本の読み方の設計図。

本の構造を明らかにしていく。
論拠・主張

論証=事例、引用。

戦略は語りたい面白いもの

2014-01-04 23:36:36 | 進化。2013。2014。脱皮。
ストーリーとしての競争戦略 (Hitotsubashi Business Review Books)
クリエーター情報なし
東洋経済新報社

第一章:戦略はストーリー
●自身のビジネスならどのようなストーリーが描けるか?

優れた戦略の条件とは:戦略がストーリーになっているか→優れた戦略とは思わず人に話したくなるような面白いストーリー

優れた戦略は、戦略を構成する要素が絡み合って、全体としてゴールに向かって動いていくイメージが動画のように見えてくる。全体の動きと流れが生き生きと浮かび上がってくる。之がストーリーがあるということ。
大きな成功を収め、その成功を持続している企業は、戦略が流れと動きを持ったストーリーとして組み立てられているという点で共通しています。戦略とは、必要に迫られて、難しい顔をしながら仕方なく作らされる者ではなく、だれかに話したくてたまらなくなるような、面白いストーリーであるべきです。

◯戦略にとって肝心要の因果論理/「何を」「どのように」とその背後にある「なぜ」
ストーリーの駆動力となる因果論理
重要なのは論理

優れた実務家は、必ずと行っていいほど何らかのフォームを持ち、それを野生の勘の源泉として大切にしているはずです。学者の言う「理論」ではありませんが、その人に固有の志向や判断の基準があるのです。4㌻

ビジネスのもろもろのうち二割は、やはり何らかの理屈で動いている。5㌻

<優れた戦略ストーリーの論理を明らかにする>
新しい視界や視点を獲得すれば、背中を一押しされるようにアクションを自然と生まれるものです。この意味で「論理ほど実践的なものはない」と私は確信しています。11㌻

戦略の本質:「違いをつくって、つなげる」
戦略の神髄はシンセシス(綜合)にあり、アナリシス(分析)の発想と相容れない
▶戦略は部署でなくて人が担う
▶戦略は文脈に埋め込まれたシンセシス
▶競争戦略は、「誰に」「何を」「どうやって」提供するのかについての企業の様々な打手で構成されています。戦略は競合他社との違いをつくることです。
ストーリーとしての競争戦略は、様々な打手を互いに結びつけ、顧客へのユニークな価値提供とその結果として生まれる利益に向かって駆動していく論理に注目します。
ストーリーとしての競争戦略とは、「勝負を決定的に左右するのは戦略の流れと動きである」という思考様式である。

★戦略は面白い「お話」であるべき
ストーリーの面白さは、戦略の実行に関わる社内の人々を付きごかす最上のエンジンになります。48㌻
ストーリーの共有は勝負を総力戦にもちこむための条件として大切です。51㌻
まずは、心底面白いと自分で思える、思わず周囲の人々に話したくなる。戦略とは本来そういうものである。

成熟した環境下ではなかなか、画期的な新商品まだ誰も参入していない成長性の高いセグメントというのは難しい。だからこそ、ストーリーという一つ上位レベルに次数を繰り上げた差別化が求められる。

日本の企業は、
「ユニクロでは、『それはお客さまに何をもたらすのか』という基準が、商品、売り場、サービスなど販売に関わる活動は勿論、経営計画や管理部門のあらゆる施作にも適用」61㌻というように、価値のアウトプットに人々のアイデンティティがある。それゆえ戦略ストーリーを組織の人々で広く共有することがより重要に異なる。
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地域を元気づける仕事とは

2014-01-04 18:35:26 | 進化。2013。2014。脱皮。
地域をプロデュースする仕事
クリエーター情報なし
英治出版

<成功のカギを握る「地域プロデューサー」>
:地域の皆さんから本当にやりたいことを引き出して整理・編集し、関係者のコミュニケーションや意思決定を促し、想いを紡ぎながら目標に向かってプロジェクト全体をコーディネートしていくような存在です。 13㌻

→まだ世に出ていないものを上手に出していく
→特定の個人というよりもプロジェクトにおけるひとつの必須機能
→地域プロデューサーは、プロジェクト全体を設計し、様々な専門家を集めてコーディネートし、進行を調整するのが役目であり、人脈の広さや交渉力、調整力が不可欠
→地域プロデューサーに必要な第一の姿勢は黒子に徹すること。主役はあくまで地域の皆様。

地域プロデューサーは、地元の方から何をしたいのかを徹底的に引き出すことから始まります。
「自分たちのアイデンティティは何か、将来どうなりたいのか、それを自分たちの言葉で語れるようになってください」といつも参加者に伝えている。

●地場産業と物語
「地域振興の『モノづくり』には最初から『分厚いストーリー』があるのです。あとはそれをどう編集し、具体的な商品に落とし込み、ユーザーに訴求するかを考えればいいのです。」(200㌻)
▶地域にはもともと物語がある。
▶「モノづくり」にあたって必要なのは、まず関係者の想いを引き出すこと
ターゲットにはどんな人になってほしいか?

<コミュニケーションを編集する>
<ソリューションフォーカスアプローチ>
過去や現在どうあったかということより、「こんなものがあったらいいな」「こんあことができたらいいな」という心がワクワクするイメージを描き、そこへ到達するにはどうすればいいかということ。そこへ到達するにはどうすればいいかを逆算し調整しながら具体的な行動に落とし込んでいく。207㌻

●地場産業とひと
いったん生まれた地域独自の商品やサービスが将来にわたって競争力を保つためには、それぞれの地域に根ざした担い手が必要です。さらにいえば、少数のリーダーや担当者がプロジェクトを引っぱるだけでなく、地域全体の関心と理解がかかせません。(201㌻)

補足:
ソーシャルデザインということばが叫ばれて久しいが、地域活性、地域プロデュースというのは、
地域に残る原風景を全国にニーズに即したカタチで残していくということではないかと思う。

本書の3章の「半島地域こう竜瑀条件整備モデル事業」のプロデューサー梅原真氏のインタビューが面白い。
引用:http://colocal.jp/topics/think-japan/innovators-intaview/20130225_15709.html


「問題解決するひと」がデザイナー
「考え方をデザインしていく」
「デザインで風景を保つことができる」

●観光客を呼ぶには?
観光客を呼ぶにはそれぞれに地域にどんな魅力があるのか、どんな状況なのかを把握してからでないと。
→ツーリズム、生活体験、地域振興ボランティア
・地域振興ボランティア
:半島や離島は「ハンディキャップ地域」などと呼ばれ、交通や生活の便が悪く過疎化している。それでも先祖のお墓や受け継いだ土地、家屋を守るために住み続けている人がいて、地元に対する想いを大切にしている。
→もっと直接的に地域の課題を解決するために行うのがボランティア
cf.能登半島のキリコ祭りでの人手不足を補うためのボランティア 86㌻

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1月3日(金)のつぶやき

2014-01-04 06:26:20 | 進化。2013。2014。脱皮。

年収1億円手帳/人生を楽しくプランニングする技術 blog.goo.ne.jp/masaomi_soda/e…


頑張ったって仕方ないんだ結果を出さないとな!!


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