が丁度7日かけて日本列島を移動する時期に入っているのかも知れません。

 東京都心では、2月15日早朝のテレビニュースは、「午前0時35分ごろに、川崎市中原区の東急東横線の元住吉駅の下り線ホームで停車中の電車に後続の電車が追突し、脱線した」と報じています。降雪がひどく、前に停車中の電車がよく見えなかったのが原因だそうです。

 首都圏の高速道路もかなり閉鎖されています。野菜などの生活物資の物流(ロジスティク)にまた大きな影響が出そうです。昨日のテレビニュースでは、「畑に降雪すると、野菜の収穫ができなくなり、野菜の流通量が大幅に減る」と伝えていました。

 午後は時々、晴れ間が広がって日が差しました。気温も上がり、積もった雪がどんどん溶けています。目の前に見えるお隣の家の屋根に積もった雪もずり落ちてきました。



 周囲の道路も雪解けの水がいくらか溜まり、歩きにくい感じです。今夜冷え込むと、この溶けた水が凍って歩きにくくなりそうです。道路を通る自動車はあまり雪対応(チェーンかスタッドレスタイヤ)をしていないようです。これから道路表面が凍り始めると危険です。

 明日の朝は積もった雪がどのようになっているのか心配です。

JR川崎駅の商業施設「ラゾーナ川崎プラザ」の街づくりが完成したようです

2014年02月14日 | 日記
 JR川崎駅の西口にある大型複合商業施設「ラゾーナ川崎プラザ」の横に、東芝というロゴが入ったビルが完成し、西口側の施設開発は一段落した感じです。

 ラゾーナ川崎プラザは2006年9月28日に開業し、魅力的なブランドのショップが勢揃いしました。「LAZONA(ラゾーナ)」とは、スペイン語の「Lazo」(絆)と「Zona」(地域)を合わせた造語で、「土地と社会、人と自然、そして人と人とのつながり」を表しているそうです。

 この大型複合商業施設「ラゾーナ川崎プラザ」は平日でも多くの買い物客を集めている横浜・川崎地域では人気の高いショッピングモールです。



 ここは元々は東芝川崎事業所(旧・堀川町工場)があった土地です。



 そして実は、ここは元々は東芝の本社・本店があった土地です。2000年に東芝が川崎事業所を閉鎖し、一時は更地になっていました。

 JR東海道線・横須賀線のいくつかの駅前は、以前は製造業の工場などがあった場所が次々と大型のショッピングモール・センターに変わっています。

 例えば、JR辻堂駅の北口側は関東特殊製鋼の工場跡地に、大規模商業施設「テラスモール湘南」が2011年11月にオープンしています。湘南エリア最大の商業施設を謳っています。

 JR東海道線は20年ぐらい前は、車窓から大きな工場がいくつも見えたのですが、最近は大型の商業施設が目立ちます。日本の製造業は事業収益が上がらないために、主要駅近くの土地価格が上がった場所を売って、ひなびた土地に工場を移転するケースが増えています。

 東京都心でもJR品川駅の海側は以前は工場が多い地域でしたが、最近は超高層のオフィスビルと商業施設が乱立しています。なんとなく、日本の製造業の行く末を示す風景です。

ミステリー作家の東野圭吾さんの新刊「疾風ロンド」を読み終えました

2014年02月13日 | 
 人気ミステリー作家の東野圭吾さんの新刊「疾風ロンド」を読み終えました。この本は2013年11月25日に実業之日本が発行した“書き下ろし”の文庫本です。現時点では100万部売れたとうたっています。

 人気が高い東野圭吾さんの書き下ろしが文庫本という“お求めやすい”価格で読めるという売り文句がヒットにつながっているようです。

 この文庫本「疾風ロンド」は実業之日本での“書き下ろし”文庫本の第二弾です。



 第一弾は「白銀ジャック」(2010年10月発行)です。この白銀ジャックの舞台である長野県の“里沢温泉スキー場”(野沢温泉がモデルと推定されています)が今回も主な舞台です。そして、第一弾「白銀ジャック」と同様に、ここで働く根津昌平というスキー場パトロール隊員などの管理業務職員の男性と、瀬利千晶というスノーボード愛好家の二人が話の進行役です。

 この点は「白銀ジャック」と同じなので、今後も続くとうわされています。つまり“書き下ろし”の文庫本としてのシリーズ化するとのうわさです。

 この大自然に囲まれた里沢温泉スキー場を舞台に、とんでもない大事件が起こる点も同じです。今回はある大学の研究所から盗み出された「生物兵器」のウイルスがスキー場近くに隠され、犯人から「3億円を払え」と要求されます。ところが、この犯人は高速道路の事故であっさり亡くなり、その隠し場所が分からなくなります。

