今朝方、神戸に住む弟からメールが届いた。
「地震心配ない」と。
すぐテレビをつけて確認。
NHK放送は地震の情報を続けて流していた。
場所が以前大きな震災被害に見舞われた阪神淡路の地域。「またか」
今回は淡路島が震源という。震度6弱。
私がこれまで経験したことのない揺れだ。人生で最大の地震といっても震度4くらい。これが6となると恐怖で脚が竦むだろう。
日本列島、今やどこで大震災が起きてもおかしくないような状況といえるのではないかー
テレビを見ながら枕元に置いていた本を開いたら、ちょうど良寛が三条大地震の際に書いた手紙の部分が開かれた。
「災難に逢う時節には災難に逢うがよく候。死ぬ時節には死ぬがよく候。是はこれ災難をのがるゝ妙法にて候。」
ここまで達観できるものではない。不意に襲う災害で命を落とすことはやはり不幸
日本ではいつ起こるかわからない災害に備えて事前準備をしておくことは肝要なり。
我が村でも去年雨による大災害が起こった。緊急避難勧告が発令されたまではよかった。しかし、どこへ?どのルートで?なにも具体的な指示がない状況で時間90~100mmという豪雨の中、避難なんてできるわけがない。一番近い公民館は古い建物、そこよりか我が家の方が安全と思える。
役場に電話で言った「公的施設は緊急を要する場合、すべて開放して避難所に設定したらどうか?」
これの返事はなかった。
今に至るまで緊急時、どこへ?どのルートで逃げればいい?という具体策の提示がない。この村、外輪山の山麓が住宅地として開発され、移住してきた村民が増えている。大地震の際、がけ崩れ、落石、道路崩壊、建築物の破壊等考えられるが、どうも行政だけは蚊帳の外らしい。住民の声が行政に反映されない。
自然を犠牲にしながら(水俣や福島を考えればわかる)工業・経済が発展して、繁栄を謳歌している日本人に対して、大いなる自然「サムティンググレイト」が警鐘を発しているのかもしれない。