ポジショニング戦略[新版] | |
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海と月社 |
<ポジショニングの種類>
4.
商品特性によるポジショニング
価格によるポジショニング
販路によるポジショニング
広告によるポジショニング
→12.ポジショニングとは、商品そのものに手を加えるわけではない。消費者の頭の中に、商品を位置づけるのだ。
<ポジショニングの方法>43
①対抗型ポジショニング
例「エイビスはレンタカー界のナンバー2です。だからこそ、一層の努力を重ねています」→1位への対抗
②◯◯ではない方ポジショニング
例セブンアップ、ペプシがコーラではないという認識を持たせるマーケティング→あなたが見つめるべきは、消費者の頭の中だ。45
10.問題なのはコミュニケーションに費やす時間でも量でもない。
どのようにコミュニケーションを取るか、なのである。
15.何であれ、情報社会で成功するためには現実に即していなければならない。「現実=リアリティ」とは「消費者の頭の中に既にあるもの」だ。
→ポジショニングの基本手法は、「消費者の頭の中に既にあるイメージを操作し、それを商品に結びつける」というものだ。
17.情報社会でベストなコミュニケーション法、それはメッセージを単純にすることだ。→研ぎすまされたメッセージでなければ、消費者の頭の中に食い込めない。
18.商品でも、自分自身でも、長所を人に伝えようと思ったら、ものごとを「反対から」見る習慣をつけること。
正解は相手の頭の中に求めるのだ。
人々がメッセージをどう受け取るかに求めるのだ。
23.情報渋滞にある消費者の頭の中に切り込んでいくには、ポジショニングしか道はない。
27.情報社会では、コミュニケーション以上に重要なものはない。
→消費者の頭の中に入り込む簡単な方法は、一番乗りすることだ。
28.
消費者の頭の中に消えないメッセージを刻み込むために最初に考えるべきことは、メッセージの内容では無い。消費者の頭の中の状態だ。まっさらな心、他のブランドに汚されていない未踏の心が望ましい。
★ どうやって一番乗りできるか?一番乗りの印象を残せるか?
→34.消費者の頭に最初に入っていくことが不可欠
→37.今日では、市場もクリエイティビティも、メッセージを伝える上ではじゃまなだけだ。消費者の頭の中に届くのは、研ぎすまされた簡潔なメッセージだけである。
39.あらゆる広告が目指す目標の1つは、「期待をかきたてる」ことだ。「その商品やサービスはアナタが期待する奇跡のような役割をはたしますよ」という幻想をつくり出す。しかも速やかに。それが広告だ。
63.企業の実力を生み出したのは、商品の持つ力であり、商品の力であり、商品の力とは商品が消費者の頭の中に確立したポジションから生まれる。
69.<追いかける側の勝ち方とは>
勝利を得るためには、他のブランドが市場リーダーになるチャンスをつかむ前に売り出すこと。同時に大々的な広告・販促キャンペーンを展開し、優れた商品名を付けることが不可欠だ。それなのに、たいていは逆のことをしてしまう。
81.<自分で穴=ニーズの空いた場所>
マーケティング戦略の基本中の基本、それは、「ライバルのポジションを崩す」である。
入り込める穴は滅多に無い。だから、ライバルが既に消費者の頭の中に築いているポジションを変え、自分で穴をつくり出すのだ。言い換えれば、新しいアイデアや商品を消費者の頭の中に持ち込むために、まず古いアイデアや商品を取り除く必要がある、ということだ。
<ネーミング>
92.名前とは、消費者の頭の中にある商品のはしごにブランドの看板を引っ掛けるフックである。ポジショニングの時代にあって、最も重要なマーケティング上の決断とは、ネーミングだ。
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名前選びは、カーレースに似ている。勝つためには、ぎりぎりの線を突かねばならない。ほとんで一般名詞だが完全に一般名詞ではない、という名前を選びぬくのだ。
126.シーソーの原則
2つのことなる商品に同じ名前はつけられない。片方の売上が上がれば、もう片方は下がる。
▶新商品には新名称が鉄則
↓
133.商品名とは、ナイフの先端のようなものである。頭の中に切り込み、メッセージを貫通させる。適正な名前をつければ、その商品は消費者の頭の穴を埋め、そこに留まりつづける。
176.標的が明確になれば、ポジショニングはさほど困難ではない。
191.ポジショニングの問題を解決したいなら、商品ではなく、消費者の頭の中を見つめよ。
206.ポジショニング理論に従うなら、人々が抱いているイメージを活用すべきだ。
▶よいポジショニング戦略は、会社全体に行きわたっていく。旗印を掲げ、それに社員が従ってくれば、勝利は必ず我がものとなる。
231.消費者の無関心の心の壁を突き崩したいなら、何が何でもひとつに絞りきらなければならない。
250.ポジショニングとは、累積的なコンセプトである。長期的に広告しつづけてこそ効果が出る。何年間も同じことをし続けなければ意味が無い。
262.広告は本来、それ自体が戦略だと言えるくらいシンプルであるべきものだ。
267.既に強力なポジションを確立したライバルに正面攻撃を挑んでも、消費者の頭の中を巡る戦争には勝てない。迂回してもいい。潜行してもいい。直接対決だけは絶対に避けるべきだ。