 今回は、その脅迫された大学研究所の上司から生物兵器の回収を命じられたサラリーマン研究員が、スノーボード名人の息子と一緒にスキー場で生物兵器を秘かに探す話です。

 いろいろな人物が登場し、はらはらドキドキする物語です。とても読みやすいですが、何となく文章を軽く書いている感じがします。相変わらず文章はうまいのですが、それほど小難しいエピソードも伏線もありません。

 微妙ないい方ですが、通勤や通学時に気楽に読める娯楽ものに徹しています。この点が、熱烈な東野圭吾ファンからみると、冒険活劇話のはらはらドキドキ優先か、ミステリーとしてのこくの部分が軽いという不満かに読後の感想は分かれるようです。

 今回の小説は、サラリーマンとして家庭を顧みず、男子の子供とも親子の会話もほとんどなく研究第一で過ごした父親が、スキー場で子供と親子の絆を深める話が第二テーマのようです。なんとなく、高校生向けの“ジュニア小説”の雰囲気の“娯楽快作”です。でも、いつもの伏線を緻密にはるミステリー小説とは異なります。

 東野圭吾さんは初期に「鳥人計画」というスキージャンプ競技をテーマにした小説を書いています。かなりのスキー好きのようです。現在はスノーボードを楽しんでいると想像しています。かなり名人ではと感じます。

 今回、東野圭吾さんの「疾風ロンド」を急遽読んだきっかけは、弊ブログで2014年2月9日編に書いた「日本の小説、スピード翻訳」の中で「新刊『疾風ロンド』(発行は実業之日本)が、2014年1月に韓国で韓国版が上梓されたという記事を読み、この「疾風ロンド」を購入したまま放置してあることを思い出したからです。単なる衝動読みです。


日立製作所デザイン本部が目指すエクスペリエンスデザインの話の続きです

2014年02月12日 | イノベーション
 日立製作所のデザイン本部が目指す“エクスペリエンスデザイン”についてお伺した話の続きです。

 デザイン本部の仕事の内容は、2000年過ぎからサービスデザインが増え始めたそうです。日立製作所が主力事業とする社会イノベーション事業では、デザインの役割は「イノベーションの創出」を担うことに進化していると説明します。

 こうした「イノベーションの創出」を担うデザインは“エクスペリエンスデザイン”(Experience Design)によってサービスデザインが実現すると読み解きました。

 エクスペリエンスデザインとは、日立のデザイン本部のWebサイトによると「お客さまの経験価値をデザインする」と説明されています。そして、エクスペリエンスデザインはまだ進化しているようです。



 日立製作所の情報・通信システム社のシステム開発標準技法の「HIPACE」を基に、エクスペリエンスデザイン技術を取り入れて体系化したのがエクスペリエンスデザイン指向アプローチになったそうです。

 まず「現状把握」し「将来像を検討」し「実現性検証」の各プロセスにエクスペリエンスデザイン技術を活用する方法だそうです。



 「現状把握」には文化人類学などで使うエスノグラフィー調査(フィールド調査です)をし、関係者・ユーザーにデプスインタビューをして現状課題を把握し、課題を抽出します。

 この現状把握結果を基に、経験価値を重視した新業務(サービス)の「あるべき姿を検討」し、「改革の方向性を抽出」します。こうした作業では「エクスペリエンステーブル」という手法を使うそうです。

 「改革の方向性を抽出」を基に「業務の実現性検証」をし、その中で費用対効果を検証し、「基本構想書・計画書をまとめる」そうです。

 こうしたエクスペリエンスデザイン指向アプローチの実践から、エクスペリエンスデザインは「Deep Inquiry」「Ideation」「Prototyping」「Realization」の4つを回す過程として考えられるようになったそうです。そして、将来ニーズを描き、サービスをデザインする「ビジョンデザイン」にたどり着いたそうです(英語でしか表現できないことに、日本語の限界も少し感じますが、思考の途中なのかもしれないとも感じています)。

 「ビジョンデザイン」は「将来の潮流を把握し、それらが解決された社会の姿を生活者(ユーザー)の視点で詳しく描く」ことだそうです。「関係者が開発の目的と方針を共有するための方法論」だそうです。

 日立製作所では今後、社会イノベーション事業を推進するために、将来の望ましい社会の姿とは何か、どのような価値を提供したのかを、デザイン本部の担当者と当該事業部とで考え、事業戦略・事業企画をつくるそうです。

 このための準備として、デザイン本部は潮流の把握として「2025年の人の課題」を把握するために25個の「きざし」を苦労してまとめ、Webサイトに公表しています。

 「きざし」の観点を踏まえ、社会の姿を疑似体験する「ビジョン映像」をつくり、発信しているとのことです。

 日立製作所が最近力を入れているヘルスケア事業のために「ヘルスケアビジョンデザイン」の「ビジョン映像」を作成したようです。